先日のパリに続きまして、20年ちょいぶりの再訪となる街が幾つか続きました。1つ目がプラハ。チェコ共和国の首都です。
チェコにはロンドン赴任以来、何度も仕事で訪れているのですが(→よろしく、ピルスナー・ウルケル)、いつも仕事の用事で地方都市に空港より直行しており、プラハ市内に宿泊したのは先日が初めて。
昼の飛行機の時間までに少し時間があったので小1時間ほど市内を散策して、懐かしのカレル橋も渡ってきました。
20年ちょい前にプラハの春という外交官が活躍する恋愛小説?を読んで、この橋に行ってみたいと当時の研修赴任先であったドイツから向かったことを思い出しながら街をそぞろ歩き。
神聖ローマ帝国の首都、黄金のプラハと称された欧州の古都の威容は流石ですね。大戦の戦火にも大きく巻き込まれず、各時代の建築様式が残っていることから、ヨーロッパの建築博物館の街とも言われるそうな(当然、世界遺産)。
徹底的に破壊されて再生されたワルシャワやドレスデンなども訪ねたばかりなので、それぞれの街がたどった歴史の大きな違いに思いを馳せます。国としての歴史はなかなかにハードモードでビターなのは、中東欧諸国どこも同じです。ドイツやロシアにもさぞ色々物申したいことでしょう。
最近、少しずつ世界史への興味、好奇心が育っています。高校2年の授業で教科書でおさらいしたのがまとまった時間を投入した最後の記憶で、そこからは体系的に学び直す機会もなく(センター試験は日本史を選択)、断片的な知識や理解が脳内には雑多に散らばっているだけ。
今回の欧州駐在中、自分なりの欧州観というものを実地での体験含め養っていけると良いな、と思います。