2021年9月の読書ログ(読書メーターまとめ)

2021年から読後雑感を残している読書メーターがブログ用にまとめデータを吐き出せることが最近分かったので、今月よりこれを採用することにします。本の画像表示をするためにAmazonアフィリエイトのリンクを貼るのは手間だったので。

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9月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:7201
ナイス数:168

ひりつく夜の音ひりつく夜の音感想
安定の小野寺ワールド19冊目。今回の舞台は音楽。若者を描く機会が多いが、中年を書かせた方がしっくりくるように感じるのは、自分が中年だからなのかもしれない。親子であることをお互いに触れない二人、この周りくどさが堪らない。
読了日:09月01日 著者:小野寺 史宜

家族のシナリオ家族のシナリオ感想
とても難しい家族設定と人のつながりを良くぞこんなシナリオに書き上げたと思う小野寺ワールド20冊目。テーマは演劇、舞台はいつものみつば。
読了日:09月02日 著者:小野寺史宜

本日も教官なり本日も教官なり感想
中年教官の主人公と別れた娘の距離が少し縮まっていく流れがたまらない安定の小野寺ワールド21冊目。舞台もいつものよつばやソーアンなので落ち着く。読了日:09月03日 著者:小野寺 史宜

それ自体が奇跡それ自体が奇跡感想
小野寺さんの手による夫婦三部作。男性読者的視点では彼の挑戦に大いにエールを送りたいところですが、やっぱりナシなんだろうかなぁ。そして、小野寺さんはサッカーを舞台に描くのが上手い。
読了日:09月04日 著者:小野寺 史宜

太郎とさくら太郎とさくら感想
父親が違う姉弟の距離感が少しずつ縮まっていくのが良い。そして姉の父である野口さん。こうやって人生がうまくいかない人はきっといると思うけど、そこにも救いがあるのが小野寺さんワールド。本当に悪い人はいないと思いたい。
読了日:09月04日 著者:小野寺 史宜

今日も町の隅で今日も町の隅で感想
小野寺ワールドの短編集。もはや、みつばもソーアンもあのスーパーも、そこで暮らす人達が実在するような気がしてくる24冊目。どこかの話にチラッと出てくる人たちそれぞれに大事な人生があって、全てはままならぬけど、日々は続いていくんだと言っているような何気ない日常を切り取った話の数々。良い。離婚率は高め。
読了日:09月04日 著者:小野寺 史宜

帝国ホテル 厨房物語 私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)帝国ホテル 厨房物語 私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)感想
帝国ホテルで長らく料理長を勤められた村上信生さんの自伝。戦争に出征しシベリアに抑留され・・など時代に翻弄されながらフランス料理の黎明期を切り拓いてきた姿にジーンときました。辻静雄さんの人生を描いた美味礼讃と合わせて読むとなお感動が増します。いまだ泊まったことのない帝国ホテルへの憧れがアップ。
読了日:09月06日 著者:村上信夫

学生時代にやらなくてもいい20のこと学生時代にやらなくてもいい20のこと感想
大学生の頃の朝井リョウさんのエッセー。この脱力感、癖になりそう。もともと脱力系エッセー嫌いじゃない。自分が書くとなると難しい・・と思います。
読了日:09月09日 著者:朝井リョウ

書店ガール (PHP文芸文庫)書店ガール (PHP文芸文庫)感想
書店を舞台にしたお仕事小説。ヒロイン二人が最初はどっちもどっちで盛大に争っているのですが、徐々に息があってくるのが気持ち良い。組織がまとまる鍵となるのは共通の敵の存在か・・とも。シリーズの続きにも手を出してみます。
読了日:09月11日 著者:碧野 圭

新型コロナワクチン 本当の「真実」 (講談社現代新書)新型コロナワクチン 本当の「真実」 (講談社現代新書)感想
免疫学の専門家の手による著書。新型コロナとワクチンについて、そのメリットとデメリットも一貫して冷静な筆致でまとめています。その上で、世界中のワクチン接種の事例や統計を見ながら、当初は慎重な姿勢だった著者が重症化リスクを下げるためにはワクチンを摂取すべきという判断に至った点は重要と感じた。もっともらしいガセ情報やフェイクニュースが溢れる世界で適切なリテラシーを保持するのは簡単ではないが、極端な姿勢や言い切りの意見については注意が必要という点は医学に限らないと感じる。自分は全員がワクチン受けるべき派。
読了日:09月11日 著者:宮坂昌之

富士山噴火富士山噴火感想
今の時代に読んでおくべき本と勧められたので高嶋哲夫さんの防災エンターテイメントを初読み。出来過ぎすぎるプロフェッショナル達の活躍に魅せられながら、これは・・近未来に向けたシュミレーションとして大事だなと思い一気読み。他作品もこれから読んでみたいと思います。読了日:09月15日 著者:高嶋 哲夫

書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)感想
書店を舞台にしたお仕事小説第二弾。ペガサス書房の嫌な面々がいなくなって少しサッパリ。最近は図書館とAmazonポチりばかりで、リアル本屋はとんとご無沙汰ですが、やっぱり本屋にも足を運びたくなる一冊。読了日:09月17日 著者:碧野 圭

トッカン―特別国税徴収官―トッカン―特別国税徴収官―感想
国税の徴収を舞台としたお仕事小説。最近出会った高殿円さんを追いかけて。税にまつわるそれぞれの立場の人間模様の描写がすこぶる面白く、出てくるキャラも立っていて、続刊に期待が高まります。
読了日:09月19日 著者:高殿 円

M8 (集英社文庫)M8 (集英社文庫)感想
高嶋哲夫さんによる防災三部作の一作。自分自身がいつかくる災害対策は必要だと思いながらも、どこか後回しにしていることを痛感します。せめてリアルな小説を読むことで心の準備から。まずは東京直下型地震・・・怖っ。
読了日:09月19日 著者:高嶋 哲夫

ジェミニの方舟 東京大洪水ジェミニの方舟 東京大洪水感想
高嶋さんの防災三部作の2作目読了。発刊順では3作目ですが作中の時間軸では2作目となることを事前に知ってこちらから。洪水は自分自身の過去の経験も含めてリアルに感じました。備えていれば避けられる部分は多いとも。読了日:09月20日 著者:高嶋 哲夫

TSUNAMI 津波 (集英社文庫)TSUNAMI 津波 (集英社文庫)感想
高嶋哲夫さんの防災三部作のラストとして読了。時間軸としてはこの後に起こる富士山噴火も含め、4つの災害の中でも一番怖かった。。(災害の被害規模としても最大です)それにしても本書が東日本大震災の前に書かれていたということに改めて戦慄を覚えます。
読了日:09月22日 著者:高嶋 哲夫

ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったらビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら感想
歴史上の偉人達を蘇らせて最強内閣を組成、コロナ禍で日本政府の舵取りを任せるという奇抜な設定がなんとも面白い。人選も含めて細部には突っ込みどころもありますが、この発想の素晴らしさだけで一読の価値ありかと。皆が自分だけの最強内閣を夢想出来るのは良いですね。読了日:09月23日 著者:眞邊明人

降霊会の夜 (朝日文庫)降霊会の夜 (朝日文庫)感想
人生には、あの時こうすれば良かったという後悔が誰にもあることを感じさせる、今回も浅田節な作品。前半の戦後小説と、後半の恋愛小説的な流れを一つにまとめる試みが成功したかは?な部分もありますが、彼の人生の違う時期を異なる角度から眺めたと言えるのかも。真澄にサヨナラと言って欲しかったのは私だけではないはず、そりゃないよ、ゆうちゃん。。
読了日:09月25日 著者:浅田次郎

タナボタ!タナボタ!感想
初めて災害が起きない高嶋哲夫さん作品。でも、しょうもない国会議員を多数抱えるのはやっぱり国家にとっての災害という意味での問題提起かも、と。災害大国日本としては、立派な政治家と官僚が揃っておいてくれないと困るな・・ということを改めて感じます。東日本大震災時の時の内閣・与党の低レベルな右往左往ぶりは、忘れられません。読了日:09月25日 著者:高嶋 哲夫

奇食珍食 (中公文庫)奇食珍食 (中公文庫)感想
さすがご自身を味覚人飛行物体と呼ぶ食の権威、小泉武夫先生だけあって世界各地の食文化を丸々と受け止める中で、こんなにも奇食珍食に出会ってきたのかと驚かされます。個人的には臓物系は大好きですし、たいがいの食材を楽しめる気がしますが、昆虫食だけは積極的になれる気がしません。
読了日:09月26日 著者:小泉 武夫

書店ガール 3 託された一冊 (PHP文芸文庫)書店ガール 3 託された一冊 (PHP文芸文庫)感想
書店が舞台のお仕事小説第三弾。今度は東日本大震災も絡めて物語が広がっていきます。二人のヒロインがどうなっていくのかが気になって次巻にもついつい手が伸びるのがシリーズものの魅力ですね。
読了日:09月28日 著者:碧野 圭

乱神乱神感想
高嶋哲夫さんを追いかけていたらまさかの歴史小説、これがめちゃくちゃ楽しめました。鎌倉時代・・まだ始まってまもない武士の世界におし寄せてくる元の大軍の恐怖。そこになぜか漂着した十字軍の英国騎士。Ghost of Tsushimaをプレイしたばかりなので完全に脳内でカラー上映されました。ラストサムライの元寇版なハリウッド映画になりそうです。当時の武士達は長弓を持った重装弓騎兵、刀を持っての白兵戦にも強いが、集団戦は苦手・・とかの考察も面白かったです。読了日:09月30日 著者:高嶋 哲夫
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ふぅ・・すごい便利。。時間効率を追求したいのであればそもそもブログで人生の備忘録を残している場合でもないかもしれませんが、二度手間みたいなのはとにかく嫌いなので。

先日、読書量を見える化とはこういうことか・・と感心したばかりですが、この何でもダダ下がっていく時代に、せめて読書量ぐらいは右肩あがりであって欲しい。。。

■ 22冊(2021年9月)
■ 147冊(2021年)
■ 2,658冊(30〜46歳)

スキレット使いになりたい

スキレットは英語では比較的小型で柄の長いフライパンを指すようですが、日本では厚手の鋳鉄製で小さめなフライパンのイメージでほぼ固まっています。

世間の流行から10数年遅れて、我が家にも小さな初スキレットがやってきました。週末のキャンプに向けてグッズ好きな妻が試しに購入してみたようです。キャプテンスタッグの16cm。

まだ調理では使いこなせていませんが、妻が熱々プレートとして早速使い始めました、先日たらこを乗せてきたのには驚いた。

(炙りたらこと生たらこの食べ比べ朝食膳?)

たらこをお好みの加減まで皿の鉄鍋で炙って食べるというのは斬新。ステーキ肉をレア目に出してお好みの加減まで火を通すのと同じ感覚か。

そういえば炙りたらこはあっても炙り筋子はありませんね。従兄弟分の明太子の存在といい魚卵界ではサケの卵よりスケソウダラの卵の方が芸風が多彩かも。親の存在感は段違いで薄いけど。(ふるさと納税で大量ゲットです→たらこシールラッシュ

小さいサイズのスキレットなので、まずは無難にアヒージョなどからトライしてみたいと思います。蓋を買えば燻製も出来るという上級者記事も読みましたが、まずは蓋なしでスキレット使い(初級)を目指してみたいと思います。

日経TESTでビジネス情報リテラシーをチェック

ビジネスパーソンとしてのビジネス情報リテラシーをチェックする目的で、今年も日経TESTを受験してみます。(昨年初めて受けました→初めての日経TEST結果(2020年11月受験)

(今年の副読本)

昨年の受験前に既に想定していた通り、日経TESTを受けたからといって経済知力は上がりませんが、ビジネスパーソンとして普段からどのくらいビジネスで役立つ経済情報に触れ、中身を咀嚼できているか、自分の属する業界以外の部分にも広く目を配れているか、というような一定のチェックには役立つと評価してます。

自分の現在のビジネス情報源は、日経電子版は継続しているものの、日経ビジネス電子版をやめ、NewsPicksの購読に切り替えたことで影響は出たか?ということも気になります。(特に個別の企業情報のインプットは大きく減った気が)

時事・経済ニュースに詳しいだけでは仕事力に直結しませんが、ビジネスパーソンとしての一般常識が大きく欠けていると思われるようでも仕事上はマイナスですので、ビジネス情報リテラシーのメンテナンス習慣として捉えてみます。

試験は11月28日。今回は準備期間も約2ヶ月ありますので、昨年の受験で苦手と判定された分野などを復習してみようかと思います。前回より結果を伸ばし、スコア700も目指したいです。

ザ・パンデモニアム・ロック・ショー

週末、青山なんて縁遠いエリアに出かけて観劇。

ザ・パンデモニアム・ロック・ショー(→公式HP

ロック・オペラってどんな表現世界なんだろう・・と予備知識ゼロで飛び込んでみましたが、昭和テイストなノスタルジーに溢れた物語を力強いロックな楽曲が彩る素敵な舞台でした。

先日のmonochrome manと同じく(→観劇メモ)、キャストの中村百花さんを追いかけての観劇(先生、素敵〜!)、なかなか自分達では選ばなそうな機会を頂けたことに感謝。

あともう暫く、東京と大阪のそれぞれの公演が無事に千秋楽を迎えられますように・・と心の中で応援してます。

1杯目はやはりビール

ビールの銘柄にこれほどこだわりがなくなったのは、2019年に日本に帰国してからでしょうか。

昔は日本でも少々拘ってプレモルを箱で買って庫内に並べたりしていた気がしますが、最近ではプレミアムビールどころか第三のビールが並んで上等、微アルまで登場するぐらいレギュラー不在な状態です。(→微アル習慣にクラフトビールが参戦

(昨日の冷蔵庫二段目、珍しくYEBISU揃い踏み)

昔はプレモル派でしたが、老舗エビスもやっぱり美味しい。

でも利き酒師としてはビールでも何か拘って飲みたいとなると米国で山ほど飲んでたクラフトビール、それもIPAなんだよなぁ、、と。地元ヒューストンの醸造場二箇所、Saint ArnoldとKarabach、どちらも大好きでした。(→地元のクラフトビール三昧

日本でもあちこちでクラフトビールを作るようになってIPAも色々出てるけど・・・なんかまだ一味違う気がします、気のせいかもしれんけど。そして・・ちと高い。(ビールはもっと安価で普段使いのお酒であって欲しい)

家でも外でも1杯目はやはりビールです(あれば)。