前回の重慶訪問時の火鍋では完全に裏切られた微辛ですが→これぞ本場の微辛、今回は確かに微辛でした。

火入れの前の鍋底は固形。牛脂がベースとなっており、花椒と唐辛子の麻辣が強烈です。9マスに区切るのも面白いです。

油で辛さを流し落としながら食べるのが重慶火鍋スタイル。
前回は鍋の蒸気を吸っただけで呼吸が止まるレベルでしたが、今回十分に耐えられたのは、単に状態異常の耐性スキルがついてきただけなのか、どうなのか。。

この新鮮なセンマイのしゃぶしゃぶ感がたまらないのですが、冷静に具材を見回すと結構内臓系が多めで苦手な人もいるかも。ある意味闇鍋的な感じがするのも重慶火鍋の特徴。
重慶以外で記憶に残っている火鍋といえば・・銅製の煙突付き鍋で羊肉の薄切りを頂く北京系火鍋、キノコたっぷりの雲南系火鍋。酸味を効かせた貴州系の火鍋に海南系の椰子鶏火鍋・・北京を除けば、全て近所のお店で食べたものですが。。広東系の白湯スープの上品な火鍋や、牛肉火鍋にはまだ出会えていませんので、これからの邂逅が楽しみです。是非、ご当地で食べたい。
そして重要な学びの一つは、火鍋って、別に全部が辛いわけではないんです。なんとなく語感的に辛そうな印象ですが、火にかけた鍋だから、火鍋。料理としての鍋の総称、ただの鍋なんです。
そんなことをしみじみと思うのも、中国に暮らす醍醐味です。
食は広州にあり、中国の食文化を語る際によく聞く言葉ですよね。先日、自らの舌をもって体験してきましたので備忘メモ。
そもそもは「生在蘇州、穿在杭州、食在広州、死在柳州」(生まれるなら蘇州、着るなら杭州、食べるなら広州、死ぬなら柳州)という中国の諺の対句が元になっているようです。

(中華の鉄人っぽい感じのお店にも行きました。食神様?)
山海の食材が一年中豊富に手に入る土地柄で素材の多様性が料理の幅を生み出したとか。四つ足はテーブル以外なんでも食べるという広東人の食への貪欲さを表す言葉も有名ですよね。

あっさりしたスープから始まる宴席は素材の質がそのままでる繊細な味付けのものが多かった気がします。

川魚の刺身を中華風カルパッチョのように仕上げた名物料理の魚生は珍しい味わいでした。縁起物の料理だそうです。日本の醤油とわさびでいただく刺身に比べると、大量の薬味と油と塩で頂く味わいの違いは、そのまんま日本と中国の違いのようにも思いました。若干、川魚を生で食べて大丈夫かな・・と思いつつ爆食。

朝から皆で元気に頂く早茶は、まさに私の中での飲茶の世界。香港のようにワゴンから選ぶスタイルではなかったですが、どの料理も美味しかった。(朝から食べ過ぎで、苦しかったですが)

そして根っからのB級グルメ志向の私の胃袋が掴まれたのが、こちらの豚足のぶっかけ飯、猪脚飯。豚足だけじゃなく、豚肉、豚の内臓や煮卵もセットにしての、全部乗せ。豚も四つ足で生まれたばっかりに食べられてしまったか。

激ウマでした。また、行きたいぞ、広州。
中国赴任ならば避けては通れない企画、34省級行政区どれだけいけるかな!?、略して、34どれだけ!?(略す意味あるか?)。
今後細々と、あまりリアルタイムでもなく、不定期で更新していきたいと思います。今回、特に数値目標はありません。過去に米国駐在した際の、アメリカ何州いけるかなと発想が同じですが、そのために各地を精力的に回るほどアクティブではないインドアの自分が健在です。(→結局、ちょうど半分の25州でした)

(天津甘栗の存在を実地で確認。こういうミッション大好き)
さて、あとは仕事で行けそうな地域は限られてくるので、旅行で家族を説得出来るかにかかってきます。まずは週末に1泊2日程度で行けるところから、ですかね。
あとは香港ディズニーとマカオの組み合わせはマスト。
◉ 34省級行政区、どれだけいけるかな(12/34)
省(23省)
☐ 河北省 ☐ 山西省 ☐ 遼寧省 ✅ 吉林省 ☐ 黒竜江省 ✅ 江蘇省 ✅ 浙江省 ☐ 安徽省 ☐ 福建省 ☐ 江西省 ✅ 山東省 ☐ 河南省 ☐ 湖北省 ☐ 湖南省 ✅ 広東省 ☐ 海南省 ✅ 四川省 ☐ 貴州省 ☐ 雲南省 ☐ 陝西省 ✅ 甘粛省 ☐ 青海省 ☐ 台湾省
直轄市(4市)
✅ 北京市 ✅ 天津市 ✅ 上海市 ✅ 重慶市
自治区(5区)
☐ 内モンゴル ☐ 広西 ☐ チベット ☐ 寧夏 ✅ 新疆
特別行政区(2区)
☐ 香港 ☐ マカオ
次女の誕生日。どうしたい?と問うと、観光地定番の歴史衣装を着てみたいなーとのこと。長女が初ギターを欲しがったのと対照的で、それぞれの個性が出ていて良いなと嬉しくなります。

家族4人で700元=15,000円ほど。
気に入った時代の衣装を皆で選び、化粧とセットをしたら街に繰り出して、食事をしたり、撮影をしたりして楽しむスタイル。我が家のレディース達は宋の時代の衣装を選んでおりました。男子は選択肢はほぼ無いので色と質感で決定。
私はなんとなく観光地定番の中華コスプレと呼んでおりましたが、妻の中国語の先生に言わせると、あれをコスプレとは呼んではいけないとのこと。確かに日本で着物を着ることをコスプレとは呼びませんし、しいていうなら日光江戸村のように変身とでも呼べばいいのか。
いずれにせよ、歴史的装束を嗜むのと、アニメや漫画キャラのコスプレと一緒にするな・・との愛あるご指導と受け取りました。

(コスプレおじさんにしか見えんが・・)
妻と娘達が、それはそれは素晴らしく着飾っていたのですが、ブログに載せたのがバレると怒られるので私限定で失礼します。
街中をぶらついているとカメラマンの客引き達が寄ってきて、1カット20元で川沿いの映えスポットで撮影もしてもらいました。やっぱり良い思い出画像を残したかったので助かりました。
なお、家庭教師のチン先生からは「似合ってなーい!」と笑われ、「宗よりも明の時代の服の方が似合うと思う」と。一瞥しただけで時代がわかるものなんですか、、恐るべし。
日本では、餃子といえば焼き餃子ですが、中国では水餃子。華北・東北地方が発祥のようです。北方の小麦食文化圏のスター。

中身の餡は多彩で、豚肉を主軸に、白菜、キャベツ、ニラ、セロリ、海老なんかも使ったりして、色々な組み合わせが存在します。にんにくは必ずしも餡の中には入っておらず、各自のタレの中で調整する様子。これは火鍋でも一緒ですね。

つけだれは各人の好みですが、私は周りに倣って黒酢+にんにくで食べるのが新たな好みに。日本的なポン酢でさっぱり頂くのもやっぱり合います。日本のように何でも醤油を主軸ではないというか、醤油の存在感が全体的に低めかも。
日本では餃子定食というのがあって、焼き餃子で白米を食べるんだよと話すと皆さん驚きます。主食で主食を食べるように聞こえるみたい。私が昔ラーメンライスとか、お好み焼き定食という存在に違和感を覚えたのと同じ感覚の様子。
なんとなく形が昔の銀貨に似ており、年越しの春節の縁起物なんだとか。ほんと、お金にまつわる縁起物が好きですよね、中国。
餃子、チャオズといえば、鶴山人の弟子で兄弟子は天津飯。当時は全くわかっていなかったけど、実はドラゴンボールの作中では沢山中国語が使われており、思い返すと楽しいです。
とうとう羊の丸焼き。

(正確には、子羊の丸焼き)
もともとイメージしてたのは、東北地方や内モンゴルの名物料理だったのですが、本日の店主は意外にも北京出身だとか。羊の丸焼きスタイルにも幾つか流派があるそうで、同業者の中では横のつながりもあるそうです。

クリスピーに焼き上げられた羊の皮と薄い肉を北京ダックのように頂きます。部位によって脂分の具合も違って楽しい。
8人で完食できました。少し脂っぽい羊の丸焼きを楽しんだ後は隣の席に移動してさっぱりした野菜鍋でバランスもバッチリ。これ、友人家族も誘って是非また来たいと思いました。
後日調べてみると、羊の丸焼き、烤全羊(kǎo quán yáng)は主に内モンゴル・新疆などの遊牧文化圏の料理。若い羊を丸ごと下処理して、香辛料や塩とクミン、唐辛子のシンプルな味付けで数時間かけて焼き上げるそうです。
昔々、ヒューストンの東北地方の中華料理の店のメニューに羊の丸焼きを発見して、是非食べてみたいなぁと思った夢が8年越しで叶いました。(→ベルエアで中華〜東北人)
麻辣の四川、甘い蘇州、そして北方の豪快な羊、本当にバラエティに富んでいます、奥深い中華の世界。
ご近所旅行で、愛読していたnoteで紹介されていた深夜食堂へ。(→中国が誇る美食の宝庫・揚州には、最高の炒飯と深夜食堂がある)

店の前にどんどんと色々な料理の皿が積み上げられていく中で、お客さん達が思い思いに好きな料理をとっていくブッフェスタイル。麺類は茹でたてなので、麺番のおばさんに注文が必要。

この日は小雨が降っていたので屋内で食べましたが、晴れていれば野外席で食べるのが基本のようです。なんともワイルド。

ちょっと画像がわかりづらいですが、絶品とおすすめされていたレバニラを主軸として、肉、野菜、麺にご飯と幾つか選択。(リンク先のnote記事、綺麗に纏められているので分かりやすい)
一気に10人分ぐらいの炒め物を作り上げる巨大な中華鍋と猛火。それはそれは凄い調理風景でした。味付けなんかも超豪快。よく、あんなんで味が決まるよな、、と感動しました。記事にもある通り、たくさん作ることで美味しくなるのは給食センターのカレー理論と通じるところがあるのでしょうか。
私が興奮する一方で、妻子達はタライでの洗い物にドン引きしてましたが・・私が平日の昼に食事している一杯飯屋も同レベルの衛生環境であることは黙っておこうと思いました。
江蘇省の蘇州で出会った麺がどこか懐かしかったので備忘録。

豚骨、タウナギの骨、海老の殻などを長時間炊いた出汁に醤油をあわせた優しい味。ほんのり甘味が感じられました。辛さや痺れで攻めてくる四川とは随分違う味の世界。ホント奥深い中華。

(これは麺じゃなく、重慶の辛い汁に浸かった雲呑)
帰宅後に振り返って調べてみると、澆頭(ジャオトウ)と、头汤面(トウタンミェン)という概念を知りました。
澆頭は、麺の上にのせる、あるいは別皿で添えるトッピングの具のことで、蘇州の麺屋はこの澆頭の種類が驚く豊富だそうです。うわー気が付かなかった!次こそは試さないと。
そして头汤面。これはその日一番最初に茹でた湯で作る麺のことだそうで、麺の茹で湯は徐々に釜の湯に小麦粉が溶け出し濁り、麺に粉臭さがうつるので、早朝の一杯こそ最上という概念なのだとか。食通が拘る世界観とかありそうで、これも楽しい。
食いしん坊の私としては、食の話題こそ中国語で掘り下げたい、興味のある方向。
出張で各地に泊まる機会があります。
これまでの実感では、宿泊代の相場は500元前後。上海や北京市内となるともう少し高くなる感じです。
わりと小綺麗なビジネスホテルが1泊で500元前後、約1.2万円程度で泊まれるというのは、宿代だけで見れば中国は最近の日本より割安な感じがします。
そして、国内移動のフライト代は結構お高いけど、高鉄の代金はかなりお得・・。なるほど、国内観光客が溢れかえるはずだ。


ホテル選び・・迷ったら安定安心の华住会系列の宿と決めておりますが、たまにご当地ホテルで当たりを引けると嬉しかったり。
日頃バス無しシャワー生活なので、たまに風呂桶があると幸せ!
そういえば、昔の米国赴任時でも、LAのMIYAKO HYBRID HOTELで風呂に再会した時は嬉しかったっけ。(→泊まればMIYAKO)
人は50年も生きると、なかなか趣味嗜好など変われないもの。

中国のサービスアパートでも、容赦なくベランダ焼肉派を継続。なんなら今までの人生で一番広いベランダ。。。
広大な大地と戸建て区画が売りのテキサス州ヒューストンで覚えた裏庭BBQを、東京の狭小アパートで再現したのが、こちらの→ベランダ焼肉派活動ですが、その精神は中国でも健在。
中庭の緑を眺めながら焼く肉塊の美味しいこと。

今回の肉達はいつもの盒马ではなく、知人の伝手での調達。少しばかり割高でしたが、カットも大ぶりで良い品質。
長らく使ってきたIWATANIの高火力ガスコンロをロンドンに残してきたので、今回新たなIWATANIを購入。焼きの鉄板は韓国製。
ベランダもお手軽ですが、サービスアパートの敷地内でBBQして良いかを確認してみるのも、ありかもしれないなーとウズウズ。
よく食べ、よく飲み、よく踊る、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指して生きてます。2026年〜中国在住。