グロービスの5回目のセッションは、ファイナンス。
ファイナンス的な考え方は生活の中でも重要と感じさせる素晴らしい導入の講義でした。結局、大事なのはキャッシュ。
キャッシュがどれだけ入ってくるのか、現在の価値にしたら幾らなのか。会計上の利益なんて不確かなものですからね。演習でマンションやらパンダの現在価値を計算してたのですが、気が付けば自分の不動産鑑定に。
(MAIたんのお家の現在価値はいくらですかねー)
ところで、自分自身の現在価値は・・・?
月曜と火曜の2日間、異業種交流の社外研修に参加。3社から集まった同年代20数名のメンバーで一緒に経営戦略のケースに取り組みました。主催はグロービス。
最近すっかりグロービスっ子になっています。
今回取り組んだテーマは3つ。
■ クラウンコール
■ 上海サントリー
■ EMIのCTスキャナー
おかげで金属缶業界のことや、上海のビール市場での攻防、CTスキャナーについて突然詳しくなりました。それ以上にこの2日間の研修は自分を客観視する良いきっかけにも。
やはり均質的な世界で過ごす時間が長くなると思考に癖や傾向が出てくるものだと思いました。自覚が出来ているのならよいですが、あまりに無自覚なのはちょっと。
宿題がしんどかったけど、参加できて良かったです。それにしても職場の皆に「異業種交流」って伝えたら予想通り皆ニヤニヤ。
合コンじゃないですよん、と。
グロービス通いのセッション4は、インドの農村市場でのユニリーバの取り組みがケース。BOP(ボトムオブピラミッド)市場の攻略がテーマです。
世界には年間1500ドル以下で生活する人々が40億人いて、この層にどう取り組むかが鍵。70億人のうちの40億人とは考えられないぐらい広大な市場。
目の前に迫り来る仕事から一時離れて、思考を自由に大きなテーマに意識を向ける時間が良い刺激となっています。
終電までの1時間、本日のグループで一緒だったKさんと飲みに。同じクラスでは30代は我々二人だけですので、前から声かけるチャンスを探っていたのです。
異なる業界でご活躍されている姿と勢いに、これまた良い刺激を頂きました。気をつけても気をつけても、どうしても人付き合いというのは均質的になりがち。
せっかくのグロービス通学の機会ですので、インプットにもアウトプットにも貪欲に。課題に取り組む時間を捻出するのに協力してくれる彼女の為にも。
グロービス第3回目のセッションは「松下電器産業の変革」
ナショナルあらためパナソニックについて。
(うちのナショナル坊や)
ケーススタディを通して、戦後から80年代前半までの驚異的な松下電器産業の成功のKSF、90年代後半までの低迷の理由と、その後のV字回復の軌跡までを丹念に追いかけました。
経営の神様と呼ばれたカリスマ経営者が残した聖域と、その破壊と創造に挑む改革。困難に立ち向かうリーダーと組織の姿に痺れつつ、我が組織も振り返りつつ。
示唆に富んだ良いケースでした。
今回は授業参加前に以下を参考図書に。
でも、家電業界の販売店組織や、事業部制を一番僕に教えてくれたのは、やっぱりこのシリーズだなぁ。。
■ 018冊 (2012年)
グロービス第2回目のテーマは経営戦略、ケースは「コマツの多角化」。日本が誇るグローバルものづくり企業についての理解がぐぐっと深まると共に色々な気づきを頂きました。
(ミルク以外に電気も動力にしてハイブリッド化?)
業界のKSFを正しく見出し、そこに沿った戦略を素早く愚直に実行する。言うは簡単ですが、それだけのリーダーシップを発揮するのは容易なことではありません。
このあと第3回、第4回と経営戦略のケースが続きます。フレームワークを使った思考の型をしっかり身に付けたいと思います。(いずれ型から離れる為にも、まず型を)
より深く理解する為に坂根会長の著作も一冊読了。ダントツ経営のリーダーシップ、凄いです。
■ 016冊 (2012年)