「独学のススメ」カテゴリーアーカイブ

新しい市場の作り方

夕学五十講の第十六夜目。

本日の講師は新進気鋭の経営学者の三宅秀道先生。鋭い視点と深い考察に興奮。

$Do, or do not. There is no try.

(中目黒の南イタリアン・・って、本文とは関係ないですよ)

ここまで苦労しての研究者人生だったようですが、これからは凄いことになりそう。それにしても同年代とはちょっと気付かないぐらいの苦労の感じ。

■ 価値とはモノにあるのではなく、我々の認知認識にある
■ 問題設定はアート
■ 世界を価値あふれるものとしてみるかは自分次第
■ 自分のために世界を動かす
■ 自信をもって世界に主観的に働きかける

最初はモノづくりの話かと思ったら、これはサービスを生み出すべき商社マンにも当てはまる。いかに、環境開発、認識開発を進める力をつけていけるのか。研究生活10数年の渾身の一冊がコチラ。

新しい市場のつくりかた/東洋経済新報社

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じっくり読んでます。

この視点、ありそうでなかった新鮮さ。社会学の古市先生の講義とあわせ、仲間との勉強会でフィードバックしないと。

■ 80冊 (2013年)
■ 夕学五十講 14/16

のびたは起業家

夕学五十講も十五夜目・・が先週後半にありました。
講師は注目の若手社会学者、古市憲寿さん。

$Do, or do not. There is no try.
(ペンギンよりまだ小さい娘)

現在、東大の博士課程というから、28歳ぐらいですか。若者の生態を描き出した著作が評判になったことは聞いてましたが、まだ未読でした。

本日は若者論ではなく、起業という切り口で日本の社会を分析して頂きました。色々と新鮮な視点(だれもが知っていたとしても)での語り口、良かった(面白かった)。

■ のびたにだって起業できた (起業家大国だった日本)
■ サザエさんというセレブ一家
■ 豊かな起業忌避社会

自分の場合、かつては憧れの職業であったサラリーマンという身分を幸運にも頂いており、日々、大企業の中で企業家のように働くことを求められている訳で・・・はい、何も文句ありませんです。 (明日からもっと一生懸命働こう)

しかし、観察者として社会を見つめる視点を持つ学問って興味深い。新書レベルですけど、よく若者論を語る社会学的な本にも手を伸ばしてます。

社会学というのも、今後理解を深めたい学問の分野かも。土台になるのは、広範な知識と、実地での地道な調査ながら。

希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)/光文社

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絶望の国の幸福な若者たち/講談社

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自分はいまや若者の1人というか、、幸せ感じる1人の中年(若めの)。でも、まだ人生にあきらめてないというか、あきらめてはいけないように感じています。

さて、これってどう考えればよいのかしら。(何言っているのだと思った方は是非古市先生の著作をどうぞ、かなり面白いです)

■ 79冊 (2013年)
■ 夕学五十講 13/15

聞かせる力

夕学五十講の第十四夜目は・・・会場が満席で溢れかえってました。それもそのはず、講師は阿川佐和子さん。

「聞く力」はなんと140万部の大ベストセラー。

小柄で可愛いらしい阿川さんは、テレビでお見受けするのと同じ快活な印象。

Do, or do not. There is no try.

(お父さんの許可なく家族以外の男性の手を握ってはいけません)

それにしても、聞く力のお話かと思わせといて、阿川さんのしゃべること、しゃべること (笑)

講演なのですから当たり前なのですが、こちらが聞く力を発揮する必要ありました。楽しい2時間を過ごさせて頂きましたが、何もブログに残したいメモが残らないのも初めて。

面白かったので良しとします。

婚約のあとで (新潮文庫)/新潮社
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タレントとしてもさることながら、物書きとしての実力が凄いと思います。今年還暦だというのに、あのお姿。

帰宅して思わず若い頃のCM動画などを探して鑑賞。

■ 75冊 (2013年)
■ 夕学五十講 12/14

中国はいま

長らく中国には足を踏み入れる機会がありません、かれこれ7年近く。(過去に上海数回、延べでも1ヶ月強の滞在経験のみ)

慶應丸の内シティキャンパス、夕学五十講の第十三夜目。
講師は防衛大学校長の国分良成先生、演題は「中国は、いま」

Do, or do not. There is no try.

(今や高級車ポルシェやフェラーリが無視できない巨大市場となった中国)

そもそも、中国研究の第一人者の大学教授だった方が防衛大学校長ということ知りませんでした。あと防衛大学校という教育組織のたてつけそのものも。(これだけでも受講の価値ありました)

ぼーだい、と言えば、陸海空自衛隊の幹部養成機関、海外で言うところの士官学校。そこでどのような教育が為されているのかは、これはこれで興味深いです。

さて、本題は中国。

もはやこの巨大に成長した隣国を無視して生きるのは世界経済の観点からも不可能。

東アジアにおいて日本は中国とどう付き合うべきなのか。

相手が抱える問題をあげつらうのではなく、違いを理解し、正面から向かい合うには。

お互いが理解できるところを増やしていく付き合い方は?

中国は、いま (岩波新書)/岩波書店
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(本日の課題図書・・・・盛り沢山で一読したぐらいでは頭に入らず)

ちょっとさわりだけ手を出してしまいました、自分にとってわかり易いところから。

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あと、中華料理も理解し易いんですよね。

■ 74冊 (2013年)

■ 夕学五十講 11/13 (2回欠席)

拉致国家

夕学五十講の十一夜目。

講師は蓮池薫さん、新潟産業大学経済学部 准教授・・・・って、誰??と思いつつ、会場について略歴を読んで、、、あ、あの方か、、と。

Do, or do not. There is no try.

(金曜の晩の一杯は焼き鳥で)

1978年、大学在学中に拉致され、24年間北朝鮮での生活を余儀なくされた人生とは。被害者ご自身が語る言葉は鋭く重い。

正直、テポドンもノドンも頭の上に落ちてこないとなかなか実感出来ない。ましてや自分自身が拉致されるなんて、想像力を完全に凌駕している。

今現在も当人の意思を無視してかの国で暮らすことを強いられている人達が存命ならば日本政府は一刻も早く事態の解決のために働きかけてもらわなくてはいけない。

遅々として進まない協議をじっと待つ家族の方達の気持ちはいかほどのものか。有効な実力行使は本当にありえないのか。

今更ながら、自分ごとに近いところで近所の不法国家について考察。人質とって、飛び道具のミサイルで脅すとは、やはりありえない。

■ 夕学五十講 10/50