我ながら手早く進めることが出来たと思う米国生活セットアップですが、ひとつだけ遅れたのが社会保障番号(SSN)の取得。
現在はI-94がなくなり、入国直後から手続きが可能なのですが、1週目にレンタカーで行ったら既に窓口が閉まっており、軽くやる気喪失。
(開館前から並ぶのは査証取得と同じ感じです)
手続きから1週間強で郵送されてくるのですが、結局手に入れたのは渡米1ヶ月後。この番号がないと身元不明の怪しい人物ということで、色々不便なことに。
電気、ガス、水道を引く際も、本来不要なデポジットなどを積みました。そして重要なのは、この番号を取得した後、米国でのクレジットヒストリー構築です。
クレジットヒストリーとは日本でいうところの個人の信用情報履歴。これが、いい年こいたアラフォーの私でも、米国到着時はゼロなのです。
それって大学卒業したての無職の若者と同じってこと。(いやそれ以下かも)つまり、収入があって、お金を借りて、ちゃんと返した記録ゼロ。
通常のクレジットカード審査には落ちると聞いたので試してみました。申し込んだのは、チェース・マンハッタン銀行発行のユナイテッド航空のカード。
見事に審査落ち。(あなたは米国で銀行口座を作ったばかりですので?という説明が)ドル建てのクレジットカードが無くては暮らせないので、日本人駐在員の味方、ANA USAカードを直ぐに作りました。
今後米国暮らしで時間が経つとクレジットカード入会のお誘いも来るようですが、その時を楽しみに、コツコツと信用を積み重ねようと思います。(不思議なことに米国では現金払いをしていると信用が増えないんですね)
勤務時間は9時から17時。勿論、日本人駐在員を中心にその前後の時間も働いてます。
月曜から20時半を過ぎても誰も仕事の手を休めない中で先輩が一言。「俺、12時間以上会社にいたくないんで、続きは明日やるわ。」
するとその一言に呼応したかのように、皆、じゃ、帰るか・・・と。自分含めまだ単身のメンバーも多く、家族もいないとつい職場に残りがち。
仕事は好きですが、効率性と長く職場にいることは相反することも多い。気分を変えて家で違う勉強をしたり、カラダを動かして健康を維持したり、
やるべきことは色々あるはず。 (駐在期間も長丁場ですし)
(前日のうちに作っておいたチキンのトマト煮!)
■ 12時間ルール
■ 土日のどちらかは職場に行かない
先輩を見習って自分もこのマイルールを導入します。(週末に会社に寄るたびにこの先輩にお会いします)
僕の場合、土日のどちらか3時間ほどをレポート買いたり資料読みに寄る程度。長くいることはありません。丁度職場の方向に韓国系スーパー H Martがあるので、買い出し兼ねて。
5月末をもってして、正式に妻子も武蔵小山から退去。
半年ほど妻の実家に住まわせて頂くことに。
思えば2011年1月から3年少し大変お世話になりました。2011年5月生まれの娘にとっては、ここが初めて暮らした家。
(バイバイ、ってわかってるのかな?)
僕のたっての希望で築35年純和風の間取りの木造2階建ての暮らし。夏は暑く、冬は寒い、これは外かと思わせるような生活。
隙間だらけでゴキブリは常時侵入してくるし(退治のたびに父は尊敬を勝ち得ました)アリがきたり、かたつむりがでたり、色々と自然も感じる環境でした。
(またね・・・って言っているような。)
そして素晴らしかったのが商店街と、地域の下町風情。近所の皆様に挨拶し、肉屋さんや惣菜屋さんと言葉を交わす贅沢。
また、素敵な4月、5月生まれの子供を介したママ友、パパ友との付き合い。素敵な飲食店にも出会えました。(ムサコ食べある記、83軒で止まってしまった)
何年後かに東京勤務で戻れる時は、今からムサコと決めてます。駅前の再開発が、あの昭和の飲み屋街の雰囲気をどう変えるかは未知数ですが。
きっとあそこにまた戻ろうと。
でも、ヒューストンのような家(170平米)には住めないから覚悟してね。
せっかくの米国生活、気兼ねなく音量もUPできる一戸建て暮らしですので将来的にはホームシアター導入も考えたいと思います。
その為には、やっぱり本物のシアター通いで色々と研究しないと!?(家族到着までの時限措置にて、1人鑑賞だとやや寂しいので・・・)
(最寄りの映画館まで車で10分)
赴任間もない頃のキャプテン・アメリカ鑑賞を皮切りに、時々足を運んでいます。思いついた瞬間にスケジュールを確認して手軽に行けるのも今だけですが。
(ソニーを支える孝行蜘蛛男さん)
(歌が上手くて驚いたクズリさん)
(実は良い人設定だったというアンジーさん)
公開間もないマレフィセントを観てきたのですが、さすがディズニー様。勘所的にはWikedとFrozenに思いっきりかぶせているのですが、美しければいいのか。
翼のある女性を美しいと思うのは一体どういう深層心理なのでしょう。単なるファンタジーおたく的な反応かもしれませんが。
妻は僕が好きなB級SFやコテコテのハリウッド映画にはさして興味無いですが、日本よりは長くなるであろう夜の時間を時には一緒に過ごせればと思います。(昼の子育てで2倍で燃え尽きている可能性もありますけど)
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。