ビジネスパーソンとして、50代にもうすぐ突入する中年として、残り10年が一つの節目(残り時間)となります。
就職活動の中で偶然選んでみた業界の給与水準が相対的に高かっため、気がついてみると国税庁の給与所得者の調査では上位3%のの数十万人の枠内にこの10年ほど位置しています。ありがたや。
しかし、いよいよ自身のバカの壁とも向き合うお年頃となり、陳腐化が加速する己をリスキリングしながら、一定の役に立たせるかのギリギリの攻防を繰り広げる必要が日々出てきました。
シンプルな解の一つは、一定以上の儲けを実績として叩き出し続けることです。稼ぐのは正義。ただし、今回の異動のようにほぼ何も引き継ぐものがない更地に送り込まれた場合は、また違うゲームプランが必要。
何も遺産がないことを悲観せず、新たに何か創出できた場合は自分自身の成果実績と認識しやすい、されやすいので、見方を変えれば良い機会を得たと捉えようと思っています。
・・そんな、柄にもないような即物的なことを考えて、あぁでもない、こうでもないと試行錯誤しては悶絶する日々が続いていますが、上位3%の対価に見合った成果を上げるためには、これはやむなし。(ご褒美に痩せないかな・・)
日々走りながら、高速でリスキリング開始です。
「人生の8割は35歳までに決まる」というタイトルのネット記事が流れてきて少しザワっとしたので雑感です。私、今年11月には50歳を迎えます。
確かに人生を大きく左右するビッグイベントは35歳までに起きるという論点で考えますと・・自分の場合でも、現在の家族を構成する起点となった結婚は35歳より前ですし、人生の大事な趣味となった社交ダンスに出会ったのは18歳ですし、そのきっかけになった大学入学はさらにその前、現在も家計を支える大事な仕事は20代前半の新卒就職の結果・・・
「8割」というのは、感覚的にも間違っていない気がします。
人生100年時代、割り引いても事故や大病がなければ70から80年が平均時間とすると、わずか半分弱の35年で8割も人生が決まるのか、残りの人生は2割程度の価値しかないのか?となると、その渦中にいる身として、やや反発する気持ちも覚える向きも。
しかし、生きる姿勢、活力というものは、若いうちに形作られて、後から変わるものではない(不可逆的)と考えれば、やはり同意せざるを得ない。
自身のCPUやHDDはもはやなかなか機能向上しませんが、OSを再構築して少しでも効率良く拡張することでヴァージョンアップで足掻きたい、凌ぎたい・・というのが現在の局地戦略です。
でも50歳にして、足元では仕事でヒィヒィいう毎日。ボケる暇がなくて良いのかもしれません。(・・だから急に定年の60歳や65歳で仕事を完全に離れると反動でおかしくなるのか・・)
気がつけばロンドン生活も2ヶ月目に。
目の回るような忙しさの中で前任者からの引き継ぎ期間も終わり、新居も定まり生活拠点が整ってきたので、最低限の目の前のことしか出来ていなかった仕事の周辺部分の環境整備にも着手。
欧州域内の時事ニュースは会社購読のNNAにまずお世話になるとして、日系会社で働く一員としての日経新聞に加え、少し前に契約が切れて放置していたNewsPicksもビジネス娯楽情報として契約更新をすることとしました。
これまでは1年契約更新で4年間ほど読んできたのですが、今回は3年契約にしてみることに。1ヶ月の購読料が1,050円とお得。ビジネス書1冊分と思えばお得なディールだと思います。
・・こうしてデジタルプラットフォームのサブスクモデルは成長するのだなと思いながら、ユーザーとしては自己効用を最大化していこうと努めるのみです。
過去に購読していた日経ビジネスの企業特集バックナンバーを読みたくなるので、これは特定企業の研究の必要がどのぐらいありそうか確認しながら、追加策として考えたいと思います。
仕事に必要な投資はあまり惜しまず、とはいえ一定の効果確認はしながら、で。
2023年度も終わり、夜が明けたら2024年度という新年度。
あれやこれやの組織改編が行われるのに伴って、自らも異動となります(9度目)。異動・・とはいえ、同じ組織・グループで働いているので、社交ダンスがストリートダンスに変わるほどの変化はありません。せいぜい、力を入れるべき種目が変わったり、出場する種目が増えたりするぐらいではあります。
→6度目の異動時に言語化しておりましたが、引き続き私が狙っていくのは、チェックが取れるビジネスパーソン。順位云々の前に、予選を通過出来ないようでは話が始まらない。フロアを見回した時に、半分より上位に残れる踊りを愚直に繰り返すだけ。
ただ、予選もここらで最終予選ですし、もう好きに踊っても良いかな〜とも思ってもいます。この先、準々決勝、準決勝と、ただただしがみついて上がっていくのは難しそうですし、下の世代が既に上にもいます。レッドオーシャン方向には向かわず、自分らしさを挑戦者の気持ちに乗せて。
ビジネスパーソンのキャリアを体育会になぞらえて、20代を1年目、30代を2年目、40代を3年目、50代を4年目として、組織の中での役割分担についての話をまた聞きしたことがありますが、自分の場合は学連の競技ダンサーとして、これから4年目、最後の現役シーズンの試合に臨んでいくイメージが湧いてます。
ビジネスパーソンのキャリアを大学の競技ダンスの体育会の枠組みで捉えている感覚がレアというか、アレではあるでしょうが。
結局は、人は自分自身の経験や、本から得た知識などをかき集めた材料で、世界を捉え、自分なりに腹落ち〜消化しているのではないか、と思います。(見える世界の姿は、人それぞれ)
・・完全にポエム。(人に話す時は、もっと分かり易い例えを採用しますので、ご安心を)
2024年11月に50歳を迎えます。現在は60歳定年な組織で働いておりますので・・残りは10年ほど。(いつの間に・・)
新卒で勤めた会社、ファーストキャリアの場で、よくも飽きずに続いているものだ・・と我ながら思いますが、これまで8度ほど社内では異動してきていることが長続きの秘訣かもしれません。
常に少しばかり異なる環境にずれていくので、新たに学び続けざるえないことが習慣になったのは、今やリスキリングが前提な世の流れもちょっとは先取りできたのでは、と思います。
あと10年で・・・新たな3カ所ぐらいを巡る感じでしょうか。楽して逃げ切れる、なんてうまい話はどこにもありませんので、せいぜい必死で最後までサバイバルを続けたいと思います。
その方が面白そうですし。
カレーも、大盛りよりは、あいがけ派!
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。