「米国で美味しかったもの」カテゴリーアーカイブ

ヒューストンでステーキ〜Steak 48

ヒューストンでの僕のステーキ私的ランキングTOP3に割って入る新しい店が登場!(単に僕が知らなかっただけで以前から有名だったようですが・・)

(これがHOU 48とかだと面白いのですが)

■ Steak 48 (→公式HP

立地的にはギャレリア地区、我が家族も2週間ほど避難生活をすぐ近所で送っていたのですが、この店には気がつかなかったなぁ。(気がついても行けなかったが・・)

全米にはヒューストンとシカゴに二店舗あるようです。

着飾った小金持ち風な客がバンバンやってきます。普段郊外で生活していることを実感する瞬間。

店内(1階)はこじゃれているものの割と騒々しくかなり若者向け。しかしステーキどころかどのメニューも外れなし・・との事前の噂。はたして味は!?

初めてナプキンを白にするか、黒にするかと聞かれ、一瞬理解できず。そうか、、服装とのコーディーネートという観点か・・・

(スキレットで焼かれた熱々のパンがオシャレ)

(前菜のシュリンプとガーリックトースト、シーザーサラダなんかも盛り付けがオシャレ、とにかく色々とオシャレ)

普段から外食時にメニューを熟読するはらぺこボーイとしては、どこに行っても同じようなメニューが多いステーキハウスの中で、ちょっと気になる一品、サイドがあるというだけで高得点。

・・・はい!肝心のメインのお肉が手ぶれというこの不始末。これじゃ分からないかと思いますが、初の和牛トマホーク。40oz超ですが、3人で分けてちょうど良い分量でした。

(いい焼き加減だ・・・)

周囲の通常のリブアイやサーロイン、フィレもどれも美味しそうな焼き上がりだったので是非再訪してそちらも試してみたいところです。

(追加画像:2018年8月に食べた骨つきリブアイ20oz)

(シーフードも相当ピカピカで美味しそう)

デザートには揚げたてドーナツがなる銀の木、というなんともメルヘンな、そして収納に困りそうな一品が登場。

あれはなんだろう・・?と食い入るように凝視めていた僕らの心を察してのウェイターさんの粋な計らい。(値段も取られませんでした、、チップは弾みましたが)

お値段含め、ヒューストンでは普段味わっていない、とっても上等な夜でした。今度は妻にも潜入してもらって感想を聞いてみたいところです。

NYで焼き鳥〜鳥心

久方ぶりにNYマンハッタンの焼き鳥の名店、鳥心へ。新店舗となってからは2回目。(初めては旧店舗でした→鳥心@NY

(素敵な佇まい)

■ 鳥心 (→公式HP

結構簡単にOpen Tableから予約してしまいましたが、きっちり前日に予約確認の電話が日本語であるあたりはさすがミシュラン星付きです。

おまかせで10本をお願いした後、追加でアラカルト注文させて頂きました。いやはや毎度素晴らしい。

お酒はビールを2杯頂いたのち、日本酒四合瓶を1本。

ひぇぇ、十四代が四合瓶で900ドルって、希少なのは分かるけどどんだけ!?

今年5月に弟の披露宴があり一時帰国したのですが、お酒のラインナップに奮発したのか十四代が一升瓶であったので一部の日本酒好きな出席者の方達と飲んだことを思い出しました。(皆さんご存知なかったのか意外と人気無し・・)

「四十代です・・」と、十四代の一升瓶を抱えにっこり笑うネタを振りまいたこと、果たしてあれは親族として正しかったのか・・(もはや遠い記憶ですが)

新しく赴任してきた同期と初めてのサシ飲みでしたので奮発して勝山献を。(こちらはボトルで110ドル)

締めは親子丼と鶏スープ。

やはり焼き鳥好きとしては定期的にお邪魔したい名店との認識を深めました。近所にあるYAKITORI TOTTO(→前回訪問記録)も味は悪くないと思いますが、接客含めた総合点は文句無しにこちらかと。

NYでお洒落バーガー〜The Spotted Pig

先月のNY出張で食べたバーガーがお洒落で美味しかったメモ。

人気のバーガーがあるお店に行ってみましょう!と促され向かったマンハッタンはウエストビレッジ。街がすっごいこじゃれた雰囲気でいつものミッドタウンとは大違い。ただ、確かにシェイクシャックなどの高級バーガーは美味しいけど、正直、夜にバーガー食べなくてもなぁ、、と行くまでは思っていたんです。

うわっ、いきなり個性的な店構え。(バーガースタンドではなかった。。)

店内もいい感じ・・

事前に電話予約が出来ないというのでお店の中のバーカウンターみたいなところで立ち飲みしながら席が空くのを待ちました。店内はあちらこちらに豚のオブジェや絵があって、不思議な雰囲気。こういう変な店、大好きです。

■ The Spotted Pig (→公式HP

恒例のメニュー熟読タイム。

人気のバーガーを4人で2つ注文しシェア。せっかくなので他にも色々気になった前菜を注文。

いきなりこのチキンレバートーストが美味。。奥はデビルズオンホースバックというから一体何が出てくるかと思えば、焼きプルーンのベーコン巻きという可愛い前菜。

このニョッキ状の物体はGnudi。ポテトの代わりにリコッタチーズと小麦粉を使うイタリア料理。バジルペーストが合わない訳がありません。

どどーんとカリカリに揚げた豚の耳が添えられたサラダ。色々とひねりがきいていて飽きません。

そして、来ました・・・!

こちらのお店の一番人気。とっても肉厚ジューシーな炭火焼バーガー。

サイドにはシューストリング(靴紐)ポテトが山のように。このポテトがローズマリーの風味がきいており美味しい。薄暗い中でフラッシュ炊いたのであまりうまく撮れておりませんが、これはもう立派なメイン料理の貫禄。

ニューヨークの人気バーガー記事でもよくここのバーガーは取り上げられているようです。(こことか→The 11 Best Burgers in New York

バーガーの世界にも、5ドル、10ドル・・・そして今回のように26ドルと、大分と値段帯には差があるのだなぁと体感すると共に、これこそアメリカの資本主義社会を体現しているとも。

・・・どうやら、僕にはFuddruckersのハーフパウンドバーガー10ドルぐらいがお財布含め、居心地の良い身の丈サイズな感じがします。

NYで焼き鳥〜YAKITORI TOTTO

和食の中で好きなジャンルといえば、まずお寿司が筆頭ですが、焼き鳥もかなり上位。(焼きトンも同じぐらい大好き)

ただ、焼き鳥も焼きトンもなかなか米国では美味しいものには出会えません、というか、ちゃんと本格的にやっているところは少ない感じ。美味しい鶏や豚はいると思うのですが、下処理にやたら手間かかりますし、焼きトンの内臓系にいたっては流通で鮮度を維持するのが難しいからだと思います。

NYで過ごした週末、以前トライして満席で断念した焼き鳥のお店に行ってきました。

■ 焼き鳥トット (YAKITORI TOTTO→公式HP

開店時間17時半少し前についたのですが、既に開店を待つお客さんの列・・・! なんとかギリギリでカウンター席に座れたのですが、少々受付の女性と一悶着。

1時間後の18時半から予約が入っているので1時間以内に出るのが条件というのです。こんなカウンターの隅の席に予約の人を通すの?と思うのですが、そうだと。単に1人客をいびっているだけではないかと疑いましたが、さもなければ1時間から2時間待ちだ、と高圧的な姿勢なのでやむをえず着席。

うわー、グレープフルーツサワー!久しぶり。(でも1杯10ドルだと、全然庶民値段じゃない)

少々、肉のポーションは小さめでしたが、焼き加減はばっちり。ひざなんこつ、せせりやはつもと、ソリレスなどの希少部位も軒並み焼いて頂き、大満足。

時間を気にしながら急いで食べていたのですが、隣の空いていた席に同じく1人客の方が遅れて着席。日本人の方でしたので暫し独りの時間を楽しまれたのを見計らい、質問。

「18時半までと言われました?」「いいえ、特に何も・・」

そこで担当のサービスの女性にあらためて、僕に時間のしばりがあるかを伺うと、いぇいぇどうぞごゆっくり・・との反応。あの受付女性、単に単価低そうな1人客をさっさと回転させようとかましたなぁ、、

気分切り替え、心と腰を落ち着け、生ビール、熱燗と飲みはじめ、あれこれ焼き鳥を頂きながら隣の方と談笑。予定の19時半までカウンターで存分に楽しむことができました。(20時からミス・サイゴン開演だったので・・)

カウンターでしっかり飲んで食べて、お会計150ドル。近所のミシュラン1つ星の鳥心と同じ値段(→鳥心@ニューヨーク)あちらはコースと飲み物の値段だけで150ドルなんで、もっと高価ですけど。さすがどちらもマンハッタン価格。

酒蔵、蕎麦トット、ラーメントットと、グループ各店舗には大変お世話になっており、味は折り紙付。でも今回はあの受付女性の高飛車な対応には疑問符をつけさせて頂きます。(他の席に予約客をもし通したのなら一言告げるとか・・。)

でもカウンターの独り客はやっぱり小一時間で自主的に退店すべきなのかなぁ、、(はしご酒する次の店がないですが)

NYで本格和食〜ひろ久

5月にNY出張した際、マンハッタンの南、ソーホー地区で本格的な和食を頂く機会があったので備忘メモします。

入り口が全く自己主張していないので最初は軽く通り過ぎてしまいました。かなりの隠れ家的雰囲気です。

(小さな窓から店内の雰囲気を覗くことは出来るので入店は怖くはないですよ)

■ ひろ久(→公式HP

2013年にこちらでオープンしたそうですが、積極的に広告など出されていないので口コミで静かに人気が広がっている穴場なのだとか。店内は大きな木目のカウンターが広がる開放的な空間。あのカウンターでじっくり飲みたいなぁ、、(会食では無理か)

本日はコースを頂きました。(詳細覚えてませんので画像だけ)

焼いた胡麻豆腐に雲丹を載せた一品目から心持っていかれました。あとは冷製のお椀とお造りが美味しかったなぁ。。〆の食事は選択制で焼いた鰻を選びましたが、もう片方のいくら丼にも惹かれました。(両方!という選択はダメか・・)

全体に和食器が美しくまとまっていて素敵。オーナーシェフのご出身の越前焼で揃えられているそうです。そういわれると日本酒や食材なども福井産のラインナップが多かった気が。

こうした正統派の和食がちゃんと評価され、お客が口コミだけで集まるというのがマンハッタンの懐の深さだなぁと改めて感心。大変ご馳走様でした。

ひるがえってヒューストンに高レベルの日本食が今のところ存在しないのは(ダラスにはあるけど)、やはりそこに住む我々(食べる側)の問題でもあるのか、、と。

テキサスサイズに慣れた当地住人からすれば、割烹の一品、一品のポーションの小ささ、繊細さに仰天するでしょうね。(最終的にコースを完食すると結構な量となります)