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米国で大腸内視鏡検査

(前回に引き続き、大腸とかの単語が苦手な人は読まないで下さい)

日本に一時帰国した際に受けた人間ドックで便潜血が発見され、要精密検査の勧告。おそるおそる米国の総合病院のサイトを辿り検査を予約したまでが前回。(→米国で大腸内視鏡検査を予約

本検査は前日の準備からすでに始まっております。まずは前日の朝食は軽食という指示。ところが少々寝坊してしまい長女を学校に送ったので朝食にはありつけないところからスタート。

日中は水分のみ補給可。ジュース、コーヒー、コーラー、チキンスープ(クリアーやつ)など割と何でもOKなのが助かります。自分は妻が用意してくれたカヤノヤのダシで作った温かいスープで生き延びました。

そして帰宅した20時過ぎから戦いがスタート。

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下剤1杯目。

うー、バリウムほどではありませんが、やはり不自然な味で不味い。そしてこの0.5リットルほどを飲み干した後に、続けて1時間以内にあと2杯の水がmust。計1.5リットル。

これで22-23時までお腹がゴロゴロ〜ジャー。そして翌朝7時に下剤2杯目投下。同じく1.5リットル。再びお腹ゴロゴロ〜ジャーの繰り返し。おぉ、どんどん我が体内が浄化されていく・・・

ちょうど手元で読んでいた浅田次郎先生の新撰組三部作の最終作品「一刀斎夢録」で、三番隊隊長の斎藤一こと一刀斎が「人間などしょせん糞袋・・・」と述懐するくだりを身を以て確認。(お食事中でしたらすみません)

さて、検査開始1時間半前に到着指定ですのでUberで出発。クリニックは清潔感もあり雰囲気よし。受付時の書類記入が完了してから放置されてる間に仕事のメール返信をポチポチ。

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ようやく奥に呼ばれて、指示通り素っ裸になりテルテル坊主のような服に着替えるあたりから少々緊張気味に。なんといっても人生で未だ入院経験が無いので病院の雰囲気に免疫がありません。

そんな僕の緊張はよそに、皆さんテキパキと麻酔薬導入用の針を腕にさしたり、酸素が出る管を鼻のアナにいれたり準備は進み、時間通りに台ごと奥の処置室へ。

なお、帰りもUberで帰ろうと思っていたのですが軽く看護婦さんに却下され、やむなく妻に迎えに来てもらうプランに変更(ランチの予定をキャンセルさせてすみません。。)なんでも、全身麻酔が切れた後だから、信頼出来る知り合いじゃないとリリース出来ないとの説明。

処置室には先日検査を予約した際に問診頂いた消化器内科のドクター。あとは麻酔医の先生と看護婦さん、その他の方々が登場。時刻は11時53分、じゃあリラックスする薬からいきますね、という声と共に記憶を一瞬で失い、眼が覚めると12時45分でした。

すごい、これが全身麻酔か。何にも思い出せない。

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(復活直後、なんとなく目の焦点があってない)

詳しい検査結果とフィードバックは2週間後以降にあらためてまして・・、ということですが、速報的な画像付きレポートが帰りに貰えました。

内容をパラパラ見ると、入り口に小さな痔があること(知ってます)、そしてなんと大腸内に小さなポリープを2個見つけたので切除したこと、それ以外は特に問題は見当たらなかったこと、が書いてありました。(ホッと一息)

迎えに来てくれた妻と一緒に買い物をして次女を拾って帰宅。まだ麻酔の影響があったのか、その後に2時間ほど昼寝しちゃいました。なんでも全身麻酔をした日は判断力が低下する可能性があるので、仕事をしたり、重要な判断はしてはいけないそうです。

それにしても前日から食事を控えることも、下剤も、検査そのものも想定以上にスムーズで殆ど負担はありませんでした。

唯一想定外だったのは、検査前日に終日固形物を取らなかったのにも関わらず全然体重が減っていないこと。なんでやねん・・・(大腸内視鏡ダイエット作戦は失敗)

米国で大腸内視鏡検査を予約

(大腸とか便という単語が苦手な方?は読まないで下さい)

先日受けた人間ドックにて便潜血が発見され要精密検査勧告を受けた私。(→人間ドック2016

これまでの41年間、骨を折ったこともなければ、勿論入院したこともないという幸運な身ゆえ、病院との縁遠さは相当なもの。そんな自分が米国で大腸内視鏡検査という未知の世界(診断)を受けに行くなんて大冒険・・と軽くため息。

まずは米国ではかかりつけの主治医がいて当たり前というのは年初に胃炎になった際に胃をもって思い知っております。(→米国で胃炎になった)さて、どうやって専門医に辿り着くのか。。

そんなことを考えていると、妻が職場の近くにも病院を構えるMemorial Hermannという大病院グループのサイトを眺めてFind a Doctorという機能を発見。さらにSchedule Nowという機能も。お?これで何とかなるかも!

しかし、求める医者の種類がわからず。。。まずは日本語で調べてみると、消化器内科、胃腸内科などがヒット。これを英単語検索。どうやらGastroen…なんちゃら、というやつの模様。これで先ほどの医師種類の選択に戻り、Gastroenterologistという種類を無事に発見。

念のため、大腸内視鏡検査、Colonoscopyという単語と併せて検索してGastroenterologistがColonoscopyをやるということを英文の医療系サイトでも確認。

早くて数日後から予約出来るようなので、顔写真から優しそうで丁寧そうな先生を選んでみました。(何たってお尻掘られるのですから恐怖で一杯)

予約申し込み時に、来院理由や、病歴、医療保険などの情報記入が必要ですが、そこはサクサク適当に。誰から紹介されたかって? とりあえず娘達のかかりつけの小児科医の先生の名前を勝手に拝借して入力。

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(ドアがガラスじゃないと開けるのが怖い)

そしてアポイント当日、事前に用意した単語は3つ。

便潜血                      Focal occult blood
大腸内視鏡検査 Colonoscopy
痔                                Hemorrhoid

説明はこれでほぼ十分でした。しいていうなら、便といえなくて、糞という有名な英単語しか出てこなくて恥ずかしかったぐらい。。(手元のiPhoneで調べました。。)

血が出る頻度、色は赤か黒か、など細かく併せて問診ありましたが、父親が大腸ポリープを取って検査したら癌だったと説明した瞬間に検査実行が決定。(大腸ポリープが成長して悪性の腫瘍(ガン)になるものなので、基本は検査推奨だそうです)

驚いたのが、日本語サイトを眺めると大腸内視鏡検査はかなり痛い・・という嫌な情報に溢れていたのですが、米国では全身麻酔をして検査するので痛みなど何も感じないと。(実際は目覚めてから痛いのかもしれませんけど)

寝ている間に先生が痔の様子も調べて、さらに内視鏡で腸内にポリープを見つけたら全部取っちゃうから安心して寝てて下さい、と。(イヤイヤそれでも不安ですけど)

準備が少々面倒で、前日朝から水分以外を絶食、検査前日の夜と当日の朝に強力な下剤を飲んで腸内をピカピカにして臨むそうです。(これは絶対に体重減りますね、大腸内視鏡ダイエット)

それにしてもSun先生、めちゃくちゃ腰が低くて怖いぐらい丁寧。徹底してサービス業な雰囲気で素敵。

アシスタントのおばさまと半月後に検査の予約をして、自宅最寄りの薬局で処方された下剤を受け取り準備完了。あとは検査前日の朝の絶食開始までやることなし。

どんな体験となるのか・・まずは検査前日からの水分以外何も口にできないという人生初めてのプチ断食を乗り越えられるのか、そこが心配です。半月後の体験レポート、お楽しみに。。