昔、実家ではクジャクを飼ってました・・・と言うと、大概の方から「は?」と、お前の言っていることが理解できない、、的な反応を頂きます。
かくいう自分もあれは本当に現実だったのだろうか・・と遠い目をしてしまう20年以上前の話なのですが、やはり事実なのです。
まだ父親が健在だった頃、愛犬(バッファ郎)の散歩に出かけた帰りに父が捕まえてきた一羽の鳥がキッピ郎。足を怪我しており見た目はうずらのような、ちょっと変わった鳥。この子が成長してクジャクとなるのですから、まるで醜いアヒルの子の話。
ただしメスのクジャクだったので、オスのような綺麗なかざり羽はありませんでした。たまに尾羽を広げてよたよたとバランス悪いディスプレイ姿で近づいてくる姿がとても可愛かったのを思い出します。
家族それぞれに慣れるぐらいは一応賢かったので、飼いごたえのある鳥でした。室内犬用のおりで7年ぐらい一緒に暮らした記憶があります。寒い北海道に一緒に引っ越ししなければもっと長生きできたのかもしれません。(亡くなったのは僕が大学生の時か、もう社会人になった頃か・・)
そんな懐かしいキッピ郎の記憶が、NYセントラルパークの動物園でオスのクジャクの姿を見た瞬間に一気に脳内に溢れました。
月並みですが、ペットって家族の一員なんですよね。喪失感が似ています。