2022年1月の読書ログ

2022年最初の読書ログです。

2022年も、2021年から始めた読書メーターをフル活用致しまして読書ログを取って参ります。(→読書メーター習慣2022

1月はまとめると、原田ひ香さんとの出会いでした。支援BISさんとC.J.BOXも追っかけ読みは決定、で収穫の多い月。(お初で1作品読んで、これ以上読まないことを決めることも多いです。。)

読める本は無数、しかしこちらの人生の時間が有限にて。

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1月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5509
ナイス数:176

沈黙の森 (講談社文庫)沈黙の森 (講談社文庫)感想
郊外に暮らす米国人が愛してやまなそうな古典的ヒーロー活劇。舞台は大自然だが、孤立無縁で追い詰められたところから豹変していくのはダイハード的か。それにしても銃が本当に彼らとは切っても切れない存在ということを感じさせます。
読了日:01月30日 著者:シー.J・ボックス

彼女の家計簿彼女の家計簿感想
世相に翻弄されながら、世代を超え自立を目指した女性達の物語。家計簿は日記的な役割か。自分のルーツを辿る旅としても秀逸。登場する男達は全員どこかピントがずれており、耳が痛い。
読了日:01月29日 著者:原田 ひ香

失踪.com 東京ロンダリング失踪.com 東京ロンダリング感想
まさかの続編!かと思ったら、少し違いました。でも、東京ロンダリングのりさ子さんのその後はチラリと見えます。事故物件の次は失踪がテーマ。同じ世界での続きの物語が読みたいです。
読了日:01月26日 著者:原田 ひ香

東京ロンダリング東京ロンダリング感想
事故物件に敢えて短期間住んで物件を浄化(ロンダリング)し、次の入居者に通常の物件としてバトンを渡すような仕事があったら・・全ての人が「大島てる」をチェックする訳ではないし。物件も主人公もワケあり、な静かな物語。
読了日:01月23日 著者:原田 ひ香

ライフハック大全 プリンシプルズ (角川新書)ライフハック大全 プリンシプルズ (角川新書)感想
小さな習慣を積み上げることで止められない大きい変化を人生に起こす。これまでも取り組んできた色々なことを、ちょっと見直したり、切り口や視点を変えてみる気づきが幾つもありました。
読了日:01月23日 著者:堀 正岳

迷宮の王 1 ミノタウロスの咆哮 (レジェンドノベルス)迷宮の王 1 ミノタウロスの咆哮 (レジェンドノベルス)感想
ただ強さを求める求道者となったミノタウロスの生き様にまさかここまで引き込まれるとは思わず一気読み。テンポが良い分だけ粗い展開もあるが、この着眼点と話運びは凄い。結局、迷宮まわりの地域を真に豊かにしたのはミノさんで、政争に明け暮れる王侯貴族ではないというのも皮肉が効いている。
読了日:01月22日 著者:支援BIS

Story for youStory for you感想
総勢62人の作家の皆さんによるショート・ショート。著書を読んだことがある方がそのうち8人。著書を読んでみようと思った方数人をチェック。改めて、読んだことがない本だらけ、出会ってない素敵な本が沢山あるだろうことを実感です。
読了日:01月20日 著者:

おっぱいマンション改修争議おっぱいマンション改修争議感想
原田ひ香さん追っかけ読み。名を残した建築家の野望と才能のせめぎ合い、親子の確執、老朽化するマンションの建て替え問題と欲張りに詰め込まれた群像劇的な。思い入れ出来るような登場人物はいませんが、なかなか考えさせられる問題提起でした。なお、おっぱいの話ではありません。亡くなった父が設計に携わっており、少々奇抜だった実家の外装や、変な色の外車が田舎の子供心には恥ずかしかったことを思い出しました。
読了日:01月18日 著者:原田 ひ香

ランチ酒 おかわり日和ランチ酒 おかわり日和感想
ランチ酒のシリーズ第二弾。寂しくても、辛くとも、生きていくには腹が減る、お酒も飲みたくなる、ランチどきでも仕事終わりには。読み進めると祥子を応援したくなりますね。出てくるお店がちょいちょい想像がつくのも良いです。
読了日:01月16日 著者:原田ひ香

東京バンドワゴン東京バンドワゴン感想
国道食堂シリーズを読んでから代表作と言われるこちらを初読み。登場人物がいきなり多すぎるので最初は面食らいますが、だんだんとそれぞれの登場人物がいきいきと脳内再生され始めた頃に第一巻が終了。もう少し読んでみようかな。
読了日:01月15日 著者:小路 幸也

片見里荒川コネクション片見里荒川コネクション感想
気がつけば小野寺さん30冊目。二度寝して卒論出し遅れるアホな22歳の海平には微塵も共感も同情も覚えませんが、75歳のナッカンの佇まいや行動には痺れます。ちょうど二人の中間ぐらいの歳の自分ですが、既に気持ちは未来に向かっており、ナッカンを見ているのかも。
読了日:01月14日 著者:小野寺 史宜

ランチ酒ランチ酒感想
原田ひ香さん二作目。見守り屋というちょっと不思議な仕事を担う主人公の祥子の背景が少しずつ見え隠れしながらランチ&ちょっとお酒の孤独なグルメが繰り返される連続ドラマ感のある物語。次作にも間髪入れず手が伸びそう。
読了日:01月12日 著者:原田ひ香

ベーシックインカムは究極の社会保障か: 「競争」と「平等」のセーフティネットベーシックインカムは究極の社会保障か: 「競争」と「平等」のセーフティネット感想
ベーシックインカム(BI)について理解をしたくて、少々古いけど図書館本。賛成、反対それぞれの論点を俯瞰するのに良い入門書。労働と所得を分離するとはどういうことなのか、頭を柔らかくしないとなかなか導入後の未来が想像出来ない。
読了日:01月09日 著者:萱野 稔人,東 浩紀,飯田 泰之,小沢 修司,竹信 三恵子,後藤 道夫,佐々木 隆治,斎藤幸平,坂倉昇平

国道食堂 2nd season (文芸書)国道食堂 2nd season (文芸書)感想
国道食堂シリーズ第二弾。今回は人の繋がりの広がりが少しとっ散らかりますが、最後は大団円・・・と信じたいものですが、果たしてDV元旦那はそんな簡単に改心するものだろうか。バックドロップで本気でマットに沈めた方が良かったのではないだろうか。安心は出来ない。
読了日:01月09日 著者:小路幸也

沈黙の町で沈黙の町で感想
さすがの奥田英朗先生。緻密な捜査、聞き込みから少しずつ明らかになる真相。視点や立場が違うとこんなに一つ一つの事象が異なる意味を持ってくるのかと、緊迫感が切れぬままラストに辿り着きました。単純に被害者、加害者とは割り切れぬ背景、それぞれの親達の気持ち、感情移入する相手が次々と変わりました。中学生とは最も残酷な時期、そこにこれから娘達が向かっていくのかと思うと、震えます。。
読了日:01月08日 著者:奥田英朗

三千円の使いかた (中公文庫 は 74-1)三千円の使いかた (中公文庫 は 74-1)感想
原田ひ香さん、初読み。解説の垣屋美雨さんの一連の著作に通じる妙なリアル感が漂う家族節約小説。親子三代の登場人物がなかなかにイキイキと描かれていて楽しい。しかし、自分の娘が真帆と同じようなシチュエーションになったら、さてさて、どうするか・・。
読了日:01月05日 著者:原田 ひ香

刑事学校 (文春文庫)刑事学校 (文春文庫)感想
久しぶりの警察小説。キャリアが少しも出てこないのは新鮮、ただ学校という設定が必要だったのかは疑問。先生が生徒を押し退けて大暴れの大活躍です。
読了日:01月03日 著者:矢月 秀作

左遷社長の逆襲 ダメ子会社から宇宙企業へ、キヤノン電子・変革と再生の全記録左遷社長の逆襲 ダメ子会社から宇宙企業へ、キヤノン電子・変革と再生の全記録感想
新年初読みから沁み入りました。いかに停滞した組織を再び輝かせるか、夢を持って新規事業に取り組んでいくか。大きく規模感や立場は違えど、子会社というのは親会社が二流、三流を送り込むとあっという間にダメになるのだ、という下りにはズキリ。本質的には昭和生まれの経営者本、好き嫌いあれど、そこには今も活かせる学びがあると自分は感じます。
読了日:01月01日 著者:酒巻 久

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2022年は図書館フル活用で小説は読んで、ビジネス書はブックカフェで試し読みして気に入った本だけ買おうと思います。(→図書館利用習慣2022

■ 18冊(2022年1月)
■ 18冊(2022年)
■ 2,729冊(30〜47歳)