「家計簿父ちゃん」カテゴリーアーカイブ

英国生活の家計簿〜電気ガスは定額払い

英国に暮らしてもうすぐ1年。光熱費については間違いなくこれまでの人生で最高額を払っています。サイコーガク。

電気&ガスはOVOエナジーという会社を使っています。最初の仕組みが少々面白くて、毎月の実績に応じた実額払いではなく、家のサイズによる自動計算での定額払いでした。(→電気ガスは積み立て払い?

半年ほど経過したところで、使用実績がそこまで伸びずにクレジット額が積み上がっていたのですが、つい最近、ガス実績がメーター実測ではなく想定値となっていることに気がつきました。

慌ててガスのメーターを読んで数値をサイトで入れたところ、想定値よりも実績値が大きかったようで、今月の支払いで不足の差分は精算されることに。

実績推移を金額ベースで追いかけますと、家族が合流した8月からまず電気代が跳ね上がっていき、暖房が起動する10月あたりからガスのコストが大きく上がっていきました。

ピークは1月の300ポンド超え、そして2月でどうやらピークアウトとなっております。(ホッと・・一息)

当初の月額250ポンド平均はさすがに多かったようで、月額200ポンドの定額支払いを行なっていくことで、次の一年は丁度支払いをバランスできそうです。この定額払いの仕組み、いいかも。

巨大な一戸建ての米国生活でも電気ガス水道で月額平均が200ドルだったので、長屋(タウンハウス)暮らしの英国で、電気ガスだけでも月額平均200ポンドとは、やはり現在の欧州はエネルギーコストが高いから、と言えそうです。

光熱費の定額払いがいいかも・・とは言いましたが、クレジットカードのリボ払いは人生に不要です。

クレジットカード限度額を意識

50歳にして初めて、クレジットカード限度額を意識する機会がありました。大丈夫、カード破産とかには向かってません。。

まずは大前提として、私は今現在、日本発行のクレジットカードを3枚持っています。これ、3枚も、というか、3枚しか、というか。さらにそのうちの2枚は同じカード会社発行なのでこれは意味が薄いかと思い、有効期限が終われば解約となる手続き済。なので実質はメインとサブの2枚持ちです。

メインカードが、三井住友カードで発行したANAカード。サブは楽天カードです。どちらも一応は金色。

これまでクレジットカードの利用限度の上限額がわかっておりませんでした、基本、限度内で運用だったので。確認するとメインのANAカードは200万円。サブの楽天も200万円。

今回、日本での購入に加え、出来るだけ英国ポンドを温存する目的でANAカードを使おうとしたのですが、これが上限に。

◉ 4月の妻両親訪問時の列車&ホテル代 約40万円
◉ 長女の新PC 約20万円
◉ 8月の家族でのディズニークルーズ 約110万円

気がつかないうちに約170万円が利用残高として積み上がる中、

◉ 6月の私の母弟の航空券 約70万円

を立替で買おうとしたところで、決済不能に。

さらに理由は不明ながら、サブの楽天カードでもANAサイトで航空券購入の決済が出来ず、涙を流しながら英国発行のデビットカードでポンド決済。きゃー、日常生活のためのポンドが〜〜。

ANA航空券はANAカードで買って効率良くマイル回収しようと思っていた本命作戦がここで崩れました。なんでやねん。。

楽天カードが使えなかった理由が未だに解明できていませんが、航空券の残席がわずかとなる事を恐れ、予約実行を今回優先。

欧州での家族旅行でも日本発行のクレジットカードを最大限利用して円資金を使いたいと考えていますので、決済と引き落としのタイミングはよく考えて、今後クレジットカードを行使する必要があることを理解しました。

まさに、ご利用は計画的に!です。

ボーナスを忘れた家計運営(2024年12月)

日本は冬季賞与の支給日。

これまでボーナス頼みな家計運営を日本では続けていましたが・・、この夏から妻子が英国暮らしに合流、毎月のポンド給与の家計で暮らす仲間は倍増。

日本の銀行口座から不足額を送金することもプランBとしては持ってますが・・海外への送金手続きは何かと面倒ですし、出来れば生活を見直して、手元の収入の範囲内で暮らすことが大きなテーマとなりました。

まさに、支出の最適化をはからずも実践出来る日々がようやく。(日本で暮らしている時からやれれば・・とは思いつつ)

妻子合流から4ヶ月。これまでのところ何とか妻と僕があらかじめ決めた金額でやり繰りする手法が機能しています。今後、教育費や家族旅行などの特別な支出は別会計とするとして、大事なことは日々の生活の中で、浪費っぽい額を膨らませないこと。

ポンド高で円安をスケープゴートにしておりますが(実際ロンドンはとてつもなく物価が高いですが・・)、収入の範囲内で、浪費含めてやり繰りする限りは皆で暮らしていくことが可能です。

まだわずか4ヶ月ですが、この感じなら、あと何年か、ボーナスを忘れた家計運営でやっていけそう、そんな手応えあり。やる→気づく→改善の流れが回ってきています。

ポンド高にビビって最初に円送金に走らず良かった。(→1,450ポンドだけは握りしめてきたけど

海外赴任の期間中に残すことが出来たボーナスの一部はきっと娘達の将来の学費の補填に回るでしょう。これから10年のキャッシュフローを想像しながら、日々、工夫していきます。

賃貸暮らしの老後試算(2024年11月)

Youtubeで流れてきた賃貸暮らしの老後の動画。確かに老後2千万円問題みたいな議論の前提の殆どは持ち家前提だしなぁ。

ちょっとばかり考え(妄想)始めてみますか・・・今月で50歳になる節目でもありますし。なんだかんだと10年後には60歳定年が待ち受けている訳で。(意外と目の前)

取り敢えずの妄想初回は、節制ゼロの雑な試算から。

単純に生活費貯蓄以外に、住居を一生賃貸で行くための費用を確保(貯蓄)しておけばよいとします。娘達が20年後まで家に居座って出て行かないという前提でおくとこんな感じでしょうか。
(5年後に日本帰国した際の賃貸住居は月額25万円と想定)

60歳からの10年x25万円=3,125万円(同じところに継続居住)
70歳からの30年x20万円=7,500万円(70歳で引越)
*2年毎に1ヶ月分の更新費用込

100歳までの40年、資金的にも余裕を持って賃貸住宅を確保し続けようとしたら約1億円ですか。なんだか、今からでも家の一軒は買えそうな額。生活費の貯蓄も同様に考えますと、2億円以上か。

もちろん60歳の時点で2億円を耳揃えて用意しないとイキナリ詰む訳ではなく、年金が65歳以降、あるいは70歳あたりから出るとすれば、その分を差し引くことが可能ですし、そもそも60歳以降も何らか働き続ける訳で、その分のキャッシュフローを多少は期待できます。(流石に家に篭りたいとは思わないので)

まずは、妄想でもこうしてリアルに実数字を置いてみるとイメージが湧きますね。どうやればそれだけの資金を確保できるか。あるいは立地を妥協して月額家賃を下げることが出来るかなどの想像が具体的に。(まだ、4〜5年後の話なので気が早いですが)

◆ 本日の妄想
60歳、2億円+アルファの蓄えがあれば賃貸でも安心

1ポンド100円感覚

ロンドンにやって来て半年。1ポンド200円ワールドで何とか生き延びておりますが、重要なスキルが1ポンド100円感覚。

1ポンド100円と思わないと、正直、やってられません。

東京からの大事なゲスト(年下なプロダンサー4人)を連れてランチなどをバシッと奢ると、500ポンドで10万円〜!とか軽く飛んでいくので、ぉぉ。。となりますが、そこは5万円と思い込む。(ランチとはいえ、イタリアンでお酒も飲めば1人1万円は普通だよね・・と思い込む)

社内の歓送迎会でも100ポンドは当たり前、傾斜がつけば200ポンド上等ですので、ロンドン市内の飲食とはそういうものと割り切るようにしてます。(出来ることなら、参加する機会は厳選)

家族連れの外食も、1人50ポンド、4人で200ポンドは簡単にかかるので、これも1ポンド100円と思い込むスキルで乗り切る。

そうこうするうちに、大分とスルーする技術が身についてきた気がします。(人間は環境に順応する生き物です)

(出張時の空港での軽い食事も25ポンド・・5千円? いやいや、2千円ちょっとですよ、ウンウン・・と自己暗示)

厳然たる貨幣格差が感じられる環境ですが、せめて心のストレスを緩和しつつ、なんとか家計をやり繰りして参ります。