「僕ら観劇部」カテゴリーアーカイブ

バックトゥザフューチャー〜ミュージカル観劇メモ

ウェストエンドでの観劇第三弾は往年の名作であり傑作、バック・トゥ・ザ・フューチャーでした。

家族全員で繰り出すのは初ミュージカル。妻娘達には1985年のオリジナル映画も事前鑑賞してもらい万全の体制でシアターへ。

今回、僕も青春時代の懐かし映画を見返してみて気が付いたのは、字幕だけではなく、英語を英語のままで理解する力が上がったので、会話がストレートに頭に入ってくるということ。

ミュージカル自体は、原作の話はこびに忠実で丁寧な作りに驚くと共に、デロリアンが疾走するシーンの舞台演出には度肝を抜かれました。まさにこれぞエンターテイメント。

今後も色々な映画やドラマが続々とミュージカルされていくのかもしれないな・・と思ったり。そういえば、大好きな海外ドラマであるスーパーナチュラルも、ある一話がミュージカル仕立てになっておりましたが、劇中の曲とかも良かったんですよね。(車が舞台中央に置かれたレイアウトでふと思い出しました)

本家の映画の方は、パート2、パート3とタイムトラベルの辻褄合わせがどんどん複雑になっていってパート1ほどの面白さは出ませんでしたので、ミュージカルも続きなしで良いとは思います。

日本でも劇団四季が2025年から演るそうで、これを機会に映画を初めて観る世代も出てきそう。(ただ、自分は感動した訳ではないので・・再鑑賞はないかな)

千と千尋の神隠しロンドン公演観劇

千と千尋の神隠しロンドン公演、ジャパニーズとして、長年のジブリファンとして家族で先月観劇してきましたので備忘メモ。

日本人キャストによる日本語公演、それも4ヶ月で135公演というのは演劇界の大偉業、というのは素人感覚でも分かります。2022年の日本初演では、複数チケットを取ろうとするも敢えなく全て落選してしまい、→ネット配信だけでの観劇でした。

いつかリアル舞台を観に行きたい、というのが、まさか2年後にロンドンで叶うとは思いもよらず。人生何があるか分かりません。

5月の頭に、8月の席を取ったので、なんと舞台から3列目という特等席での大迫力観劇となりました。ロンドンマジック!

グッズも大人気でヨーロッパ各地から集まったであろうファン達に売れておりました。こういうコト消費を仕事に絡められないですかね、、と、つい思ってしまいます。

8月頭に到着した妻娘達と、ロンドン生活の船出を祝う楽しみとして企画出来て良かったな。観劇マニアな妻からも、200ポンドの券を4枚、800ポンドで16万円はかなり張り込んだねぇ・・(最近締まり屋のあなたにしては)と驚かれましたが、そこはメリハリということで。

節約好きですし、家計の最適化には余念がありませんが、価値のあるモノやコト、サービスにはしっかりとお金を払いたいとも思う派です。うまく、時には相反する部分を自分なりにプライスレス!と判断したいもの。

ゼロで死ね、今も理念に共感していますので、久しぶりに読み返して現在の生活にあてはめて考えてみようかしら。

ムーラン・ルージュ〜ミュージカル観劇メモ

半月ほど前の観劇を備忘メモ。ウェストエンドでの観劇第二弾は赤い風車こと、ムーラン・ルージュでした。

正直、有名な映画版にはそこまで私は心を動かされなかったのですが、米国シカゴからの客人であり観劇部の部長が絶対これ!と仰せだったので随行してきました。結果、面白かった!

(開演前から劇場内はキャバレーの蠱惑的な雰囲気)

ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーばりの演者達が繰り広げる華やかな舞台に目が釘付けに。前回レミゼは50ポンドに絞って3階のグランドサークルで遠かったので、今回は100ポンドをはたいて1階から観劇。とってもよく見えました。(やっぱりどうせ行くなら1階か、、)

ウェストエンドでは2021年秋からのスタートだったそうですが、2020年のトニー賞ということは・・コロナに翻弄された日々であったことを想像します。

ジュークボックスミュージカルの最高傑作!という評価もあるようで、とにかくノリが良く、耳慣れた楽曲達がこれでもかと出てくるザッツショータイムな楽しい作品、と感じました。
カンカンダンス、いいわぁ。(深みゼロの感想、すみません)

そして平原綾香サティーンと、芳雄さんのクリスチャンを観たかった〜と思ってしまうのは、帝国劇場にしつけられた証か。

レミゼではじめるウェストエンド〜ミュージカル観劇メモ

ロンドン生活2ヶ月目の景気付け、ささやかな自分へのご褒美としてウェストエンドでのミュージカル観劇に。

過去のロンドン出張時に人生で2回ほどウェストエンド観劇をしたことがありますが、今回のロンドン駐在ではお初。

最初に観るのは、やっぱりレミゼから。

(地下鉄のホームでも目線で誘われていましたので)

ウェストエンドでのレミゼ観劇は初めてですが、帝劇で4回、米国ブロードウェイで3回、全米ツアーでヒューストンでも1回観ているので、過去通算で8回、今回が人生9度目。(数えられるうちはまだまだビギナー)

直前にアプリで券を取って、3階のグランドサークルの前から3列目が50ポンドでした。当日のラッシュチケットや抽選だともっといいディールがありそうなので、今後、要研究です。

今回あらためて思ったのは、セリフや歌の英語の難しさ。筋が分かっているだけに、全く聞き取れない部分があちこちあることを再認識します。(本当の初見だと、きっと分からないのでは)

それでも歌唱、演技、表現、色々な点が素晴らしい・・と観劇。一曲、一曲をじっくりと聴き惚れて参りました。

メインキャストは皆さん隙のない布陣と感じ入りましたが、その中でも、私はエポニーヌ役のAMENA EL-KINDYがお気に入りに。まだ若手な感じなので今後の活躍にも期待ですね。

しかし・・最初にブロードウェイで黒人系エポニーヌ女優を目の当たりにして違和感を覚えた時からすると、自分の感覚もこの10年で柔軟に変化したのかも。

世界中から集まっている観光客の皆さんの熱気が劇場には溢れていて元気を頂きました。幕間の男子トイレでは皆で民衆の歌をハミングしたり。。。

私も、今日1日を生き延びたことに感謝して明日に向かわないと。あとは、久しぶりに映画版も観返してみようか。
(英語歌詞を頭になぞり返したいので)

ボディーガード2023〜ミュージカル観劇メモ

先日、夫婦で今年最初のミュージカル観劇してきました。演目はボディーガード、会場は渋谷の東急シアターオーブです。

1992年の映画版をミュージカルに仕立てたのは2012年のロンドン・ウエストエンド。日本キャスト版初演は2020年春に企画されたのですが、あいにくのコロナ禍でほぼ中止。2022年に満を持しての再演。そして2024年の今回。

スーパースターのレイチェル役をダブルキャストで新妻聖子さんとMay J.さんが演じると知り、私達は迷わず新妻さん日程を。

聖子様の才能が存分に溢れるステージ楽曲に身を委ねた最高の時間となりました。実物の歌姫にお目にかかれるのは2022年の日比谷音楽祭以来でしょうか。

フランク役の大谷亮平さんは韓国でモデル・俳優としてキャリアを積まれたという少し違った経歴が記憶に残っておりましたが、なかなかのはまり役だと感じました。

キャッチーなホイットニー・ヒューストンのヒット曲が散りばめられたジュークボックス的な仕立ては、ディズニー的な物語とはまた違う華やかさがあって良いものだと思いました。物語は王道ストーリですし。

ラスト、会場が一体になって迎えるI wanna dance with somebodyもダンサー的にも最高でした。誰かと踊りたいよ、うんうん。

気になってAmazon Primeにてオリジナルの映画版も鑑賞。ケビンコスナーは格好いいし、ホイットニー・ヒューストンがこれまた美しい。この頃が絶頂期ですものね・・合掌。

さて、2024年はミュージカルを何回鑑賞できるかしら。
(例年より機会は多くなる・・予感!)