「一万冊プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

病床でも濫読

2008年はラスト20冊ぐらいがバタバタになってしまったので・・・

本年も継続の一万冊プロジェクトは、静かにスーーーッとクリアしてくイメージで。

☆☆☆☆★

待望のIWGPシリーズ8作目。

表題では、日雇い仕事で日々を食いつなぐフリーター、ワンコールワーカーの若者にスポットが。

冗談じゃなく、足を思いっきり伸ばして寝ることが夢だという若者がいるかと思うと切ない気持に。

長時間寝ると、敷き布団が1枚じゃ背中が痛いなぁと不満に思う自分はどんだけ贅沢かと。。

最近の派遣切りやら派遣村やらと併せ考えて・・・今の生活の幸せ度を噛みしめてみました。

☆☆☆☆★

ソマリアの砂漠に遊牧民として生まれた少女が、数奇な運命に導かれ、逆境を乗り越え、

スーパーモデルとして成功をおさめた半生を語る自伝。

彼女が自分自身の傷に正面から立ち向かい、自身の原点である祖国の家族のもとに戻り、

厳しく悲惨な現実の中でも、自然に癒され、まっすぐに立つ姿には感動します。

本文の中の抜粋で、帯に素晴らしい一文がありますので転載。

人はだれでもつまずきながら人生を送る。

とりわけ私の人生は、靴も履かずに荒れ地を駆けてきたようなものだ。

けれどその道に悔いはない。

大変なこともあり、すばらしいこともあった。

そのすべてが得難い経験であり、すべてが起こるべくして起こったのだ。

(ワリス・ディリー)

自分が彼女の立場であったら・・・と考えただけで眠れなくなりました。。(高熱のせい?)

とても強くまっすぐな女性です。

表紙にだまされてはいけません。

相当しっかりした統計学の入門書です、最後の方はついていけませんでしたとさ。

「検定統計量の値が棄却域に入っていたならば・・」とかって、もうわからないですよね!?

「日経アソシエ」の連載(各界の第一人者に羽根さんがインタビューする形式)が好きで購入。

自分の心のカマドで熾きている火にくべる薪にはなったけど、特筆すべきは何だろう。

「限界乗り越え貯金のススメ」とかは笑える。

1日に1度でいいから、自分でもう限界だと思う事を行う。そしてその限界を超えるってあなた。。

学生時代、サイド強化や8スロ、ボックスワルツで貯めた貯金も完全に使い果たしたし、

新たに限界を乗り越える貯金を開始する時期にきたかもではありますが。

★★★★★

携帯小説として人気らしいんですが・・全くもって何じゃこりゃ、、です。

1,200円をドブに落とした感じです。(例えがふるっ!!)

12/200冊

 

濫読仕上げ

2008年濫読生活もこれで一区切り。

結局、帰省して、飲んでいるか、本読んでいるか、寝ているか。(ある意味贅沢です)それにしても我ながら雑多なジャンルですが、濫読だからやむをえません。

60年ほど昔に英国人がアフリカの植民地(カメルーン)に動物採集に出掛ける話なのですが、豊かな大自然、魅力的な動物達に、素朴な現地の皆様との交流が圧巻。東京生活で完全に眠っている自分の博物学的好奇心をムズムズと刺激する作品。いつかアフリカにも行ってみたいです。

ファンからマニア、そして辿り着くオタクの境地。ゲーム、アニメに漫画、果てはオカルトまで際限なく広がるオタク論。モビルスーツ(ガンダムとかです)が戦車か飛行機かなんて真剣に考える人達は素敵です。ダイエットに成功したオタキングも凄いですが、やっぱり真骨頂はコチラの世界ですね。

壮絶です。たかが食事とはいってられません。死ぬまでに何回食事ができるのか・・2009年は1食1食を噛み締めなくては。

単なるファン買いです。小室淑江さんは素敵だなぁ。

この2つのばあちゃんの言葉に出会えただけで読む価値ありでした。

● 人間死ぬまで夢を持て。その夢が叶わなくても、しょせん夢やから

● 「世間の目」は、たかが200人

僕の人生の主要登場人物もきっと200人いないんだろうなぁ。限られた人達を大事にしていきたいもの。

新作「逝年」を読む為に、前作の「娼年」を併せて再読。

☆☆☆☆★の繊細なエンターテイメント。娼年ほどの衝撃は感じなかったけど。「娼年」は2年前にカナダ出張に行く際の成田空港で読んだなぁ・・と思い出す。

そして2008年の締め括りはコチラ。齋藤孝先生に言わせると、ニーチェは風呂のように毎日接するべきものだとか。垢だらけですみません。34にもなって・・と言わないでください。

「ツァラトゥストラはこう言った」(岩波文庫)をアマゾンのカートにそっと入れました。

さらに、齋藤孝先生の著作も10冊ほど追加。

この瞬間を見よ。・・・この瞬間という門から、一つの長い永劫の道がうしろに向かって走っている。すなわち、われわれのうしろには一つの永劫があるのだ。(ニーチェ)

今、この瞬間を精一杯生きよう。ちまちました小さい人間になってはいけない。2009年も本は読まなくては。

■ 200/200冊 無事読了 大笑い (ギリギリでしたが)

年末も濫読

濫読生活も追い込みなんですが、帰省先までは既読本を持ち帰らなかったので(当たり前か)・・とりあえず既読分は冊数メモ、気になる作品は後日詳細アウトプットします。

前作に引き続き、毎日の生活に即効で効くクスリ(TIPS)が山盛り。いくつかを採用して2009年の生活習慣に落とし込みを図りたいと思います。

今頃読んでいる往年のベストセラーのこちら。男と女は違う。ただ、違う。そこに良いも悪いもない。・・・深いなぁ。

リンボウ先生のエッセーが大学時代にとても好きで古本屋などで集めました。僕の当面の書斎は家の向かいのベローチェですが、いつかは・・ですかね。

知の大巨人、立花隆先生のロングセラー。今読んでも面白いですね。この方の著作も過去に読み漁ったなぁ。

初めて斎藤孝先生の本を手に取りましたが、これは凄い力作。一言コメントじゃ終われないので、別途アウトプットします。

08年は掛け声だけで終わってしまった歴史の勉強ですが、09年こそは!とりあえず、最初の地ならしなんで「ざっくり」にて行かせて頂きます。

営業赤字転落の報はまさにトヨタショックですが、やはりその強さは本物だと思います。いや本物じゃないと困るなぁ、100株主としては。

ビジネスマンの父親が息子にかける愛情の深さにほろり・・・これ必読の書です。自分も、父親が亡くなる2日前にヨルダンで最後に貰ったメールを思い出し、ほろり。

外は雪景色

実家の窓から外を見渡せば、雪が深々と降り積もっています。さてさて、残り8冊ですよ。

192/200冊

最近の濫読

暮れも押し迫り濫読目標達成(年間200冊)もギリギリになってきました。あっさり一口コメント(アウトプット)にてご容赦願います。

社会の役に立ちたい!と言い切れることは実は凄い格好良いことだと思う。社会企業家として「病児保育サービス」をはじめた元ITベンチャー経営者の著作。

1991年初版とは思えないほど、今も色あせない快作。戦略理論と人間臭い実践論が、見事な企業変革のドラマとなって胸に響きます。

通勤時間は短い方がいいに決まっていると思い込んでいた自分にとっては、むしろ通勤時間をわざと作りだして資源とし、自分の人生を高めるという視点に感銘を受けました。

攻めよせる西洋文化に必死で抵抗するように日本が誇る偉人を紹介する内村鑑三の著作。思想的な論評は脇に置いて、この作品を英語で執筆したという気概に感服します。

確かに、なぜ日本人は戦前を否定するのか。日本文明をどうとらえるべきなのか。まずは、この国に生まれて良かった・・と素直にまず思うところから考え始めたいです。

ほめ上手を目指して頑張ろう!と思いました。僕に急に褒められた人は要注意。それは単なるエクササイズかもしれませんよ(笑)

「負け犬」で一世を風靡した切れ味鋭いエッセイストの酒井順子さんです。この方の観察眼と感性、そして造語力って、本当に凄いと思います。 (ブログ仲間のみずたま△さんが結構似ているかも)

ツボにハマったのは、つぶ餡orこし餡のくだりの分析。僕がつぶ餡よりこし餡派、木綿より絹ごし派なのは、フロイト曰く口唇期的なんだとか。

口唇期的な性格とは、おっぱいを吸うなど、唇から快感を得ている乳幼児気分のまま大人になっちゃった・・・みたいなタイプをさすそうなんです。


ふーむ、だからいまだにおっぱい好きなのか・・・(納得)

183/200冊

 

ホッケの煮付けと報道と

ホッケの煮付けは確かに僕も食べた事がありません。首相を庶民感覚がないとやっきになって叩こうとする報道にも興味ありません。

「ホッケに煮付けはありません、焼くしかないんです」という大島議員・・アホか。

刺身だって煮付けだってありえるでしょ、食べられる魚である限り。ホッケに煮付けは存在しないという前提で、庶民を気取る毎日記者、これもアホか。

ちゃんとよく調べてから記事書きなさい、プロなんだから。先日、自分が関わる仕事が購読している某経済新聞の記事になりました。小さな記事だったけど、やっぱり嬉しい。

でも、一つの事実をどうやって料理して記事にするかは結構記者次第。おいおい、そんなところは強調してないだろ~に的なつっこみどころ満載。あらためて、報道というものの不確かさ、危険さを実感しました。どんな事実も何とでも書けますよ、この感じなら。

「ニュースとの接し方」は特に参考になります。

世にはびこる(つまり報道されている)考え方よりも、この著者の主張の方が正しい気がする・・エコって言葉にはこれからは構えてしまいそう。

先日の勝間本も合わせまして・・

170/200冊