終身雇用のリスク

勝間さんが終身雇用制度の中で働き続けることへのリスクについて警鐘を鳴らされています。

終身雇用制度とは「安全」だと錯覚させ「思考停止」を助長する制度だと。なるほどと納得できるようであり、じゃあ現在の生活をどうすれば・・と悩む訳で。

ただし、以下の前提が成り立つのであれば、終身雇用にもポジティブな面があると言うことですが・・

● 努めている会社の業績が成長を続けていること

● 今の会社で十分な能力開発ができること

● 会社は従業員に対して十分に報いてくれること

うーむ・・・未来は分りませんからなぁ。。

拓銀が潰れ、山一が潰れ、の98年入社世代ですので、確かに企業の永続性には懐疑的です。

とかく非効率と批判される日本の典型的ホワイトカラーが従事するビジネスは、果たして今後も陳腐化せずに、時代に即して生き延びることができるのか?(少なくとも@30年、企業年金交付を考えるとさらに@20年、併せて@50年・・)

そうやって考えると、今のうちにもらえるものはもらいつつも、必要な力を蓄えつつ、乗っている船が沈みだした時は、慌てず、騒がず、次の船に泳ぎだす・・という感じかなぁ。

今の船が沈んでないのに水に飛び込むのは、どうにも損な気がしますので。まだ、この組織で勉強したいことは色々とありますし。(お金もらいながら)

それにしても、不要だとか、冬の時代だとか色々揶揄してきたはずなのに、突然、最強・・って言われても??ですね。

75/200冊

「終身雇用のリスク」への4件のフィードバック

  1. 評論家、マスコミは、いつも好きな事無責任に言ってくれますね。日本的経営と持ち上げてみたり、非効率と言ってみたり。物事にはいい面と悪い面は必ずある訳でそのどちらを採るかですね。伝統工芸とかも採算合わなくて廃れていく同業者の中、残れば非常に価値の高いものになりますよね。残る体力、工夫する知力、それになにより本物の技術。ポイントはいろいろあるでしょうが、最重要はすぐれた「人」だと思っています。

  2. エンジョイさんはダンス以外にも沢山語って頂ければ、きっと面白いだろうなぁと思いました。すぐれた「個人」に成長して、組織に貢献できたらと思います。でも組織が嫌だったら飛び出せるような余地も残しつつ。

  3. 久しぶりに書き込みます。
    終身雇用制度そのものが、良いのか?悪いのか?という議論にはあまり価値を見出せません。社会構造が変わった事でより良く人生を送る為のルールが変わっているにも拘らず、このルールが未だに暗黙知に留まっている事が大きな歪みの原因だと認識しています。
    『仕事人生で成功する事が概ね実人生での成功を導く』という方程式が通じなくなっているのです。そのため、お二人が書かれているように『個』の成長/自立が重要になるのでしょう。
    出来るだけ普遍的な能力を身に纏う事で新しいルールにフィットしていきたいと思っています。そうする事で世界中のホワイトカラーと伍していける能力/効率性を実現できるのだと信じています。そして、その能力を次世代に継承する事で貢献したいと思っています。

  4. コメント有難うございます。よりよく人生を送るためのルールは何から何に変わったのか、よりよい人生とはそもそもどう定義づけしていくのか、などの意見を伺いながら、普遍的な能力についての議論もぜひさせて頂きたいです。是非、先行されるロールモデルの提示、よろしくお願いします。

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