「オススメ本、漫画、映画」カテゴリーアーカイブ

ジャスティス・リーグ

アメリカンスポーツにはとても精通できなそうなので、代わりという訳ではないですがハリウッド映画の中でも特にアメコミヒーローものを真剣に観ると決めました。

マーベル・コミックとの双璧となるDCコミックス、このメンバーが勢ぞろいしてくるのがDCエクステンデッドユニバース。何でも真似してんじゃないぞ、っと。でも面白ければいいというのがアメリカ流。(コミックスで登場したのはDC側が先)

ワンダーウーマンを見てガル・ガドットに魅了され(→驚きの女性)慌てて「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」に戻ったのも彼女が見たかったから。

それにしても、こうして常人じゃないメンバーが集まると光るのがバットマンという偉大なキャラの造形。どれだけ賢くて強くても普通の人間。そこが魅力です。フラッシュが無邪気にブルース・ウェインにどんなスーパーパワーを持っているのと聞いた時の「I am rich..」と答えた場面には痺れました。

今回一番のお気に入りはフラッシュ。いまだソロ映画製作の予定はないようですが、期待。

関連の日本語のWikiを熟読、次に英語の関連Wikiを眺め渡し、続いて動画サイトでこんな↓周辺情報を収集し・・

と思ったら日本語情報もそれなりにありますね、映画公開と共に

米国人なら誰でも知っているヒーロー達ということなんで、日本人であれば子供時代のアニメや漫画をしっかり知っているようなもの、一般常識ですね。

・・とオタク活動を正当化。

ソー三部作〜ソー・ラグナロク(ネタバレあり)

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作、ソー三部作の最終?、ソー・ラグナロク(Thor Lagnarok)を鑑賞。(邦題はマイティ・ソー・バトルロワイアル)

2008年のアイアンマンでスタートした一連のシリーズも今作が17作目だそうな。世界でもっとも成功している映画シリーズ。凄いお金と大人の思惑がこの映画の周りに動いているということですね。

もともとソーはアベンジャーズの中でもかなりの最強キャラで、そもそも違う星から来た神様な訳ですし、そんなソーが他の星の闘技場でハルクと戦うなんて映画ならではの展開な訳で、しっかり娯楽作品でした。

(ネタバレあり、これから未鑑賞の方は注意にて)

↓

死んだと思ったロキがオーディンに化けのうのうと芝居見物しており、親父(オーディン)はどこにやったのか!というとニューヨークで老人ホームに預けた・・・という導入からして大笑い。

しかし、ソーも、弟(血は繋がっていない)ロキと争ったり、今回姉さんのヘラと争ったり・・と世界を巻き込んで大迷惑な家族です。

ヴァルキリー役のテッサ・トンプソン、、なんじゃこの芋っぽい姉ちゃんは・・と思ったのですが、この方がなかなかいい味を出してます。よく聞くと散々やらかしてるソーにもYour Majestyと呼びかけてるし。

初期のシリーズ作品の記憶も曖昧ですので、ひとつずつ観直してみようかとも。Amazon Primeでタダで観れるのも多そうですし。

記憶力、衰えてますか?

大好きなトメさんと池谷さんのコラボ本第二弾。遅ればせながら読みました。


かるく衝撃。

■ 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!

これは脳科学の観点からの池谷先生(脳科学者)の見解。解剖学的知見からは、脳の神経細胞の数は3歳以降ほぼ一定なのだとか。

つまり3歳の次女と僕(42歳)の脳は、神経細胞の数だけでいけば同じようなものなのか・・・

自分も、最近もの覚えが悪くなった・・年をとって記憶力が衰えた・・・というフレーズを恥ずかしながら好んでいたのですが、これは単なる社会の俗説を自分の事例に当ててはめて感じていた・・・単なる気のせい、思い込み、、だったということ。

このネガティブな自己暗示、かなり罪ですね。

まずは僕の例でいくと、人の名前がすぐに出てこない・・・これですが歳をとるほどに頭のデータベースの情報量が増えており、単純に覚えきれていないだけ。小学生の頃はそんなことがなかった?そりゃ、知り合いの数が段違いに少ないから当然。。。

次に、なかなか新しいことを覚えられない、昔(受験生ぐらい)はもっと覚えられたのに?・・・という例。これも、昔は覚えるためにもっともっと努力してましたよね、と言われると納得。今はどれだけ人の名前を覚える努力をしていますか、と(してません)。面談時と、そのあと名刺を登録するときぐらい。

あとは大人と子供の時間感覚の差も関係あるそうな。

そして一番に響いたのは・・・「物覚えが悪くなった」と感じるのは、すなわち・・好奇心自体が働かなくなっているとき、新鮮と感じられずなんでも「当たり前と片付ける」・・(そういう。こころのさまが問題)人生に慣れてしまっている、ということなんです(ビシッ)、、という部分。(ほぼ原文ママ)

そうか、人生に慣れている(有限なのに)、人生をなめてたのか・・

その後も、記憶の種類の違いや(長期記憶3兄弟)や、お得意のカイバ君(海馬)、シータ波の話など興味深い話題が続きますので、未読の方には、その他書籍と共に全力でお勧めします。

(全部読み返そうかな・・・)

人生においてワクワクドキドキが少ないとやっぱり記憶力は悪くなるのかも、ということも重要ですね。

年を重ねても好奇心をなくさないよう、生きたいもの。

蔵人〜日本酒漫画三部作の〆

尾瀬あきらさんによる日本酒漫画、蔵人(クロード)、遅ればせながら読了。日系3世のアメリカ人クロードが松江で祖先の酒蔵の再興に蔵人として挑戦する・・・という夢のあるお話。

 

 

利き酒師の試験勉強の際は同じく尾瀬あきらさんの手による前作品、夏子の酒、奈津の蔵、の二作に大変助けてもらいました。日本酒を作る工程を学ぶのにこれ以上のテキストはない気がします。

 

 

 

この三作品、女性だったり、外国人だったりと、伝統の日本酒造りからするとアウトサイダーな主人公を置いて、時代や地域の場面を若干変えてはおりますが、基本的に根っこは同じ話ともいえます。

但し、夏子の酒は幻の酒米を復活させようというロマンがあったり、奈津の蔵はより日本酒造りとその技術革新の部分を深掘りしていたり、蔵人はそうやって大事に作られた日本酒がどうすれば酒屋や居酒屋で売っていけるのかという視点にも踏み込んでたりと、読者を飽きさせません。

日本酒に興味がある方には自身をもってオススメしたい尾瀬さんによる日本酒漫画三部作。

 

そんな尾瀬あきらさんの他作品も読んでみたいと手に取ったのが、こちらのどうらく息子。なんと落語の世界が舞台。自分にとっては全く未知な前座から二つ目、真打ちへと広がる高座の世界が新鮮。そしで漫画の中で落語のストーリーを楽しめるのが、まんが道やバクマン的な。(ストーリー in ストーリー)

早速影響をうけて人生初落語をYoutubeで視聴。主人公が初めて師匠に稽古をつけてもらった、やかんを立川談志師匠で。日本に帰国したら是非寄席に行って、帰りに日本酒で一杯・・したいなぁと思いながら読了。

闇金ウシジマくん

→裏一万冊プロジェクト立ち上げに伴い、ここ最近で全巻、または既刊を読み通して面白かった漫画を順番にメモ。

ちなみにしばらく漫画を読んでいなかったので、誰でも知っている有名作品の紹介が当分は続くと思います。それでも周りでは漫画を完全に卒業した方ばかりなので、差別化といえば差別化か。

漫画を読むことまで自分の中で意味付けしようというのは何やら必死すぎる気もしますが・・まぁ、いいか。

第一弾は・・


■ 闇金ウシジマくん

かれこれ13年の長きにわたり不定期連載され、既刊40冊。テレビにも映画にもなって2010年の小学館漫画賞一般部門を宇宙兄弟と共に受賞とは素晴らしい。

中身といえば、どうしようもない社会の闇や暴力、絶望に溢れており、たまにホッと一息つく場面がないこともないですが、基本小中学生が読んでいたら直ぐ取り上げたくなる内容。

それでも手にとって読むべきと思えるのは、知っておくべき世の中の現実があるから。ナニワ金融道も読むべき良作ですが、あちらはマチ金、こちらは闇金。合法と違法の違いがありますね。

とにかく闇金融の日常と様々な債権者のエピソードがリアルで、ノンフィクションが好きな方には全力でオススメです。連載中の物語は最終章といわれるウシジマくん編に突入。さすがの牛島君もかなり追い詰められています。

色々な時事ネタや事件を取り上げていく流れは、石田衣良さんの池袋ウエストパークシリーズを思い起こします。あちらは主人公の回想録的で視点は違いますが。あちらも最新刊が未読なので、読まないと!