ソフトシェルタートル鍋

食通で食いしん坊仲間と慕うH先輩ご夫婦を招いての宴。

本日は和風をテーマに、妻の心尽くしの手料理でおもてなし。前菜数品と絶品切り干し大根、さらに野菜のゼリー寄せがまた良い出来!

(とても綺麗に仕上がってます、やるなぁ)

自分の担当はメイン。何か先輩を唸らせる趣向をこらせないかと数週間頭を悩ましてきました。

そして鍋に選んだ食材は・・ソフトシェル・・クラブならぬ、タートル!それってまさかの、すっぽん。

中華街のスーパーでみかけて以来気になっていたんです。

(勇気を出して人生初購入、こいつ1匹下さい!)

おそるおそるお兄さんの肩越しに様子を伺っていると・・

(あっさりと首を飛ばされご臨終)

首を飛ばされてもまだなお手足が動く生命力の強さ、流石です。これは流石に自分では捌きたくないです。。出刃包丁欠けそうですし。

(もう肉になりました、ちょっと足が怖いけど)

熱湯で軽く下処理し、ネギと生姜と酒をきかせて、強火で炊きあげました。味はスッポンの出しを殺さぬ程度に、醤油、酒、みりんで。

■ スッポン鍋@ヒューストン

「いったいこれは何だろう、ブリのあら?いや鳥でもないし・・すっぽん?」 さすがH先輩、直ぐに分かったようです。

少々小骨が多いですが、甲羅のまわりのコラーゲンもたっぷり。
肉の味もよいので、これは確かに珍味。(養殖モノ1匹で26ドルとお得)

そしてお待ちかねの・・

■ すっぽん雑炊

さすが鉄板の味でした。

例によって食べ物の話で盛り上がり、美味しい日本からの日本酒に舌鼓を打ち、今夜も楽しい家飲みナイトとなりました。

そして今日は妻が美味しそうにすっぽんの足をしゃぶる姿にちょっとドキリ。好き嫌いもなく、十分に食の好奇心旺盛な彼女をとても頼もしくも感じました。(食べ物への感性の一致は夫婦には必要)

すっぽんはもう少し掘り下げてみたい食材です。(次回は肝臓と腸を捨てないように事前に頼まないと)

■ 家飲み食堂(2014~) 18宴目