この小話を知っているのはやはり同世代でしょうか。。
京都の老舗のすき焼き屋さん、「三嶋亭」。
ロンドンから帰国中のO先輩が、「三嶋亭のすき焼き肉で、美味いしゃぶしゃぶを食べたい。」と以前より熱望されており、一時帰国の機会をとらえて「三嶋会」が実現。
この会の為に、先輩は週末に京都経由で国内移動をして肉をゲット。その行動力、人生のこだわりには本当に感服いたします。
本日も、台湾に1泊出張の足で成田からJOIN、翌日にロンドンに帰るという強行軍。数々の伝説を持つ、自分にとっては偉大な先輩です。
さて、平日午後8時からの家飲み会。
本日の主役は勿論、三嶋亭の牛肉(すき焼き用)!
100グラム1000円のお肉と、100グラム650円のお肉の食べ比べ。何て素敵な眺めなんでしょう。
食べ応えのあるすき焼き肉で、あまり沸騰させすぎないお湯でのしゃぶしゃぶ。牛肉の脂肪が熱で活性化して旨みがでたところを、火を通しすぎないうちに頂く。
美味しくないはずがない。。。2キロのお肉もあっという間。
さらに、お酒好きの男女6人にて、食べまくり、飲みまくり、さらに飲みまくり。こうして、大騒ぎの夜がいつもの通り更けていくのでした。
正直、この内容を赤裸々に記すことにはタメライがありました。先鋭的な甲殻類擁護団体に徹底的にマークされる恐れがあるたからです。しかしあえて書かせて頂きましょう。美味探求の餓鬼道を進むものとして・・・
朝獲れたらしい「しまえび」さんご一行到着~。
能登から東京までの長旅でちょっとお疲れのご様子。
ひ「ヤマトクール宅急便の乗り心地はどうでしたか?どうぞ風呂にでもつかって、旅の疲れを取ってくださいな
(注: お酒入りの特注風呂)
しまえび 「熱いってば!!」
ひ「いやいや、これが江戸っ子には普通の温度ってなもんで・・・」
しまえび 「ふぅ~、いい湯だったぜ。悪いが浴衣脱がしてくんな、のぼせちまった。」
ひ「お客さん、粋な縦縞の浴衣ですねぇ。色も鮮やかだ!」
しまえび 「おぅ、今晩の肴はなんだい?」
ひ「へい、しまえびさんをちょいと湯にくぐらせたもので・・」
しまえび 「そいつは旨そうだ・・って、俺かい!」
・・・・
しまえびさんには悪いことしましたが、さっと熱が通った身はとにかく甘くて、旨みたっぷり。今回の能登お取り寄せの中でも最高のご馳走でした!
先日の富山への旅では、空港から富山市内までをグルリと金沢~七尾~新湊と能登をドライブ。途中立ち寄った七尾の魚市場で注文した魚介が届きました。
料理以外の家事は苦手、若干ゲーマーではありますが、料理をこよなく愛する同居人のめさんの腕が素晴らしい食材を前にうなります。
キスの椀物
ぼたんえびとキスのこぶ締め
のどぐろの焼き物
のどぐろの中華風清蒸
もう1品、目玉の品があったのですが、これは別アップで次回。
締めは・・・
炊き立てのご飯に、このわた
「このわた」とは漢字で書くと海鼠腸。その名のとおり海鼠(ナマコ)の腸の塩辛。鮮烈な磯の味が熱々のごはんに絡まりもう最高。
しかし、この海鼠。英語名は、sea-cucumber ・・海のキュウリ。海中に転がっている姿は完全に怪生物なこの物体を最初に食べてみた人類に心から敬意を表します。。
富山市内のホテルに宿泊。前夜のお酒をスッキリと抜く為に朝から温泉へ。温泉から上り、人気のない脱衣場で全裸の僕に能登半島地震(震度5)が襲い掛かりました。
ゆらっ、ユラユラ・・「おっ、地震だ・・・」ユラユラユラ(段々激しくなる) ドドドド・・・「か、かなりデカイ??」
倒れてくるものの下敷きにならぬよう、脱衣場の中心に移動。全裸で周囲に身構える姿が鏡に映り・・相当間抜け。
結局、たいした盛り上がりもなく? 地震終了。(すいません、それだけです)
気を取り直し、富山城を観光の後、富山の魚介を、今度はお寿司で堪能しに。
白貝と、ばい貝。
ホタルイカの沖漬け、ずわいがにとかにみそ、そして白エビ。
その他、いか、甘エビ、ブリ、アナゴ、サヨリ、しまがつお、マス、のれそれ・・・などなど約20カンほどを堪能。お腹が満たされたところで市内を散歩。
あとは生きたホタルイカ君との対面だけ!ということで、滑川のホタルイカミュージアムへ。生きたホタルイカや、ズワイガニ、ケガニなどに触れることができるゾーンがありました。
「わーい」とつかみあげると、いきなり手のひらを噛まれる。さらに横には注意書きとして・・・
● 食べないで下さい
いきなり彼(正確には彼女)を食べるのは勇気がいりますよ・・。
そんなホタルイカ君達が、暗闇で幻想的に青白く光る姿には感動。100匹ぐらいでこの美しさなら、数千匹、数万匹?の定置網漁での美しさは凄いだろうなぁと想像。
いつかまた富山を再訪しなくてはとの思いを胸に、さらにホタルイカや白エビを食い漁り、空港でます寿司などをゲットし、限界まで食べ続けた今回の富山旅行なのでした。
地震の被害からの復興が一日も早く進むことを願っております。富山、おすすめです。