武士道ジェネレーション

いやはや、見事に一本取られました。

この言葉の使い方があっているかもわからない素人ではありますが。

武士道ジェネレーション/文藝春秋
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武士道シックスティーンからはじまる3部作のその後を描く見事な一作。

切れてますね、そして見事に一本筋が通っております。

誉田先生、他の警察小説なども読ませて頂きましたが、自分はこれが一番好き。

武道というカテゴリーでは、こちらも好きな、帯ギュ的な爽やかさ。

人はなぜ生きるのか、という問いに対する玄明先生の言葉がまた素晴らしい。

「・・なぜ生きるのかではなく、どう生きるのか、誰のために生きるのか・・・そう考えてはいかがと、お答えするようにしております。」

自分自身も、なぜ生きるのかではなく、どう生きるのかに意識を向けたい、

そう強く思わせるだけの説得力に溢れておりました。

2015年読了のTOP3に間違いなく入る作品シリーズ。

天空の蜂 (講談社文庫)/講談社
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債権奪還 (講談社文庫)/講談社
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どちらも良作。

妻に先立たれ早期退職しアル中気味の中年の話を読んでると妻に説明したところ、

あんた一体何をそこから学んでいるのか?という顔をされる。確かに。

■ 154冊(2015年)