「独学のススメ」カテゴリーアーカイブ

IKEBANAジャパン?

夕学五十講の九夜目。
本日は全くの初分野、華道 未生流笹岡 家元の笹岡先生の講義。

Do, or do not. There is no try.

(先日、先輩宅を訪問してご自慢の薔薇などを娘と鑑賞)

華道というと、あまりに縁遠い世界と思っていたのですが、お話をきくとなかなか興味深い。歴史をひもどいて頂きながら、いけばなとはセンスではなく理詰めの世界と説く意外な内容。

綺麗と感じるものにも、しっかりと型がある! なるほどです。フラワーアレンジメントは足し算、一方で生け花は引き算、これからの比較が楽しみです。

■ 不完全な美を尊ぶ日本の文化

■ 左右非対称志向

■ 余白の美

■ 時の移ろいを愛でる

きっと多くの日本文化との共通な価値観もあったりするのだろうなと思いつつ。。このようにイケメンで、京大で建築を修めたような若い家元は格好いいなぁと・・・

む、同い年だ。

自分も海外に出ればいつ何時、日本代表気分で日本を語る必要があるかも知れず。来る日に備えて日本の誇る文化にも理解を深めねばと思った丸の内の夜でした。

いけばな―知性で愛でる日本の美 (新潮新書)/新潮社
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■ 夕学五十講 8/50
■ 65冊 (2013年)

生物好きな人達

夕学五十講の七夜目。

講師は長沼毅先生、、広島大学の准教授。

Do, or do not. There is no try.

(お隣の薔薇が綺麗に咲いてます)

テーマは・・・「辺境生物にみる適応環境適応力」 おぉぉ、遠い世界。著作も山ほどあり、プロフェッショナル仕事の流儀で紹介されるような生物学会のスター。 (多分)

南極にも3回も行かれており、科学界のインディージョーンズとのニックネームもあるようです。さすが類稀な経験をされているので、お話も大変興味深いものでした。

が、しかし、自分を一番興奮させたのは参加されている方の妙な熱気。これって、まさか生物学ラブな人達に囲まれている!?

うんうんと熱心にうなずきながらメモを取る前のOL・・・・あなた生物学専攻でしょ??、とか。質疑応答でワクワクしながら新生物発見の可能性に胸をときめかせているあなた!!、とか。

かくいう自分も決して嫌いな方ではないので、深海に群生するチューブワームとかの話に興奮。(消化器官をもたない変わった生物で、体内の共生微生物でエネルギーを得ている??らしい)

世界は広く、まだまだ誰も見たこと無い生物がいるかもしれない。そんな当たり前のことを丸ビルで思う夜。

生命とは何だろう? (知のトレッキング叢書)/集英社インターナショナル
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■ 夕学五十講 6/50
■ 63冊 (2013年)

霊長類最強女子

夕学五十講の六夜目。

講師は至学館大学レスリング部監督の栄和人さん。ご自身も世界選手権では銅メダル、教え子には吉田沙保里選手ほか、何人ものメダリストを輩出。

ご自身の選手としての挫折から、指導者への転進、そして吉田選手との出会い。いまや世界最強の師弟の歴史を丁寧に語って頂きました。

そして、吉田選手の登場。

カレリンを上回る世界選手権10連覇+3大会連続のオリンピック金メダル。ついた呼び名が・・・霊長類最強女子 (例のビームは出ないようですが)

さっぱりした語り口、まっすぐで裏表のない、明るく魅力的な女性だなと感じました。(ただ、あの高速タックルは決して喰らいたくないですね)

■ 試練とはココロの強さをはかるもの

圧倒的な成果をあげてなお、世界と、そして自分自身と闘っていこうとする姿勢。世界に誇れる日本人の姿に刺激を頂きました。

Do, or do not. There is no try.

(レスリングはやらなくていいけど、強い女性に育って欲しいです)

■ 夕学五十講 5/50

インテリジェンス

今週から受講開始した慶應丸の内シティキャンパスの夕方講義。

第1回は手嶋龍一先生「インテリジェンスで読み解くアジア半球」。

Do, or do not. There is no try.

(例えば、この一枚の平凡な画像からどのような情報を読み取るか)

普段、インフォメーションとインテリジェンスの区別もキチンとつけられていない庶民には刺激的。もっとも、英国のエリートをもってしてもその解釈には色々な見解があるそうですが。

(自分用メモ)

■ 日本はG8の中で唯一対外情報機関をもっていない
■ 日本がインテリジェンス未開国であることが米国の国益であった
■ 3.11 日本の中枢ではインテリジェンス・サイクルが回っていなかった

商社マンのはしくれとしては、インテリジェンスに対するセンスを磨くべきと強く思いました。ひとたび海外にでれば、民間のインテリジェンスオフィサーとして機能が求めらる訳ですし。

日本では、水や安全、情報がタダと思われがちですが、それって明らかに世界の非常識。自分なりにインテリジェンスに対する意識づけや訓練を行わなくては。

■ グローバルに働きたいビジネスマンはインテリジェンスオフィサーであるべき

こうして講演で刺激を受けて会場を出ると著作が山積みになっており思わず購入。なんとも上手いセット販売です。 まんまと2冊購入。

動乱のインテリジェンス (新潮新書)/新潮社
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何冊か著作をおいかけた外務省のラスプーチンこと佐藤優さんとの共著。北朝鮮のミサイル崖っぷち恫喝の中ではタイムリーな話題。

「ウルトラ・ダラー」というインテリジェンス小説も購入して、これから読むのが楽しみ。面白ければ続編の「スギハラ・サバイバル」も読んでみたいと思います。

それにしても、ウィキでインテリジェンスを日本語と英語それぞれで調べると情報量の格差は歴然。言語による情報格差を少しでも減らす為、語学能力向上もインテリジェンスには必要です。

■ 夕学五十講 1/50
■ 45冊 (2013年)

夕学五十講

2013年、知的好奇心を刺激する為の新企画を始動します。

Do, or do not. There is no try.

■ 夕学五十講

慶應義塾の社会人向け教育機関である、慶應丸の内シティキャンパスが主催する定例講演会。半期で25講演、1年間で50講演が開催され、幅広い分野の講師が招聘されます。

以前から気になっていたのですが、2013年度、満を持して受講することに。個別の講義をバラ買いも出来るのですが、ここは大人らしく半期分のパスポートを購入。

どうしても自分の選択だけでは興味が偏りがちになりますので、少し広く知的刺激を受けてみようと。最低でも1冊、できれば2冊ほど、その講師の方の著作も手に取ってみる予定。

講演では直接のメッセージで刺激を受け、著作を後で読んで学びを深める作戦。問題は毎回18時半開始~というところですが、ここは出来るだけ優先順位をつけて駆けつけるつもり。

なんたって、身銭切ってますので。 (パスポート代は10万5千円ナリ)こうしてみると、「学問のスズメ」カテゴリも、1年近くエントリされずに埃かぶっておりました。

あらためて読み返すと、、このカテゴリの最初のエントリに自分で書いた名言が。。。

■ 学び続けないビジネスマンは淘汰される

・・・・あぶない、あぶない、あやうく自分の言葉どおり、淘汰されるところでした。。資格とかは別に必要ありませんが、自ら学ぼうとする姿勢って大事だと思います。

1年近くこのテーマでエントリがなかったということは、そういうことだった・・ともいえるのかと。意識したインプット、アウトプットの機会にしたいと思います。

最近の学びメモ。。

■ 福島正伸先生のリーダー養成塾(全12回) (2012~13年)

■ グロービス エグゼクティブコース(全12回) (2012年)

■ ビジネス実務法務2級&3級 (2011年)

■ BULATS C (2011年)

■ グロービス ミドルマネジメントコース(全12回) (2010年)

■ TOEIC 860 (2010年) ・・過去最高は940 (2007年)

■ BATICスコア 707 (2008年)

■ 簿記2級&3級 (2007年)