「独学のススメ」カテゴリーアーカイブ

リベラル・アーツへの投資効果

2013年度上半期、慶応丸の内シティキャンパス夕学五十講受講。

(タコは入っていないタコライス)

半期25講義のうち、21夜を受講できましたので中々の出席率。
(やむをえずの会食、海外出張などで4回参加できず)

受講費用は最終的に1晩5,000円。満足度が高かった講義もあれば、それなりのものも。特に印象深かった講義TOP 5をあげるとこのあたり。

■ オイシックスの高島社長
■ トレンダーズの経沢社長
■ 作家の橘玲先生
■ 経営学者の三宅先生
■ 地震学者の大木先生

与えてもらった気付きを思い起こしているとかなり費用対効果は高かった気が。2013年度後期は、パスポートではなく受講券をばら買いして受講しようかな。

直ぐに役に立つといわれるようなビジネス知識やスキルは直ぐ陳腐化する時代。あえて中長期の視点で自分を耕すことも必要でしょう。

今頃・・と言わず、思い立ったとき、それこそ今でしょ、で。

教養としての地震学

来週は所要あるため第二十四夜目にして、最後の夕学五十講前半戦。テーマは「教養としての地震学」、講師は大木聖子先生。

最初にことわっておきますが、情熱大陸で拝見して以来の一ファンです。美人過ぎる地震学者、としても有名。

注目すべきは・・・学部は、なんと、北大理学部卒。(その後、東大の院で博士号を)あの北大のキャンパス内を、それも理学部なんていうド理系な世界に彼女が存在したとは。

これだけで熱く語れて、ご飯三杯ぐらいいけるのですが、圧倒されたのは別のところ。地震学者の一人としての強い使命感と、東日本ではやり切れなかったという深い後悔。。

僕もちゃんと自分の大事な人達に今日の学びを伝えなくてはいけないと思いました。

■ M7クラスの直下型地震はいつでもどこでも起きえること

■ 1分以上の揺れは津波を想定して直ぐに高台に避難すること

■ 想定外は想定できないのだから、失ってはいけないものを考えること

さっそく我が家にもどって、落ちてこない、倒れてこない、移動してこない、の確認しないと。そして、木造30数年一戸建ての我が家の耐震補強で打てる手はあるのだろうか。

(絶対に失ってはいけないもの、ちゃんと想定できてますか?)

聴衆の一人一人の心に訴えかける見事なプレゼン。間違いなく今後の日本をひっぱる女性リーダーの一人なのだろうな、と確信しました。

印税は全て震災孤児に寄付されるという著書も迷わず2冊購入。
夕学前半の最後を飾る素敵な学びでした。

■ 夕学五十講 21/25
(全体の振り返りはまた後日別途)

ダイバーシティとデザイン

夕学五十講の第23夜は、ダイバーシティー・デザインの可能性。
講師はデザイナーの坂井直樹先生。

数々の大ヒットを生み出してきたインダストリアルデザイナーであり経営者ですが、つい最近までは慶應SFC教授として教鞭もとられてきたそうで、見事な講義。

(宇宙生物的デザインのアサヒガニ)

ここでいうダイバーシティーは、市場そのものと、作る人両方のダイバーシティー。ダイバーシティーという手法を活用しなければ、イノベーションは起きないとのご主張。

ダイバーシティーによりコンフリクトが発生し、その結果生じたハングリーがモチベーションに。・・・というストーリーがどう実際の現場で作用するのだろうかと色々想像しながら拝聴。

それにしてもデザインの歴史がわずか100数十年とは知りませんでした。デザインって身近でお世話になっている割には理解できてないことを実感する120分。

こうして知らないことを知る、自分は何も知らない、という学びの機会はつくづく大事。

■ 夕学五十講 20/23

全人教育への取り組み

夕学五十講、第22回は次代のリーダー育成をテーマに。

講師は完全全寮制の中高一貫校である海陽学園の校長をつとめられる中島先生。

トヨタや中部電力、JR東海などの中部地方の財界が中心になって設立した私立学校。欧米のパブリックスクールなどをお手本とした全人教育の場を目指す試み・・・

全人教育とは、基礎学力と人間力を育成すること。
つまるところ、エリート養成学校です。

(魚卵エリート養成中)

全寮制ですから生徒の殆どの時間を管理したうえで、主要教科は公立校の2倍の勉強量。社会や文化を学ぶイベントなども豊富で、結構魅力的な学生生活にもみえます。

設立からまだ7年、2期しか卒業生を送り出していないので評価はこれからでしょうが、日本が次世代をになう若者の教育の場作りに真剣になることは誠に結構なこと。

いまのところ男子高なので娘はおくりこめませんが、息子がいたら考えてしまう??と思っていたら、6年間の授業料が1,800万円と聞いて断念。

人間力の育成は家庭が責任を持って行い、基礎学力は公教育で十分!・・・と言いたいところですが、果たしてどこまでできるものか。(現時点で既に娘の教育に殆ど参加できていない不安)

本日の講義も、親になる前と、後では、随分聞く側の心構えは違ったのだろうな。すっかり、自分の子供の教育問題として捉えてしまいました。

■ 夕学五十講 19/22 (仕事都合で3回欠席)

書くこと

夕学五十講、第二十夜。
本日の講師はコラムニストの小田嶋隆さん。

そういえば購読中の日経ビジネスオンライン版で、よくコラムを読ませて頂いています。その他にも沢山連載を抱えているそうで、コラムニストという生き方、興味あります。

(ベトナム麦わら帽子女性とガブローシュ・・・?)

結局、モノを書く秘訣とは・・・・書くこと、書きまくること。これはきっとコラムニストだけではなく、ブロガーにとっても同じことなんでしょう。

やっぱり実戦に勝る経験の場無し、ということか。自分の経験というフィルターを通すことで目の前の事象をどう切るかのモノカキ視点。(そして消化したことを編集して、こうしてブログという形でネットを介して垂れ流し)

文章を書く力というのは、仕事でも、それ以外でもきっと必要な力。こうしてブログを更新することも、自分コラムの執筆のようなもの。

すぐ滞り勝ちになりますが、それでも誰かには細々読んで頂けることに感謝して、、コツコツ書き続けてみようとの思いを新たにしました。

そうですね、とりあえずは月間10,000PVぐらいを目指そうかな。
人気ブロガーと言われる基準の100分の1ぐらいから。

■ 夕学五十講 18/20
(最終講義が近づいてきました)