「No Food No Life !!」カテゴリーアーカイブ

どうしてそうなったか、日本食っぽいナニカ

いわゆる「なんちゃって」日本食を無理して食べに行くよりも、地元ローカル食にチャレンジしたい欧州暮らしの中年です。

普段の単身暮らしでは好きなものを自炊していますが、出張などでローカルな外食が続くと、やはり日本食方向なものがないかという気持ちになり、自分の場合は特にコメを欲するように。

先月のドイツ出張時に、コメはあれども、、これは日本食っぽいナニカ(違うもの)と感じた機会がありましたので備忘録。

あの日は朝食からして、そんな流れが出来ていたかも。

元日航ホテルだった名残なのか、朝から炊飯器に入った炊き立てのコメがある一角が、デュッセルのクレイトンホテルの朝食ブッフェにありました。

和食なおかずはありませんが、ソーセージやスクランブルエッグもコメと頂けば自分には和朝食。朝から元気が出ました。

(そういえば白身魚のオレンジソース煮みたいなものが少し残っていたので、あれが和朝食のおかずだったのか・・)

そして、空港ラウンジで出会ったまさかの一品がこちら。

ジャパン丼、、、??

ルフトハンザラウンジにて、フードのスペシャルメニューだったのですが、一ミリもジャパンを感じさせない味付け。しいていうならばコメの上にのっている丼スタイルがジャパン?

シーチキンを大和煮のように甘辛醤油味に仕上げたかったのではないか・・と思いますが(想像)、コッテリと甘い味の方向性が徹底的に芯を外しており、アジアのエスニックですらない面妖な味わいでした。(日本の醤油を使えば、まだよかったのでしょうが、、何やら違う調味料が)

レシピの味をチェックする中に一人でも日本人がいたら、こんなことにならなかったと思うのですが、、残念。なんとなく欧州域内でよく見かける、なんちゃって日本食屋さんで出てくる味が想像が出来ました。

いや、違うものは違う、それでもいいのですけど。これが一食目だと日本食を好きになってはもらえなさそうで、やや不満。

モロッコでご近所スペイン料理

先日のモロッコの旅では、スペイン料理を2回楽しみました。ジブラルタル海峡を挟んで直ぐお隣の国ですから身近なんでしょう。

この夜のハイライトは、めちゃくちゃ巨大なヒラメのオリーブオイル焼き。しっかりとお高い値段に仕上がりました。ま、観光客扱い、と腹を括りました。

ワインはせっかくなんで毎回モロッコ産を楽しんでみたのですが、スペインを彷彿させる飲みやすい白とからりとした南国の赤は料理によく合います。

別の日の夜は、巨大なシーフードプラッターにイカ墨パエリア。

1900年代のモロッコ統治の歴史を読み返してみるとフランスとスペインの間の鍔迫り合いの余波を受け非常に複雑ですが、歴史の一つの結果として、今回私がスペイン料理を2度食べて、フランス料理は食べる機会はなかったことは一つの事実かも、と。

美味しい料理とお酒を前にして弾む会話。まさか自分がアフリカの端っこにいるとは微塵も感じさせない豊かな時間。

アンダーズ東京シェフズスタジオでお食事会

虎ノ門ヒルズのアンダーズ東京 シェフズスタジオにてお食事会な機会が先日ありました。この時に頂いたコースが惚れ惚れと美味しかったので備忘メモ。

わー、楽しみ。

まずは・・ディルとジュニパーベリーのマリネサーモン ミックスリーフサラダ菊芋ピューレ、からスタート。

シャンピニョンクリームスープ エシャロットサワークリーム。うん、洋だね、洋・・と思っていたら、、

金目鯛の松笠焼き 焼き雲丹 ラディッシュキャラメリゼ生姜コンソメソースが降臨。あれ・・和なの!?

メインは、国産牛サーロインのグリル、根セロリピューレ カリフラワーサラダ ドライトマト ハーブミックス トリュフソース。さっぱりした感じの仕上がりは・・やはりやや和的な洋。

デザートは、ヴァシュラン シャンティークリーム。激うま。
とっても好みな組み立てのコースでした。

こんな料理を作れるようになったら素晴らしいですね。普段は簡単な自炊しかしていませんが、もう少し凝った料理も作れるようになりたい・・と刺激を受けました。いやはや贅沢。

創作インド料理フルコース体験

先月のインド、12食連続カレーだったことは報告済みですが(→12食連続カレーだったインド)、創作インド料理フルコース(含むカレー)が含まれており、これが珍しかったのでご紹介。

ここはムンバイ、昔のボンベイ。スラムが広がる中にニョキニョキと高層マンションが立っており、貧富の格差がえぐい都市。

本日はこちらの高級インド料理店のフルコースをご紹介します。

まずはインドのビール、キングフィッシャーで乾杯。

こちらの可愛いアミューズからスタート。パニプリというそうな。中にはクリームチーズ。インドの有名なストリートフードだそうですが、大変上品なバージョンです。

続いて、バターナッツのラビオリ。パラックパニールというほうれん草とチーズのカレーが土台になってました。

バナナの揚げたものがココナッツラッシーの上にのってます。カレーリーフのチャトニというペーストが美味。そういえば、色々な惣菜ペーストがインド料理には出てくる気がします。

ようやく、お腹に溜まる感じの4皿目。エビとアスパラガスのサラダ。ジャガイモのクミン炒めがエスプーマになるのがインド。

ここらで赤ワイン。スーラという近郊のワイン産地のカベルネ・ソーヴィニヨンです。

鶏と山羊のカレー。レモンとブラックライムの香りが効いていておしゃれが極まっています。

口直しにシャーベット。パパイヤとチリのピクルスがインド。

メインな感じで登場したのが山羊のサーグ。サーグというのはほうれん草やからし菜を使った緑色カレー。こちらはお代わりをじゃんじゃんくれましたので遠慮なく。

 

そして、この数日間で大好きになった豆カレーのダールで〆。辛さはありませんが、インド各地のスパイスがテーブル前でトッピングされて香り豊かなスペシャルに。

 

〆はミルク系アイスと、コーヒー風味のデザート。満腹〜〜。

伝統的なインド料理の姿が時折は見え隠れしつつの創作料理フルコースを満喫させて頂きました。これは貴重な体験。

そして、The Hundred-Foot Journeyというインド人の天才シェフがフレンチでも活躍するハリウッド映画を思い出しました。邦題は・・「マダム・マロリーと魔法のスパイス」。今度、観直してみたいと思います。

12食連続カレーだったインド

先週インドに出張いたしました。4泊6日のショートステイ。人生初めてのインドだったので、これが普通なのかもしれませんが、12食連続カレー。(正確にはカレーを感じさせる食べ物の連続)

以前よりスパイスカレーが好きで、インド方向の食べ物は嫌いじゃなかったのですが、これだけ毎食続いたのは当然に人生初。

画像の連続で振り返ってみます。

インド上陸後に最初に喉を通ったのはキングフッシャー瓶ビールでした。よく冷えていて美味しかった。目的地まであと少し。

そしてインド一食目は空港内にて、マサラドーサとバターチキンにチキンティッカ。ロティやラッシーの姿も。旅はこれから。

ホテルの朝食は、スパイスとチリが効いたミックスオムレツとなんとなくカレー的な副菜たち。そう、ベジタリアン全盛のエリアで過ごしたので野菜と大豆は友達。

豆のカレー、ダルが大好物となりました。優しい味が長い米と良く会います。

列車の中での車中食もやはりカレー的な何か。

朝、目覚めてもカレーっぽいやつが基本。

昼はちょっと中華っぽいテイストでしたが、どこかカレー。

夜は創作インド料理コースの10品、でも、まぁ、カレーは出てくる。(画像は豪華な豆カレー、超美味でした)

目が覚めたら、やはりカレー。

遅い昼食はカレー各種からの山盛りビリヤーニ地獄。

昼が遅かったので、晩御飯は一つ抜いて、やはり翌朝はカレー。

お腹が空いていたので焼き立てドーサとチキンキーマのコラボを実食研究。シナジー効果が凄い。

昼は本格的なバターチキンをとうとうトライ。あとは本格的に蒸して焚き上げたビリヤーニも堪能。

最後は空港のラウンジでスパイス風味なヌードルっぽいものを。ビリヤーニもありました。そして夜行便へ搭乗・・。

ここまでで連続12食、だいたいカレー的なやつを食べ続けました。画像は載せてませんが、味噌汁的な感じでスパイス効いたサンバーと、優しいお味のレンズ豆のカレーのダルを常に食べておりました。彼らは日本でも常食したい。。

おそらく1週間ぐらいであれば、問題なくカレーは常食出来る気がします。そこから先は・・分かりませんが。

また、違う自分に出会うことが出来ました。