「食べある記」カテゴリーアーカイブ

放るもん

戦前、内臓料理を含めたスタミナ料理一般がホルモン料理と呼ばれたそうです。その後、大阪弁で捨てるものを意味する「放るもん」をもつ焼きの語源とする説が勢力を増してきたようですが、最近はどうも劣勢の様子。

個人的にはあんなに美味しいもの(ちゃんと処理された新鮮なもの前提)を捨てるなんて勿体無い!と思っておりました。

でも・・

(・・・食べ物?)

(七輪が視界に入って少し食べ物に見えてくる)

(焼けてくるとようやく美味しそうな食べ物に見えてくる)

森下にあるホルモン焼きの名店、ハセガワを初訪問。食べログの画像みるだけで衝撃的ゆえ、この日を楽しみにしていました。

見るからに新鮮なホルモン盛り合わせ、表面は焼きつつレア目に頂きました。うはー、めちゃくちゃ美味しい。(そしてビール、ホッピーがすすむ)

同じ七輪を囲む同僚がひくぐらいのスピードでたっぷり頂きました。(あまり煙が上がらず比較的脂肪分が少ない部位が多い気がしました。)

でも、12人貸し切りで、半数ぐらいの方は正直なところ苦手だった様子。(カシラやタン、ハラミあたりはいけるはずですが視覚でギブアップ)

やはりホルモンは人によっては「放るもん」なんだなぁと実感。
もつ好きな友人を誘って再訪したいです。

トリトン詣で

週末を利用して北海道の実家に妻子連れで帰省。
(10月の札幌帰りは予定が詰まっていたため、あらためて)

新千歳空港にて事前に予約していたニコニコレンタカー店舗を探すが見当たらず。なんと近くのアウトレットモール内の店舗でした。(近くでもタクシー1500円!)

気を取り直して、孫の帰省を待ち侘びているだろう母が待つ石狩の実家へ! ・・と思わせといて、札幌が誇る回転すしの名店トリトンにて途中下車。

(娘よ、これが北のプリン体だ!!真ダチ&ウニ)

(個人的に大好きなのが北寄のヒモ)

丁度、空港と実家の途中にあるトリトン伏古店が便利で、行きも帰りも立ち寄り。この北海道クオリティを味わってしまうと、近所の回転寿司、もう行けなくなります。

(娘はブリ、サーモンがお気に入り、勿論サビ抜きで)

(イクラも小さくして頂きました)

東京ソラマチに出店しているようですが、がっかりしそうだから行かなくていいかな。キッテに入った根室花まる(こちらも北海道発の回転寿司)も残念だったし。。

そこに行かないと体験できないと思ったほうが貴重な気がするし。実際、寒い冬の北海道でも必ず頼む食後のアイスは、このトリトンならでは。娘にとっての北海道帰省の思い出の味候補です。

サントリーが直営する響というお店。
ジャンル的には創作和食&ダイニングバー・・かしら。

(本日のコースは有田牛を喰らう宴、、って凄い名付け)

炭水化物を出来るだけ夜は避けたいながら、〆のご飯物に出てきた牛すじ石焼き飯に大蒜ネギ醤油を美味しく頂きました。

お酒はビールから麦焼酎に進んだ後、やっぱりこれでしょうと。

■ 響12年をハイボールで

12年が5千円、17年が10千円、そして21年が21千円(酒屋価格)。これが30年になると100千円、寝かせるほどに高まる商品価値か。

ウイスキーもハイボール(ソーダー割)にすると食中酒としてVERY GOOD。最近もっぱら日本酒党の利き酒師でしたが、研究対象とするお酒も無数。

ハイボールひとつとっても、洋酒の違いの飲み比べから、割り具合まで深そう。そんなことも思いつつ4人でボトル飲みきり。

しっかりボトル1本あける人達は少ないと褒められました。

すしざんまい@すすきの

北海道プチ帰省2日目。

前夜イクラ食べ放題を堪能した親友宅で、朝は自家製ピザを頂き幸せにお別れ。昼ごはん時に母と札幌駅にてランデブ。(走るデブ)

なんだかんだと1年ぶりなんで、ちょっと親不孝感すみません。あいかわらずの自己都合で寿司を所望するも、日曜日の為目当ての店は休業。おりからの雨にフラレてようやく辿り着いたのはコチラ。

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築地すしざんまい@すすきの店。

なんで東京から札幌に来て、すしざんまいに入らなきゃいかんのじゃ。。。ってココロの葛藤をよそに、さすがの24時間365日の営業力に負け入店。せめてもの抵抗で北海道食材を中心の本日お勧めをオーダー。

キンメダイに秋刀魚、そして活牡丹海老。

母が、なんで最初ここ入るのを僕がいやがったかとこそこそ聞いてますが、どうやってもこの話、板さんに聞こえてますから!

しかし目をやるとすすきの店の店長さん、どうも見覚えるの方。。。以前住んでいた東陽町店の店長さんだった方に間違いないと話しかけ。

(釧路昆布森産の牡蠣)

東京から来たお客さんが「なんで札幌まで来てすしざんまい!」ってよくある話なんだそうです。(地場のお寿司屋さんもぜひ負けずに頑張って欲しい)

競争戦略の観点からは色々考えさせられます。

息子の観点からは寿司屋のカウンターで自由にお好みで食べる機会は少ない母をこうして無理くりでも引き連れてあれやこれや味わって頂くのは貴重な世界。

すっかり美味しく頂きました。
それにしても意外と母もたくさん食べるので驚きました。

俺の割烹

少し前の話ですが、俺の割烹を潜入取材。破竹の勢いの「俺の~」シリーズの和食店舗。(→俺のイタリアン潜入はコチラ

破格の食材原価率と客回転率を掛け合わせて利益を生み出す驚きのビジネスモデル。今回は予習もバッチリしてからの訪問なので、色々と観察できました。

(お酒類はそれほどリーズナブルでもない値段設定)

(しかし、伊勢海老はじめ旬の高級食材つかいまくり)

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方/商業界
¥1,575
Amazon.co.jp

いかに競争優位性を発揮するかというケースを胃袋で体感。ジャズの生演奏は正直イマイチでしたが、色々と面白い試みにあふれてました。

70代にしてこの起業家精神、感心するばかりでなく見習わなくては。。。30代で思考停止に陥る訳にはいきません。。

■ 115冊 (2013年)