Youtubeで流れてきた賃貸暮らしの老後の動画。確かに老後2千万円問題みたいな議論の前提の殆どは持ち家前提だしなぁ。
ちょっとばかり考え(妄想)始めてみますか・・・今月で50歳になる節目でもありますし。なんだかんだと10年後には60歳定年が待ち受けている訳で。(意外と目の前)
取り敢えずの妄想初回は、節制ゼロの雑な試算から。
単純に生活費貯蓄以外に、住居を一生賃貸で行くための費用を確保(貯蓄)しておけばよいとします。娘達が20年後まで家に居座って出て行かないという前提でおくとこんな感じでしょうか。
(5年後に日本帰国した際の賃貸住居は月額25万円と想定)
60歳からの10年x25万円=3,125万円(同じところに継続居住)
70歳からの30年x20万円=7,500万円(70歳で引越)
*2年毎に1ヶ月分の更新費用込
100歳までの40年、資金的にも余裕を持って賃貸住宅を確保し続けようとしたら約1億円ですか。なんだか、今からでも家の一軒は買えそうな額。生活費の貯蓄も同様に考えますと、2億円以上か。
もちろん60歳の時点で2億円を耳揃えて用意しないとイキナリ詰む訳ではなく、年金が65歳以降、あるいは70歳あたりから出るとすれば、その分は差し引くことが可能となりますし、そもそも60歳以降も何らか働き続ける訳で、その分のキャッシュフローも多少は期待できます。(流石に家に篭りたいとは思わないので)
まずは、妄想でもこうしてリアルに実数字を置いてみるとイメージが湧きますね。どうやればそれだけの資金を確保できるか。あるいは立地を妥協して月額家賃を下げることが出来るかなどの想像が具体的に。(まだ、4〜5年後の話なので気が早いですが)
ロンドンにやって来て半年。1ポンド200円ワールドで何とか生き延びておりますが、重要なスキルが1ポンド100円感覚。
1ポンド100円と思わないと、正直、やってられません。
東京からの大事なゲスト(年下なプロダンサー4人)を連れてランチなどをバシッと奢ると、500ポンドで10万円〜!とか軽く飛んでいくので、ぉぉ。。となりますが、そこは5万円と思い込む。(ランチとはいえ、イタリアンでお酒も飲めば1人1万円は普通だよね・・と思い込む)
社内の歓送迎会でも100ポンドは当たり前、傾斜がつけば200ポンド上等ですので、ロンドン市内の飲食とはそういうものと割り切るようにしてます。(出来ることなら、参加する機会は厳選)
家族連れの外食も、1人50ポンド、4人で200ポンドは簡単にかかるので、これも1ポンド100円と思い込むスキルで乗り切る。
そうこうするうちに、大分とスルーする技術が身についてきた気がします。(人間は環境に順応する生き物です)
(出張時の空港での軽い食事も25ポンド・・5千円? いやいや、2千円ちょっとですよ、ウンウン・・と自己暗示)
厳然たる貨幣格差が感じられる環境ですが、せめて心のストレスを緩和しつつ、なんとか家計をやり繰りして参ります。
渡英してから半年が経過したシリーズ。
イギリスに渡ってから開設した香港上海銀行のポンド口座。ゼロからスタートした残高が2万ポンドちょいとなりました。ただいま全財産が4百万円な感じです。
家賃や学校関連など最初の生活セットアップに一定量のポンド決済が必要な一方で、日本の円口座から英国のポンド口座には出来れば送金せずにやり繰りしたいと思っていたので、日本発行のクレジットカードを使って日々の生活費を賄ったりしてきました。
それも一区切りついて、次は車を購入するお金を貯めよう、家族で休暇に旅行に行くお金を貯めよう、というステージに。最初の一年(あと半年)は土台作りと決めておりましたので、もうひと頑張りです(多分)。
日本にも円資産を残し、凍結された証券口座には個別株式があったりもしますし、不動産投資の借り入れ残高がまだあって毎月引き落としがされていたりもするのですが、距離もあり、すっかり自分ごとじゃない感じ。
結果、手元のポンド口座残高だけが全財産な気分。ある意味、さっぱりします。考えることが限定されるとシンプルに。マネーは人生を豊かにするツールに過ぎないので、あまり脳のリソースは裂きたくないところ。
色々と手違いなどがあり遅くなりましたが、ようやく娘二人の教育費の大半の支払いを完了することが出来て、ホッと一息。
内訳と詳細は割愛させて頂きますが、約700万円相当もの巨額の送金時には何度もスマホで明細を確認しました。
これまで2人ともずっとダブル公立でやってきたところを、初めてのダブル私立、それもロンドンにて。落差に戦慄します。
自分の場合、幸いにも自己都合での海外暮らしではなく、会社の有難い教育費補助もありますので、全額が自費負担という訳では全くありません。(それは流石に無理)でも、おそらく普通に自身の家計から通わせている家も沢山あるはず。
これはグラマースクールやら、噂のパブリックスクールなどであればどれだけのお金がかかることやら。(想像もつきません)
この1年分の学費だけで、国公立しか通ったことのない私に発生した生涯授業料を超えたのではないかと思います。国庫からの支援には改めて感謝すると共に、祖国が教育制度がしっかりと機能する国であって欲しいと思います。
ロンドンでの暮らし、物価が高い高いと日々思いながらも、4つで90ペンスのドーナツも普通にスーパーでは売っているわけで、大きな振れ幅のある社会を実感します。
ここのところ、1ポンド200円オーバーからは少し緩和されたものの、引き続きの円安ポンド高の世界。(→ポンド高との負けられない戦いがスタート)
なんとなくキングボンビーが登場した時の桃鉄が延々と続く感じです。どこに止まっても赤マスでキビシーー。
そんなサバイバルが続く中でも如何にストレスを軽減するかに腐心する日々を送っております。ポンドは100円と思い込むこともその一つ。そんな中で家計健全化のために導入してみたのがお小遣い制。擬似的ですが。
自分自身が家計を握るCFOですので、適当に丼感情でやろうと思えば出来るのですが、それではいかんので。封筒に現金を分けて管理するイメージで、私と妻のRevolut口座に毎月定額を振り込むことにしました。何か特別な出費があればそこは別会計で。
結婚して以来自分のお小遣いの予算ターゲットは月20万円なので、ロンドンでは月1,000ポンドで始めることにしました。
1,000ポンドで、通勤代(これが高い)、昼食、たまの外食交際費、飲みに行く頻度は減った代わりに帰り道で買う家での食材代、週末の家族の外食費等々・・果たしてこれで賄えるか。
一定額で線が引いてあるぐらいが支出にもメリハリも出るんで、しばらくこれでやってみます。
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。