「米国で美味しかったもの」カテゴリーアーカイブ

フォートワース・ストックヤード

先週末のダラス小旅行では、ダラスのお隣のフォートワースも訪問、西部劇の雰囲気が残る定番の観光地ストックヤードに行ってきました。

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(こんな感じの古い街並み)

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(カウボーイがまたがる馬があちこちに)

ロデオショーやカウボーイ達のパレードも予定されておりましたが、ヒューストン在住の我が家族からするとそれほど新鮮味もないような。なぜか馬好きな長女は興奮で微熱。

(我が家のRODEO体験2016)
→HOUSTON RODEO
→KATY RODEO

メインストリートの幾つかのお店は単なるお土産店ではなく、本気でブーツやカウボーイハット、小物類、はては馬具まで扱っているお店があり、目の保養となりました。(ホンモノは高くてそう簡単には手が出せません)

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(長女が初めての愛馬を土産物屋でゲット)

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(一応、乗り心地を確認。HSE。)

お昼は以前ダラス在住だった友人T家オススメの老舗BBQレストランへ。外観はかなりディープです。

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(覗くと薄暗いしこれは知っていないと入れない)

■ Angelo’s (→公式HP

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(中身は地元のお客さんで大賑わい!)

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(伝統的なリブとソーセージ、そして裏メニューのエンド)

エンドとは、大きな固まりビーフの焦げた端の部位。正式メニューにはありませんが、Mちゃんのアドバイス通りオーダーするとおじさんがニヤリと笑って出してくれました。こなれたお味は、これまでのBBQ経験の中でもトップクラス。

以前も書きましたが、日本で言うところのBBQは米国ではグリル。当地でBBQというと、密閉した容器の中で高温で圧力をかけながら何時間もかけ肉を焼き上げるスタイルのこと。グリルとは全然違う料理です。

個人的にはさっぱりあっさりのグリルの方が好きなんですが、こうして美味しいBBQを頂くと米国の文化としてちょっと研究してみたい気が湧いてきます。

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テキサス在住っぽい一枚が撮れました。

ダラスで回転寿司〜Kula Sushi(くら寿司)

サンクスギビング連休を利用して家族でダラスまで遊びに行ってきました。ヒューストンから車で4時間弱の距離。旅の思い出(主に美味しかったもの)を何度かに分けて紹介させて頂きます!

まずはジャパンテクノロジーも極まれりと感動した「くら寿司」から。回転寿司って英語でなんと言うかご存知ですか?ローリング?違うんです、その名も、Revolving Sushi Bar!

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(ちょっと遠景過ぎてすみません)

くら寿司は日本ではスシローに続く第2位の大手回転寿司チェーンで米国では10店舗を現在展開しているようです。(あとは台湾に4店舗) 1位のスシローも、3位のかっぱ寿司も海外展開の情報がさほど出てこないので、おそらく、くら寿司が最も先行しているものと思います。

日本ではおなじみの受付システムにてチェックイン。自分達の前に18組が待っていて予想の待ち時間は40分。ちゃんと順番が近くなると登録した携帯にメッセージが来るなど行き届いてます。(待っている間は同じモールのDAISOでお買い物)

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(タッチパネルの注文に興奮する娘達)

まずは独自のカバーシステム「鮮度くん」を開け中の皿を取り出す練習から。そしてタッチ注文の仕組みを確認し、いざ参戦!

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タッチパネルの注文が素早く届くオーダーレーン。シュッと届くたびに次女が「おぉぅ」と大興奮。(他のお客様の注文が通り過ぎるのにも「あぁぁ!」と反応。うちのじゃないから。。)

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お寿司自体はちょっと全体に握りが緩め。もう少ししっかり握っても良いのでは?というのが感想。全品サビ抜きでワサビは別に出るのですが、このワサビの美味しさには驚きました。(売りの一つだそうです。他には無添加とか出しや醤油にこだわりが)

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ネタは限られた当地の食材をうまくやり繰りして頑張っています。自分の一押しはヒラメの炙りエンガワ。(この内容で、ほぼ全品一皿2.25ドルの値付けは相当リーズナブルだと思います)

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日本ではびっくらポンとして知られるお皿5枚を入れると色々ゲームが出来て景品が当たるシステム。当地では15枚のお皿で必ず景品が貰える仕組みへと変わっていました。(長女に30枚食べるようエールを送られるも20数枚で息絶えました)

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長女も次女もよく食べ、〆のデザートもちゃんと頂き、お勘定するとチップ込みで90ドル。このクオリティを考えるとリーズナブルなり!の一言。なにより日本から持ち込まれた最新鋭の回転寿司の仕組みが楽しすぎて遊園地で遊んでいるみたい。

くら寿司は引き続き全米で店舗数を順次増やしていく計画ということですので、ごく近い将来にヒューストンにも出店頂くことを心より期待しております!

米国で利き酒師自主トレ

恒例のほぼ毎月NY出張も年内あと2回。

11月の今回も何かしら晩御飯含めて予定がありながら、そこは折角のNY。自由になった寝る前の一瞬の一杯(ないし二杯)を求め毎夜の利き酒師自主トレーニング励行。

やはりベースとなるのは我らが安心のSAKAGURA(酒蔵)。平日も23時半まで開店しているので助かります。だいたい閉店直前に飛び込む感じ。(→NYで日本酒〜SAKAGURA

いつもカウンターの端に一人座り、日本酒メニューをはじから熟読しながら、まだ飲んでいない銘柄や、過去に飲んでいても味がイメージできない銘柄を拾って少しずつ飲んでます。(暗い?)

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頼んだ銘柄があいにく切れており、少し変わった日本酒であればこちらなんか如何ですか?とお奨め頂いたのがコチラ。

神奈川の熊澤酒造。500ボトルしか造っていない限定品のようで通し番号が裏に打たれておりました。純米吟醸か、大吟醸か、見事に僕の好みど真ん中でとても美味しく頂きました。(値段はまさかのグラス26ドルと大変いい値段ではありましたが)

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食事に合わせたのは千代むすびの特別純米。鳥取の酒蔵で強力という酒米を使っているんだったよな、、確か、、とネットで記憶を再確認。

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(なんでNYまで来て美味しくない洋食を食わなくてはいけないのだ・・と本日夜を振り返り、憤る気持ちを絶品うにのせ蕎麦を食べて浄化)

さて、そろそろお暇しようかと思ったところで、なにやらカウンターの前のスタッフさん同士の会話が耳に飛び込んできます。どうやらスタッフ内で熱燗にしたらオススメのお酒のアンケートをしているのだとか。オススメが聞いたことのないお酒だったので伺うと・・

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一口一緒に飲みませんか?と燗をつけてくれました。大分の酒蔵、萱島酒造。ふくらみのある味が確かに熱燗をうけとめる感じで美味しい。きっとこちら酒蔵の本醸造だとさらに美味しいのでは?と思ったり。(自分の中では熱燗、安いお酒の方が美味しい理論が。。)

きっともっと頻度高く通ってスタッフの方と仲良くなれば、色々出物の日本酒など飲めることも増えるのだろうなぁと思いつつ、たまにでもこのような楽しい機会があることに感謝。

冷蔵庫の未開封の日本酒四合瓶はわずか2本。年末年始に向けて彼らをいつ飲むかが思案のしどころです。折角なら日本酒好きのOさんあたり交えて飲みたいものです。

NYでステーキ〜キーンズステーキハウス

少し前のNYでのステーキを備忘録的にUP。現在、糖質制限生活中ですが別に肉も野菜も食べることが出来るのでステーキハウスに行っても困ることはなさそう。(デザートは食べれないが)

ただ、厳密にお酒も糖質制限するとなると・・・ウィスキー?なんだか合わない気もします。

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(この日はキーンズステーキハウスを初訪問)

■ Keens Steakhouse (→お店の公式HP

1885年創業の老舗で、よく支店にお世話になっているピータールーガーと共に二大クラシック・ステーキハウスと呼ばれているとか。

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(歴史を感じる店内の雰囲気)

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(いかにも過去から著名人に愛されてきました的装飾)

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(ベーブルースとか、伝説な人達のパイプ)

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(しかし時代の流れには逆らえず禁煙)

お店の売りは熟成肉のポーターハウスとマトンチョップだそうですが、今回はポーターハウスをオーダー。(個人的にはマトンが気になりましたが、シェアゆえ、反対にあい断念)

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・・おぉ。

肉の焼き方が明らかにピータールーガーやベンジャミンとは違う。このあっさり感、あまり肉の外側が真っ黒(ブラッケン)になってないのは新鮮かも。女性に人気というのもうなずけます。

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前菜もいつものピータールーガーとはラインナップが大分と違うので個人的にも相当楽しめました。定番の厚切りベーコンはやはりピータールーガーの方が上かも。

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(ワインもあけ、デザートも食べてのフルコース)

立地の良いマンハッタンの老舗ゆえお値段もそれなりにはりますが、これは再訪したいと思える一店に出会うことが出来ました。

米国暮らしですとゲスト歓待の会場がステーキになると、またか・・と思いがちですが、日本で同じようなステーキを食べることの困難さを考えると今だけの楽しみと感謝しなくてはいけないなぁとの思いも。(とはいえ、もし僕がNYで店を決めていいのであれば、日本食の一択であることには変わりありません)

<・・訪問済みNYステーキハウス私的ランキング>

1位 ベンジャミン
2位 ピータールーガー本店
3位 キーンズ
4位 ピータールーガー支店
5位 キャピタルグリル
6位 ストリップハウス

・・ウォルフギャングにもいってみないと。

NYで孤独のグルメ風@蕎麦鳥人

NY訪問時、主にランチで利用するのが蕎麦鳥人。

姉妹店の酒蔵と並んで43rd St bt 2 & 3avにあり、お昼は蕎麦と丼もののセット、夜は焼き鳥、が売りのこじゃれた居酒屋です。(隣のビルの地階にあるのは→NYで日本酒〜酒蔵

■ 蕎麦鳥人 SOBA TOTTO(→公式HP

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最近少しご無沙汰していたのですが、久しぶりに夜に訪問してみるとメニューが新しくなっているのに気がつきました。

一人でカウンターに座ると脳内に孤独のグルメのテーマ音楽が流れ始めるのはきっと僕だけではないと思います。さーてと、今宵は何を頂こうかな・・っと。

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鯵のなめろうやサラダ。む・・これは日本酒が必要だ!と慌ててビールからスイッチ。

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ふー、なんとか間に合った・・とひたすら脳内で独り言。えぇ、孤独ですから。

BARカウンターで食事する場合はたまにカウンター内の女性が話相手になったりもしてくれるのですが、一人で黙々とやりたい時などは焼き鳥の焼き場前あたりのカウンター席がオススメ。

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(焼くのを眺めていると食べたくなる焼き鳥)

蕎麦鳥人に来るとやはりはずせないのがうちたての蕎麦。しみじみズルズルと頂くトロロ蕎麦ナリ。

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蕎麦はお腹にたまらないなぁ・・と独りごちながら、とどめの三色丼でプリン体を追加に過剰接種。

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(この雲丹を肴に日本酒も飲めますし)

・・なんということでしょう!(ビフォーアフターのナレーションが頭に鳴り響く)

今夜も驚きのお一人様で100ドル越え。(正確には120ドル)さすがは世界の中心、マンハッタンは高価格です。(・・というより食べ過ぎなのか?)

個人的にはB級グルメ好きなのですが、B級が美味しいというのは食文化が発達している国だからこそ成り立つ現象だということに米国で気がつきました。たいして払わずに美味しいもの頂こうなんて、そうは問屋がおろさない。(ちなみに本日のお店は準A級なイメージ、Bでは勿論ありません)