「僕ら観劇部」カテゴリーアーカイブ

ウィキッド〜ミュージカル観劇メモ

先週末、ゴルフの汗を流しおとして、さっぱりと着替えて向かったのは市内中心部のTheater District。そう本日はお一人様ミュージカル鑑賞。

今回はNY出張時のご褒美のBroadwayではなく地元ヒューストンのHobby Center。7/6から8/14の期間で大好きなWickedの国内ツアーが周ってきたので参上。(妻も8/13の回を予約済み)

久しぶりに休日にジャケットを着て街中に出かけました。細身のズボンが冗談のようにきつくなっていて恐ろしや。。

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ミュージカルスクール。4-6歳のクラスがあってサマースクールも開講しているのは密かにチェックしていたんですよね。でもここまで1時間以上かけて娘の送り迎えはちょっと大変なんだよなぁ。。

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普段それなりにちゃんとした服装をして集まるヒューストンの人々を見る機会がないのでちょっと新鮮。あと気のせいか細身の人の割合が多い気がします。Whole Foodsで買い物しているお客さんに細身の人が多いのと理由は一緒かしら。。そして見渡す限り1人で来ている人はゼロ。

Wickedを英語で観るのは2回目。前回はBroadwayで2014年11月に。(過去ブログから転載しました→カツ丼と魔女)日本では四季で3回ほど観たことがあります。

なんとなく国内ツアーだとBroadwayに比べ二線級なメンバーで構成されているのでは?というイメージがありますが、BroadwayのPLAYBILLのWho’s Who in the cast読んでいても、国内ツアーでチャンスを掴んでBroadwayに活動を移す役者さんも多いようなので、未来のスター探しという楽しみもあるのかも。

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(視界は一部限られますが前から2列目、B列の一番右端。安かったので)

今回のツアーのエルファバ役のEmily Kochさんも、Broadwayではエルファバ役のスタンバイ(控え)だったそうですから待望の主役の機会でしょう。

それにしてもDefying Gravityは相変わらず疾走感が素晴らしい名曲。自分の中ではエルサの声のIdina Menzelさんは、Wickedのオリジナルキャストでエルファバ役で2004年のトニー賞の主演女優賞を取られていたんですね、緑色の肌も似合ってるわ。アゴのとがりぶりも魔女っぽいし。

主要キャストの中ではフィエロ役のJake Boydさんのイケメンぶりが際立ってました。あとはマダム・モリブル役のWendy Worthingtonさんの名演(怪演)。61歳とは思えぬ元気ぶり。お姉キャラかと思ったら、ちゃんと?女性でした。

本日のEnsembleの中での自分好みを探せ!(勝手にコーナーを創作)では、Melissa Legaspiさんの表情と踊りっぷりに痺れました。(個人HPを見つけちゃいました→カワィィ

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(妻子は日本で劇団四季のアラジンを観てきたそうな)

奥様と同じミュージカルを観て、あとで感想を交換できるなんて今から楽しみだなぁ。(あと地味にYちゃんの意見を聞くのも楽しみです)少しずつミュージカルの楽しみ方の幅も広がってきた気ました。(少しずつオタク化が進行)

自分もイエローですし、肌の色の多様性を受け入れる社会であって欲しいと思います。ダラスの事件もあり少々物騒ですので。

Something Rotten ! 〜ミュージカル観劇メモ

先週のNY出張では一晩だけ放置された夜があったので、すかさず一作品観てまいりました。あいにく殆どの劇場が定休の曜日だったので選択肢少ない中で選んだのがSomething Rotten!

タイムズスクエアの安売りチケット売り場の列に並びながら下調べをすると2015年スタートのミュージカルコメディーとな。歌って踊って笑える、という方向のようなので疲れた頭を休めるのに良いかな、、と思い初観劇。

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(ブロードウェイのこのエリアに来るだけでワクワク)

ストーリー自体は16世紀のロンドン、売れない演劇作家の兄弟が売れっ子のシェイクスピアを超える演劇作品を作ろうと、ノストラダムスの甥っ子に未来を予言してもらい、歌って踊って演じる新しいパフォーマンス、ミュージカルを初めて世に送り出す・・って感じのストーリーなのですが、その作品名がハムレットならぬオムレットなど、とにかくおちゃらけた内容。(タイトルもハムレットの台詞から)

ミュージカルファンであればあちらこちらでクスクスしてしまう悪戯が随所に溢れた仕上がりとなっています。(有名どころを少しずつパクリ、おちょくり、悪ふざけが続く感じ)この笑いの感じ、何か覚えがあるなぁと思ったのですが、1990年頃のパロディ映画、裸の銃を持つ男にそっくりな印象。

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歌も踊りもそこそこに良く出来ていますが、それでも一回観れば十分かな、というのが自分の感想。そもそもコメディ&パロディ好きでもないですし、今ひとつこの手の笑いにノレないので。(英語だから笑いのツボそのものをあまりキャッチ出来ていないとも言えます)

シェークスピア役の俳優Chirstian Borleさんがなかなかに格好良かったのと(あれで1973年生まれの年上とは・・)、アンサンブルの中の一人の長身の女性の笑顔がとても素晴らしかった、というのが本日の収穫。歌はオープニングのWelcome to RennaissanceとA Musicalが耳に残りました。

初めての作品を観る緊張感も良いですが、繰り返しまた観たい作品もあるので毎回何を観ようかと悩みます。(NYに住めば解決するのですが、、片っ端から全部観るということで。。)

隣人は怪人〜ミュージカル観劇メモ

2週間ほど前のNY出張の夜。NYにて単身赴任中の上司と後輩がいる訳ですから夜は基本あけておきます。

しかしどちらからも「今晩どう?」の声がけは無し。どんなホスピタリティ?ではなく、やった!ラッキー今晩どうしようです。

向かったのはタイムズスクエアのチケット屋。ラストミニッツの券で何か観劇してみようかと思い。


(今晩は、オペラ座の怪人!)

ブロードウェイでも劇団四季でも、なんとなく観る機会のなかった最後の大作。とうとうこの日がやってきました。

きっかけは先月NYでIさんとヴィッレジ巡りでJAZZを楽しんだ際、お住いの隣人が「なんと怪人らしい」というお話。


(オーケストラ席の割に遠いですが、定価の半額ですから良し)

午前中からフラフラしている隣家のおじさんとプールで顔をあわせた際、双方の子供達を遊ばせながら挨拶したそうなんです。

するとなんと「俺、ブロードウェイで怪人やってるんだ、知ってる?」的な。正確にはなんと英語で説明されたのでしょう?ジェームズ・バーバー氏。(→公式サイトもある名優さんです!)

観劇部の部員としては・・ブロードウェイで怪人の主役はってる人!? 過去に美女と野獣の野獣役、レミゼのバルジャンもやってるの!? と大興奮してしまうところですが。。。

ミュージカルをそう観劇しないIさんからすれば、「へー、怪人なんですかぁ。」という淡白な対応だったとか。


(クリスティーナが、なぜか道産子のHさんを思い出させる)

重厚なテーマ曲は脳内でひたすらタンゴ変換・・という想定通りの展開はありながら、切なくも愛おしい見事なストーリーと素晴らしい楽曲に酔いしれたのでした。

しかし感情移入先は明らかにラウルではなく怪人。クリスティーナに、人として男性として一瞬でも受け入れられたことに落涙。

これもひとつのハッピーエンド。

レミゼ@ブロードウェイ〜ミュージカル観劇メモ

米国駐在2年目、満を持してデビューしてまいりました。
初レミゼ@ブロードウェイ。

帝国劇場では妻と一緒に2回観劇したことがあるのですが、本場では初。やはり英語と日本語ではかなり印象が異なりますね。


(前から5列目の中央という良席を当日ゲット)

よく妻がyoutubeを観て英語で鼻歌を歌っているので何故か妻の顔が浮かびます。厳しく無情な世界でも生き抜いていく人の強さ、弱さ、幸せの意味。

聞いてましたが、エポニーヌ役がきゃしゃな黒人女性で最初は驚き。でもしばらくすると慣れ、むしろコゼットと良い対比を感じるように。

レミゼを観るたびに色々なことを考えてしまうのですが、今回唐突に感じたのは・・長女と次女が嫁にいくのを見送りたい、孫の顔をみたい、でした。(笑)

40歳にして中年どころか、老年思考になってるのか。あと40年、元気に生きる準備を着々と進めよう。(ちょっと欲張り過ぎ?)

あとはパパママをお誘いしてNYに一緒に行って、ちょっと娘達をお願いして
妻と二人でレミゼを観よう。(4年以内に実現できるだろうか・・)

シルクドソレイユAmaluna

人生初シルクドソレイユ観劇。妻もママも幾つも別シリーズは観たようですが、初Amaluna。

(空港との往復時に気になっていたテント小屋)

(小屋の中は幻想的な舞台が広がる異世界)

鍛えぬかれた肉体と鍛錬がそろって、初めて可能な世界とは分かっていても、まるで魔法でもかかっているかのように感じる不思議。

ミュージカルや演劇、ダンスの舞台とはまたひと味違う印象を受けました。非日常な世界に接する時のココロがざわざわする感じ、いいです。

ミュージカルと同じように、少しずつ旅先や回ってくる舞台を観てみたい。そう思わせてくれたシルクドソレイユ初観劇でした。