MUST BUYな一冊に出会いました。
これだから、読書はやめられません。
- 美味礼讃 (文春文庫)/海老沢 泰久
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辻調理師学校の創始者であり、日本に本当のフランス料理を紹介した辻静雄氏の半生を描く伝記小説。食いしん坊の僕だからというわけではなく、その凄みに背筋が震えました。
まさに自らの命を削って向き合うその真摯な姿、うまい料理が毎日食べれて素敵だねーとかいいそうな輩に読ませてやりたい。 いや、3日3晩フレンチのフルコース漬けにしてやりたい。
(自分には無理)
とりあえず読み終えて、妻に一言。
「フレンチ、食べに行こう」と。
- プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術/俣野 成敏
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- 2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)/神田 昌典
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あまりアタマに何も残らず通り過ぎてゆく。自らのアンテナの感度の問題もあるけど、そんなときはサラサラ流す事でOK。
この読書で絶対何かを得なくては・・・と考えるのも面倒、というか欲張り。少なくとも、仕事帰りの電車で活字を手に取っている自分を褒めたい。
- 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義/ティナ・シーリグ
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20歳といわず、37歳でも遅くないよね、きっと。
■ 40冊 (2012年)
グロービス12回目のセッションは、いよいよ最終回。お題は、栃迫篤昌氏のマイクロファイナンスへの挑戦のケース。
(インドはカルカッタ出身のSさんとカリーナイト)
元東銀のバンカーである栃迫氏が中南米での経験をきっかけに信念をもって起業され、さらに大きな世界へ、大胆にそして着実に挑戦する姿に胸を打たれました。(詳しくはコチラとか)
金融に携わるものとして、まじめに働く低所得者のためにチャンスを作りたいという思い、が決意に。どこぞの国の、人様の年金を預かって見事に蒸発させた高給取り氏に聞かせたい言葉です。
中南米の移民の皆様相手のビジネスの次に関心を寄せるのはアフリカだとか。そもそも銀行の支店網も存在しない国々に低料金で安全な海外送金の仕組みが作れたらきっと素晴らしい。
「金融ほど世の中に影響を与えられる仕事はほかにはない」とまで言い切れるような思い。
自分も自分が携わる仕事に誇りと思いをもって取り組みたいものだとしみじみ。。最終回を締めくくるのに素晴らしいケースと、熱のこもったK先生でした。
講義終了後の最後の懇親会も盛り上がりました。 (そして次回の定例懇親会の幹事も拝命、予想通り)
アランテとは、スペイン語で「前進」の意味。
少しずつでも自分も前進できるように。
毎回楽しみにしていた深夜ドラマが最終回を迎えてしまいました。孤独のグルメ。
- 孤独のグルメ (扶桑社文庫)/久住 昌之
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以前、原作の文庫版を読んだことありましたが、ドラマ版が何とも言えない味のある仕上がりでした。そして、主演の松重豊さんが、本当に美味しそうに食べるんですよ。
(瀬戸内の地元の魚介達が輝いてます)
(日本全国の魚介の皆さんも好きですが、やっぱり郷に入れば、、で)
出張先の新居浜にて孤独にグルメ・・・とはならずに、Oさんに同行頂き美味しそうな地元のお寿司屋さんへ。食べ先でも重宝するのが、食べログ調べ。点数よりも書き込みと画像を仔細に分析して判断の材料に。
地の魚に、地のお酒、そしてこの地元生まれの本日の飲み相手。Oさんに生まれはどこですか?と聞くと 「ナンヨです」、と。
愛媛がかつては伊予だったのを思い出すのに、3秒かかりました。
「南予!」
「赤貝だよ」
うちご飯の画像を見返しながら、最近の日々を振り返ってみます。まずは自作の旦那ごはんから。
■ No.016 かんたん煮豚
豚肩ロースは少し脂多目のほうが具合が良さそう。もうすこし塊肉を茹でるときの温度を上げすぎないようにしたほうが、しっとりするかも。
■ No.017 おそうじチャーハン
ネギの切れ端やら、あまったスモークサーモンやら、とにかく余りモノ一切合切をみじん切りにして炒める。やっぱりチャーハンの具は狙って用意するものじゃありません、庫内掃除です。
僕が料理するのは週末だけなんで、平日は妻の手料理中心。
忙しい朝でも用意してくれるお弁当は、感謝しつつお昼に頂きます。
週に1~2回は家で晩ご飯を食べますのが、普段は外食が多いので、基本カロリー控えめを希望。体重増加が続けば、必殺のきゃべつ千切りで調整を試みます。
夜に時間がある時はまとめて買い込んだワインを2人で味見しながら映画など鑑賞。特別な食事が並ばなくても、日々が穏やかに満たされるのは幸せ。
最近偶然飛び込んだ近所の和食屋さんにF家をお誘い。親しくさせて頂いているF家が都内で引越しされることになり、送別ディナーです。
なかなかカウンターの和食屋さんで子連れで受け入れてもらえないので、嬉しいですね。だっこひもで乳飲み子連れて飲みに来る親もいないのでしょうが。
(だっこひもから下ろして椅子に固定したら泣き出す娘)
武蔵小山の近所にひっそりと佇む2階のこちらの和食屋さん。前回初めてお伺いした際にご主人に昔の話を色々伺いました。
宮崎の幼馴染みと一緒に大阪で料理学校に通い、その後色々と紆余曲折をへて上京されたそうで。ふと、そのご友人の消息も聞いてみたところ、今やテレビでも大人気の川越シェフだとか。
かざらず温かい雰囲気にすっかりくつろがせて頂きました。
また、お邪魔しよっと。
(相変わらずお地蔵的に行儀の良いA君)
このあと、パパ組、ママ組に分かれて武蔵小山の夜を別行動。オヤジ2人でワインバーで数杯飲んで帰宅したのですが、まだママ2人は帰宅していなかったというオチ。
引越ししても、また遊びに行きますので、どーぞよろしく。
本日はおまかせ3,900円のコース。1,800円のコースは尋常じゃないコストパフォーマンスです。
きすけ
★★★★
■ ムサコ食べある記 64/100軒 (since Jan. 2011)
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。