日曜朝8時半スタッフ集合~22時迄拘束のパーティーのリボン隊長は大変な激務。お客さんのデモが70数組もあって、時間との戦いで必死のリハ進行でした。
でも、全ての辛さが消える瞬間が待っていたのです、今日は。
そ・れ・は・・・
ユリア様との再会
ダンサーには言わずと知れた世界2位のリカルド&ユリア組。そして、脳裏に蘇るのは昨年の初めての出会い、あやうく失言しそうだった事件。
どうも、ヒロポンです。本日は宜しくお願いします!
ボスにも頼まれていないのに外人接待係に名乗りを上げ、お出迎え。
会場を見ながら、サンバは曲先でこっちから出るからとか、チャチャは暗転板付きで・・とか、リハが出来ないので、踊りだしの位置、照明や音量などがピタッときまるかやや不安のようで、かなり細かく確認。陽気なイタリアンに見えるのにリカルド真面目だなぁと感心。
でも、やはり僕の本命はユリア様。
「Nice to see you again ! YURIA!」 (超ハイテンションで握手)
「Hi, Hello, How are you ?」 (こいつ誰?)
「昨年、旦那のマックスがデモに来た時に一度あなたに会ってるんです。その時は普通に私服だったし、ただ奥さんとだけ紹介されたから・・あやうく世界2位のLadyにダンスするんですか?って聞きそうになったんですよ。」
「あー、オリンピックの前の時ね。確かに普段と踊っている時は、私違うかもしれないわね。」
「ええ、You looks so beautiful and strong while you are dancing..」(英語だとナゼか美しいとか簡単に口から出てくる雄弁な僕)
再び彼らを呼びに行ったのは出番の30分前、パーティー会場ではプロデモが始まり会場大興奮。もうちょっと待ってねと、目の前でドレスを着たり化粧を直すユリアを見ながらウットリ。
彼女の4着の替えドレスをしっかり抱きかかえて移動、もうすっかり心は付き人気分。いよいよスペシャルデモンストレーションの始まりです。
凄すぎる・・・(絶句)
鍛え抜かれたしなやかな肉体が躍動する美しさ。どうしてあんなバランスであんなスピンが出来て動けるのだろう。
もう・・あっという間の4曲+アンコール。(色々指示も出しながらで忙しかったのですが) フィナーレの前に戻ってきた2人と握手した時は、感激して泣きそうでした。
ヒ 「あのー、ユリア、お願いがあるんだけど。。Could you do me a big favor…」
ユ 「写真?勿論良いわよ。撮りましょう!」
リ 「部屋の外に出て撮るかい?」
ヒ 「他の人に見られたら私達も!って言われて2人が大変だからここで。」
リ 「お前、賢いなぁ!」
ヒ 「えぇ、まあ。自己チューですから。」
(頭ちっちゃい!・・同じところに立っているのに、、そしてこの腹筋の凄まじさ)
現役学生達が・・あのぉ、サインが欲しいんですけどと部屋にやってきたので入れてあげました。殆ど昇天しそうなぐらい感激していたのを見て、、初々しいなぁと。
「リカルド、素晴らしい踊りだったよ! 僕らみたいなダンスオタクが君らの踊りを見て大興奮するのは当然だけど、君らを知らないおばちゃん達まであんなに熱狂させるんだから、感動したよ。」
「今日は会場の雰囲気もとっても良くて、気持ちよく踊れたたよ。照明も音のタイミングもバッチリだったし、アリガトウ。」
「ユリア、君の名前、実は日本の大人気漫画のヒロインの名前なんだ。だから日本人は皆君の名前を聞くととても身近な感じがするんだよ。」
「えー、今まで知らなかったわ!」
「な、そうだよな?(学生達に同意を求めるも誰も反応せず、そもそも英語を解さない)」
「あれ、北斗の拳、、知らない世代?」
やっと荷物を詰めるのが終わったかな~と忘れ物が無いか確認したら、ユリアが上着やストッキングなど何点も忘れているし・・(意外とドジ?)
ユ 「いやー、こんなの私じゃないわ、きっと時差のせいよ時差の!」(笑)
ヒ 「ご寄付頂いた品々は私どもの手でオークションにかけて・・」
さりげなくストッキング等をポケットにいれて頂いていこうとしたらリカルドに阻止される。どうやらオークションの冗談がすっかり気に入ったようで、、
リ 「よし、じゃあユリアが飲みかけの水を・・15ドルから!」
ヒ 「25ドル!」
リ 「安い!俺が50ドルで落札。」(無常にも水を全て飲み干すリカルド)
クリスマスまで日本に滞在してデモ&レッスン生活という2人をタクシーに乗せてお見送り。最後にユリアとサヨナラの握手(都合3回目)。
素晴らしいダンスは勿論、2人の魅力的な人柄に触れて、ますますファンになりました。あー楽しかった。