「僕ら観劇部」カテゴリーアーカイブ

YOSHIO INOUE SPECIAL LIVE〜観劇メモ

GW中の話ですが、ミュージカル界のプリンス、井上芳雄さんのデビュー20周年を祝うスペシャルライブがオンライン開催。

ファンクラブ会員の妻が、緊急事態宣言によりリアル開催が取りやめとなった儘ならぬ世界を嘆きまくっておりましたが、会場の国際フォーラムからの無観客のスペシャルライブ。それも超豪華ゲストを迎えての夢の構成。

応援買いということで・・妻は別名義でチケットをさらに1枚追加で購入したので、僕も別PCで鑑賞させて頂きました。

確かNHKの番組に出られた時に語られていましたが、もうキングを名乗って十分な比類なき実績と思うのですが、いまだに重鎮の先輩達も現役ということでのいまだにプリンス。

私もこれまで、エリザベート、シャボン玉、プロデューサーズと生の芳雄さんを何度か観劇させてもらってますが、場を支配する圧倒的な存在感にスターの凄みを感じます。

妻をはじめとする沢山のファンの皆さんにとっての聖地〜パワースポットとして、ミュージカル界を牽引するますますのご活躍を確信して、私も陰ながら応援して参ります。

ディズニーフレンズコンサート2021〜観劇メモ

何だかあれほどの感動の瞬間も先日のこと・・という感じですが、長女と共に観劇したディズニーフレンズコンサートのメモ。

会場である東京国際フォーラムに近付くだけで感じる熱気。どれだけのファンがこの日(4/24)を待っていたかを感じます。

整理券の列では昨年開催分の振り替え列があり、多くのファンがこの公演を心待ちにしていたことを体感。そして一年分の思いを引き継いでいない私が一曲目のサカケンさん(坂元健児さん)のシンドバッドで号泣。「人生は冒険さ〜〜」

演者の皆さんと観客の待ち焦がれた思い、このタイミングで奇跡的に開演できたことを喜ぶ思いが会場に一体となったオープニングの瞬間。

コンサート自体は昆夏美さんや平野綾さんというレミゼのエポニーヌを演じたミュージカル界のトップスターが並び、城南海さんらの実力派が脇を固めるなど、本当に盤石の布陣。(→公式HP

レジェンド山寺さんの存在感は圧倒的ですし、オラフの声役だった武内駿輔さんの低音ボイスにはすっかり魅了されました。あっ、イケメンなアンジョ役の相葉裕樹さんも・・って、妻をミュージカルオタクと呼ぶ自分がだんだん沼に引きずられてますね。

これは毎年参加は必須・・と思った豪華イベントでした。

この日は長女と私が昼の部に、夜の部には妻が参加。妻の観劇中は長女と次女を贔屓の焼きトン屋に連れ込んで、豚と牛の部位についての早期教育を実施するなど、緊急事態宣言再発令前日の楽しい一日でした。

立川志の輔一門弟子ダケ寄席〜落語鑑賞メモ

今年1月に人生二回目の落語に足を運び(→ようやく人生二度目の落語)、落語って面白い。。これから立川志の春師匠を追いかけよう・・と心に決めました。

こんな時期なんで、ライブで落語を鑑賞できる機会も限られるのですが、2月には独演会にも足を運びました。(→初めての独演会でまくらに痺れる)控えめに言っても最高でした。

オンラインでの落語会も二回ほど試しに鑑賞したのですが、やっぱりライブでのナマ落語がいい。今回の立川志の輔一門弟子ダケ寄席を楽しみにしておりました。

会場は学芸大学の千本桜ホール。いかにも無数の演劇の舞台となってきた歴史ある小劇場という感じ。

そして、志の春師匠の千早振る、最高でした。御隠居さんの適当さったら。。これも代表的な古典落語の一つのようですが細かい表現や味付けはそれぞれ演じる方によるのかな・・と後で調べながら感じました。何を演るかではなく、誰が演るかが問われるのは、厳しい芸の世界ですね。

そして、本日は志の春師匠の兄や弟弟子の皆さんの落語を初めて観れるのも楽しみの一つでした。志の大さん、志のぽんさんは、まぁまぁ(やっぱり志の春師匠はダントツだな、、と勝手に思いましたが)、兄弟子にあたる晴の輔師匠の切れ味鋭い語りと顔芸のインパクトに、さすが志の輔門下の一番弟子の貫禄と脱帽。

志の春師匠を追いかけつつ、他の兄弟子、弟弟子の皆さんのことが徐々に気になっていきそう。そして落語はナマが一番説。

ウェイトレス〜ミュージカル観劇メモ(2021)

先週、本年2回目の生ミュージカル観劇に出かけてきました@日生劇場。(初回は→パレード〜ミュージカル観劇メモ

緊急事態宣言下ゆえに徹底的に厳戒態勢で運営されており関係者の皆様の気苦労はいかほどか・・と想像。演劇や文化活動を安易に不要不急扱いするのには反対の立場です。(だからこそ、間違っても足を引っ張れません、、)

ブロードウェイから、コメディミュージカルのウェイトレスが日本初上陸です。(→公式HP

2017年にブロードウェイ版を英語で一度観ており(→ウェイトレス〜ミュージカル観劇)、あの作品が日本人キャストでどう変わるのかを楽しみに足を運びました。

・・・生で高畑充希さんを観たかった、というのも事実です。。(ヒロインのジェナ役には少々ハマらないとは思いつつ)いやはや、可愛い!そして歌うま!

全体にしっかり安定したキャスティングで、気持ちよく笑って楽しめる作品でした。

そして、日本語で観て初めて分かったのですが、冒頭でジョーがダイナーのオーナーであることは明かされていたのですね。英語では完全に聞き逃していたので、店を譲られるのは思いっきりサプライズでした。(むしろその脚本の方が盛り上がるのでは?)

オギーの怪演ぶりは本家同様に最高でした。おばたのお兄さん・・お笑い芸人さんなんですね。そしてベッキー役のLiLiCoさんのソウルフルな歌声は圧巻。

全くもって平日から贅沢な夜を過ごしてしまいました。

(頼むからレミゼ、券が当たりますように・・。モーツァルトは今のところ全滅。。)

初めての独演会でまくらに痺れる〜落語鑑賞メモ

先週、立川志の春師匠の独演会に初めて足を運びました。師匠を追いかけてみよう!と思い立ってから、最初の高座です。(前回は→初オンライン落語

駒込の駅って初めて下りるよね・・と思いながら向かった会場のおひつじ亭とは・・とってもアットホームな空間!

約25人ほどのファンでぐるっと師匠の高座を囲む。ホント、手の届く距離でとっても贅沢な機会。これで3千円とは・・何ていうお得感。(完全に全席がS席です)

19時前から開始して、20時までの1時間ちょっとの短い時間でしたが、笑いあり、涙あり、でもスマホ無し・・の濃密な時間を過ごさせて頂きました。いつものように?なのだとは思いますが創作落語と古典落語が一つずつの組み合わせ。(初心者にて勝手がわかりません)

著作も拝読していたので、まくら(落語本編が始まるまでの導入部分)に注目していたのですが、焼肉強欲おじさん話から入った「アナザーラベル」といい、リハビリの肩重い(片思い)からの「紺屋高尾」といい・・計算しつくされたまくらの運びと笑いには鳥肌が立ちました。

紺屋高尾はもちろん有名な話なので筋は知っていましたが、目の前のボウズ頭の(しいていうと)いかつ目な44歳の師匠(おじさん)が演じる花魁と久蔵の世界に完全に引き込まれ、46歳のおじさんも思わず感動して涙を流しました・・・

帰宅後、いや、、これが落語の標準レベル?・・と思って、youtubeで幾つか他の方が演じる紺屋高尾も検証しましたが・・・志の春師匠がどうみても一番では、、と。(ファンの贔屓目もあるでしょうが・・いや、やはり・・)

本当に良いものを観させて頂きました。次回は2月のオンラインでの独演会、でもやっぱり生が観たい、もっと頻繁に!

(ますます師匠に詳しくなれる一冊)

■ 志の春師匠・・4高座目