米国生活の家計簿〜賃貸契約更改

米国生活で最大の支出項目が家賃です。(次は車)

2年間の最初の賃貸契約が満了となり契約更改を行いましたのでメモ。(→米国駐在生活の家計簿〜固定費編

まずは契約終了の3ヶ月ほど前に家主さんより丁寧に契約更新の意思確認の連絡が入りました。「こちらは是非契約を更改して欲しいと思ってますが、そちらはどう考えてますか?」と。私からも「是非、継続してこの家に住みたいと考えてます。」とまずはポジティブに返信。

そして「ヒューストンの不動産市場は原油価格の下落によるオイル&ガス業界の不況により全体に弱含みと理解している。一方でこのエリアの公立小学校は人気ゆえその点は考慮したい。」とポジション取り。

そのうえで「現在の備え付けの冷蔵庫が古いので、これを新調すること、契約期間を2年ではなく3年とすることを条件に、家賃を現行から月額100ドルアップ(5%アップ)とすることで更新するのはどうだろうか?」と自ら値上げを提案。

これに対しイラン出身のとても感じの良い現オーナーは「それは有難い提案だ、是非それで進めよう。」と一発OK。正直、バザールで絨毯を買うぐらいの交渉があるかとも覚悟していたのでやや拍子抜け。

これが2014年ぐらいであれば、更改時10%程度のアップは当たり前の加熱した不動産市場であったと聞いているので、家賃交渉については本当に良いタイミングとなりました。(それ以外の環境が本当に困りはてるばかりの状況ですが。。)

これで原油価格が2年後ぐらいにようやく回復してきても再び家賃上昇することを心配せず、毎月の支払いを100ドルアップさせるだけで冷蔵庫も新調することが出来ました。

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全くもってハードネゴも何も繰り出さずでしたが、会社事由の転勤については違約金無しでの契約解除可能な条項あり、2週間に1回の芝刈りと3ヶ月に1回の害虫駆除も家賃込み、何より真っ当な大家さんに当たる幸運は逃すわけにはいかず、残る駐在期間も同じ家に住み続けることを決めました。

■ 家賃 2,000ドル→2,100ドル(3ベッドルーム、170m2平屋)

アメリカンガールでアフタヌーンティー

職場の向かいのショッピングモールで我が家のガールズがお茶会予定と聞きつけて、ちょっと様子を覗いてきました。

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お、いたいた。

こちら、American Girlという人形屋さん?に併設されたカフェ。なんと利用には事前予約が必要です。

このAmerican Girlとはアメリカで大流行りの正統派人形店。(公式HP→American Girl

自分も変質者と間違われない程度に店内を物色して観察したぐらいの理解ですが、肌や目の色、 髪型も違う数種類の人形達(ちゃんとそれぞれ名前があります、サマンサとかジュリーとか)を中心に、彼女らの世界観を支えるバックストーリー(本があります)、膨大な服や小物、はては家具までが揃う本気な人形屋さんです。(ついでに言いますと結構なお値段がします)

バービーやリカちゃんはちょっと現実的に存在しないスタイルをしておりますし、設定された背景も一般人からほど遠いことを考えると、こちらはよっぽどリアル感があります。

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(おめかしてしてお茶にきた姉妹)

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(なんと人形に同席頂いているのだとか)

我が家の長女はまだ正式な人形はもっておらず、赤ん坊の人形一体だけなのですが、ちゃんとお茶の時はレンタルで正式なお人形を借りれるのだそうです。(とうとう買ったのかと少々焦りました)これもマーケティングの一環なのでしょうか。

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(人形がお茶してます、パパは仕事してましたが)

人形が着ているのと同じ服が子供用に売っていたり、なかなか発想豊かに商売されているものだなぁと感心しきり。

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(なんだか立派なアフタヌーンティー)

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(ちょっとお茶にはまだ早いんじゃないの?)

やることがまだ沢山あったので皆さんの集合写真だけ撮影して早々に退散、仕事に戻らせて頂きました。

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(楽しそうでよかったね!)

その後、孫に甘いばーば(ママ)が予想通り我が家の子供を増やしていったそうな。

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(いつもすみません、ママ)

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(デヘヘの長女)

なんと赤ん坊の次はホンチャンの人形に進むのかと思いきや、その次のステップに小さな双子がいるのだそうです。肌や瞳の色は勿論、男男でも女女でも男女でも選びるのだとか。

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(白人と黒人の・・女の子の双子?を選んできました)

もうすぐこの同じタイプは販売中止になるらしく、貴重な買い物になるとかならないとか。とにかく大事にして欲しいと思います。(人形って粗末にしては絶対に怖いとか思っちゃうのは考えすぎでしょうか。)

しかし、双子の設定だと売れる着替えの服も2着ずつ、、うまい売り方ですね。

米国でも手巻きの日

我が家の家ごはんの定番のご馳走といえば手巻き。米国生活ではネタ調達が難しい!の一言ではありますが、わりとコンスタントに開催しております。

最近の注目ネタは、やはりなんといっても毎月第1週の週末にHマートで開催されるマグロ解体販売。

最初の頃は赤身もトロも同じ単価で売っていたので完全におじさんに張り付いて、こと細かに切り出す部位を指定できてお得感一杯だったのですが・・最近はトロの部位の単価をあげてきたので、普通に高級食材となっています。

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(それでも見かけると毎回買ってしまう罠)

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(これで4千円ぐらい、でも極上の中トロです)

こんな素敵なマグロがない日でも、入荷の安定する南米の養殖サーモンに一品、二品を加えて結構高頻度で手巻きを楽しんでおります。(東京に暮らしていた頃の魚屋さん直売の手巻きネタセットには及びませんが)そんな生活に最近強力な助っ人が。

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(じゃじゃーん、舟盛りの舟です)

ベルエアの日本風な雑貨屋で発見、17ドル。

この舟に乗っているだけで、サーモンもウニもイクラも2割増しで美味しそうに見えるから不思議。(あと彩のシソの緑があればもっと良くなりますね、裏庭で栽培するか・・・)

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(ちらし用の大きな鉢も桶もあります)

酢飯に海苔に魚介の組み合わせの素晴らしいこと。

最近、長女がお弁当に海苔で巻いたおにぎりを嫌がるのですが、海苔も断固として日本固有の食文化なんだと訴えさせるようにしないとですね。(あまり黒色の食材って他の国にないですものね、イカ墨とか?)

脳裏にミツカン酢の例の「土曜日は手巻きの日!」のCMが浮かんできたので探してみたら、とんねるずばっかり。。

ヒューストンの家飲みで手巻き普及に努めたいと思います。
(早くSeiwa Marketがオープンしないかしら、、)

テキサスで穴を掘る!?

公立小学校のプリキンダーに通う長女は、授業で色々な英語の歌を仕入れてきます。昔から愛されている童謡の英語版(オリジナル)もあれば、聞いたことの無いテキサスや米国を讃える歌も。

その中でも、妻も僕も大好きなのが、「ナナナーナ、テキサース!」で両手を広げる勇ましい歌。ナナナーナが、どうしても僕の耳には、ディギング・ザ・ホール・イン・テキサーーース!に聞こえていたので、

テキサスに穴を掘るとは、これは一体何事か?と考えていたのですが(石油でも掘るんでしょうか)、それ以上考えずに放置しておりました。

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(満漢全席的な山ほどのおかず)

先週末に向かいの隣人B家にお呼ばれして家族で食事に行った際にこの話を持ち出したところ、疑問が一気に解決。

なんと正しい歌の名前は、Deep in The Heart of Texas でした。全然穴掘って無いし!!(思いっきり笑われました)

→Youtubeのページ、こんな歌です

ヤッピーヤー!とか叫ぶ長女を見ながら、あと3年もこの地で公教育を受けさせたらしっかり地元のTexanに成長(洗脳)されるのかもしれないと感じました。

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(なぜか向かいの家で踊りまくる娘達)

音楽がかかると自然にカラダが動き出す娘達を見ながら、確かに父も後天的にはダンサー体質を手に入れて気がつけば踊る男になたけど、生まれつきではなかったので、これはやっぱり母方、つまり妻の家系の血ではないかと思ったり。

穴を掘っても石油が出なかったり、出ている石油が安くなりすぎたり、大人の世界も色々悩ましいことだらけですが(特にヒューストン周り)、歌ったり、踊ったり、そんなことで日々の悩みを吹き飛ばして元気に生きていきたい、そんなことを思う訳です。

トレジョーのお肉で裏庭BBQ

PB製品が充実しており、我が家も大好きなトレジョー(Trader Joe’s)。我が家がよく買うのは加工食品や冷凍食品、そしてワインですが、はじめてPBのお肉を買ってみました。

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(右上から、リブアイ、サーロイン、フィレ)

少し大きさが小さいですが、それでも普段BBQ用のお肉を調達するWhole Foodsに比べるとお値段は半分から2/3程度です。さて・・お味のほどは、

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(裏庭菜園を眺めながらの焼き場)

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(炭火が強すぎて、必死で端に避難)

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(上手に焼けました〜モンハン風)

む・・・悪くない。ちょっとばかし味は落ちるかもしれませんが、それは焼き加減の問題かもしれず、普段の食事としては全く問題無し!なんといってもリブアイ1枚が8ドルとかなので、しょっちゅう食べても問題無い価格帯。(Whole Foodsだと倍近い値段)

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(こんなに気兼ねなく牛肉食べられるのは今だけだぞー)

日本に帰国したら再び魚食民族に戻りますが、やはり赤身牛肉とカリフォルニアワインを楽しむのはまさにこの米国生活の貴重な機会かもしれません。気楽に火を起こせる裏庭もありますし。

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と、ここまで思いっきりアメリカンライフ丸出しな感じで書いてきましたが、大根おろしとポン酢で牛肉を頂いていたことを思い出しました。もう今更味覚や好みは変わらないものですね。

もう少し焼きの技術をあげたいと思います。ピータールーガーやベンジャミンのように外側はしっかり黒くカリッと焼き固めても中はミディアムレアでジューシーという感じって、どうやるのでしょう。網じゃなくて鉄板じゃなきゃだめかしら。(→NYの老舗ステーキハウス〜ピータールーガー