「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
と語ったのはドイツの鉄血宰相のビスマルクさんだそうですが、「百聞は一見に如かず」をモットーとする自分はやはり愚者寄りなのかなーと考えてました。(経験から学ぶことも大事な気がするんだけどなぁ、とやや反発しつつ)
そうだったのか!現代史 |
・・・いやいや(前言撤回)・・・やはり、人は歴史から学ぶべき!と強く実感。
池上先生の名講義、第2次大戦後の60年間、いわゆる現代史を俯瞰すれば答えは明らか。実に多くの死と血に溢れた世界なのかと背筋が寒くなりました。
なんとな~くな平和を感じて過ごした35年間ですが、日本の外の世界が見えてないだけ。いや、殆どの国を実際に訪れたことがある訳ですから、自らの事として実感が足りないだけか。(旧ユーゴ紛争、ベトナム戦争、ポル・ポト、スターリン、全てあの地で起きた歴史)
積極的に歴史から学ぶ姿勢をもちたいと思います。そう思っていたところ、彼女のパパ(義父)から「これ面白いよ!」とお勧めの一冊。
この命、義に捧ぐ |
終戦時の恩義を果たす為に、共産軍が押し寄せる台湾に渡った根本博中将の知られざる生涯。日本人としては全くもって痛快で胸のすく歴史ノンフィクションです。
謝々!チャイニーズ |
中国大陸から5キロしか離れていない金門島がなぜ台湾の領土となったのか理解しつつ、アモイ部分の紀行文など読むと更に理解の点と線が交差して深まる気がします。(香港を描いた「転がる~」も秀逸でしたが、こちらもなかなか。)
■ 106/200冊