先月のインド、12食連続カレーだったことは報告済みですが(→12食連続カレーだったインド)、創作インド料理フルコース(含むカレー)が含まれており、これが珍しかったのでご紹介。
ここはムンバイ、昔のボンベイ。スラムが広がる中にニョキニョキと高層マンションが立っており、貧富の格差がえぐい都市。
本日はこちらの高級インド料理店のフルコースをご紹介します。
まずはインドのビール、キングフィッシャーで乾杯。
こちらの可愛いアミューズからスタート。パニプリというそうな。中にはクリームチーズ。インドの有名なストリートフードだそうですが、大変上品なバージョンです。
続いて、バターナッツのラビオリ。パラックパニールというほうれん草とチーズのカレーが土台になってました。
バナナの揚げたものがココナッツラッシーの上にのってます。カレーリーフのチャトニというペーストが美味。そういえば、色々な惣菜ペーストがインド料理には出てくる気がします。
ようやく、お腹に溜まる感じの4皿目。エビとアスパラガスのサラダ。ジャガイモのクミン炒めがエスプーマになるのがインド。
ここらで赤ワイン。スーラという近郊のワイン産地のカベルネ・ソーヴィニヨンです。
鶏と山羊のカレー。レモンとブラックライムの香りが効いていておしゃれが極まっています。
口直しにシャーベット。パパイヤとチリのピクルスがインド。
メインな感じで登場したのが山羊のサーグ。サーグというのはほうれん草やからし菜を使った緑色カレー。こちらはお代わりをじゃんじゃんくれましたので遠慮なく。
そして、この数日間で大好きになった豆カレーのダールで〆。辛さはありませんが、インド各地のスパイスがテーブル前でトッピングされて香り豊かなスペシャルに。
〆はミルク系アイスと、コーヒー風味のデザート。満腹〜〜。
伝統的なインド料理の姿が時折は見え隠れしつつの創作料理フルコースを満喫させて頂きました。これは貴重な体験。
そして、The Hundred-Foot Journeyというインド人の天才シェフがフレンチでも活躍するハリウッド映画を思い出しました。邦題は・・「マダム・マロリーと魔法のスパイス」。今度、観直してみたいと思います。