先日のブロードウェイでの観劇部活動メモの続き。ウェイトレスに続く第二弾はミス・サイゴン。
初演は1989年のロンドン・ウエストエンド。ブロードウェイでは1991年に開演して10年のロングヒット。その後も世界各地で上演されてきました。そして、ブロードウェイでは、ロンドンに続き2017年春から1年ほどの再演。
1970年代ベトナム戦争末期のベトナム・サイゴンを舞台に、バーで働きはじめた初日にアメリカ兵クリスと出会い恋に落ちたベトナム人少女キムの悲恋を描く、、というおなじみのストーリー。
高畑充希さんが何かのインタビューで、いずれキム役をやってみたいと語っているのを読んで、それでは、、と足を運んだのですが・・・
正直、気持ちがキム側に入りすぎてしまい、クリス、お前何やってんだよ!・・・と腹が立つことこのうえなし。(誰の立場?笑) 数歩ゆずってあの時連れて帰れなかったのはやむをえないとして、なぜ帰国して1年もせずにエレンと結婚しているのかと。
またサイゴンやバンコクの女性達の切り取り方がいかにも西洋からアジアを上空から見下ろした感じで、アジアンとしてはやりきれず。(劇場の男性陣は大いに盛り上がっているものの・・・)
というわけで自分の中ではレミゼとは比べるべくもなく(同じコンビでの製作ですが)、観劇部の一員としては一度観ればOKかな〜と。
ただしエンジニア演じているジョン・ブライオンズははまり役で一見の価値があるかと(ロンドンの再演に続いての登板)あのギラギラした感じ、かなりの迫力です。
願わくはアジア出身の俳優達にもここ以外にもどんどんブロードウェイ出演の機会が出来ますように。