「家計簿父ちゃん」カテゴリーアーカイブ

投資予算枠の確保

国家予算の枠組みが熱く議論されるのと同様に、我が脳内では2010年からの家計予算、さらには、35歳からの人生予算編成会議で大変盛り上がっております。その中でも最も重要な投資予算枠について大体イメージが固まりましたので整理します。

■ 自己投資に総収入の20%

■ 貯蓄・投資運用に総収入の20%

まずは、自己投資の20%を最優先で確保したうえで、残る貯蓄、消費、浪費への配分を。持ち家の住宅ローン返済については、今のところは消費カテゴリ扱いで。

自己投資の内訳は、10%を頭(勉強)に、5%を体(運動)に、ラスト5%は芸術や旅その他、数年後、数十年後の自分にリターンが期待できる事へ意識して使いたい。

2008年10月末迄の実績をみると自己投資が13%、しかし、うち7%がダンスなどの運動関連。書籍も結構買っていたつもりなんですが、累計20万円とそれほどでもないし、まだまだ。これが、年間に書籍購入費や勉強会・セミナー参加費などの累計が100万円使えるようになれば、それだけ、本を読んで、勉強をする毎日を送っていることの証にもなる訳で。

お金の使い方、時間の使い方の枠組みを整えて、自分なりにルール付けすることで、気がつけば自然に、自分自身への投資の時間と資金を確保できるようにしていきたい。時間の使い方の仕組みづくりを次に考えてみます。

物件見学

まるでスカウトのような営業マンが新築投資マンションを売りにきた話の続き。

毎月のキャッシュフローが持ち出しの赤字になるような新築物件への投資は興味ありません・・と断った訳なんですけど、今度は超お買い得の中古物件が!と来たんです。

中央区の駅チカ築8年の中古物件、お得かもしれず、全然お得じゃないかもしれず。ちょうど入居者が変わるタイミングということで、戯れに物件を見学させてもらうことに。

IMG_5916.JPG

約束の時間よりも現地に早くついてご近所を散策。確かに駅出口からほぼ直結の好立地、でも、オフィス街的な感じなので生活するには不便かも。

さて、実際に1ルーム物件を見学すると・・・ほほぉ、さすがに清掃が入った後なので綺麗。築後8年ですが、浴室乾燥機などかなり当時としては設備も良さげです。

しかし・・・狭い 号泣

学生時代の札幌の1人暮らしの部屋より狭い・・これで家賃89,000円なんて。。問題は彼らの持ってきた1,730万円という中古価格が掘り出し物なのかどうか・・・。

こんな物件、滅多に出てきませんよ!と熱弁を十二分に拝聴した後で、静かにお伝えしました。「この値段より安い価格で同じ建物で2室売りに出ているみたいですね。」と。

スマイル 「・・・・・・。」

スマイル 「・・・・・・。」

そうなんです、事前に物件相場を調べようとツテをたどったところドンピシャリ。不動産会社だけがアクセスできるソース(レインズ)で、別にお買い得じゃないことが事前に判明。

今回の中古物件は1,600万円が市場での相場価格。早く売却したいなどの理由で、この価格を割り込むのが掘り出しモノ。現在お世話になっている管理会社の方にもアドバイスを事前に貰えました。

やっぱり持つべきものは正確な情報にアクセスできる人脈ですね。色々勉強させてもらいました、有難うございます。(たぶん、二度と彼らは僕に売りにこなそうですが・・・)

さらばイエデン

絞れるところは本気で絞る必要があるなと思い、固定支出項目を見直し。生命保険解約に引き続き、見つけましたよ次の一手を。

■ NTT固定電話

ベトナムから帰国して、そろそろ丸4年、この電話、一体何回鳴っただろうか。久しぶりに固定電話に触ってみたら・・・なんか壊れているような。液晶画面が表示されず、発信音も聞こえない(笑)

5月末で固定電話を利用休止させて頂きました。毎月1,800円の基本料金が垂れ流し状態だったので。この番号、電話番号を記載する時に携帯番号を書きたくない場合には重宝しましたが。

その為だけだと考えると、ちょっと高価すぎる気が。これで、年間2万円ちょっとのコストセーブ。

節電とか節水のようなチマチマした節約も大事でしょうが、それ以前の項目が山ほどあるはず。やっぱり年間1万円以上のインパクトがあるところから優先して手をつけたいですし。

さて次はどのあたりを絞ってみましょう。

大笑い ウエスト・・って、お約束はおいといて。(絞ってもコストセーブにはなりません)

 

固定資産税・・

赤紙と共に我が配下の円が召上げられていくことになりました。固定資産税の名の下に・・・

昨年まで年間10万円ちょっとだったはずが、16.6万円まで成長していて吹き出しました・・。なんでやねん・・・って。

よく制度を読み込むと、住宅部分の新築から5年間は税半減という特殊効果が切れた模様。魔法は切れそうになったら、自分で切ってかけ直せって・・・無理ですか。。

マンションだから、土地部分は殆どありませんが、一戸建ての場合は相当喰らうのだろうなぁ。たとえ住宅ローンを完済しても、税金からは逃げられないというのは残念です。

せめて、自動車税についてはクラウン政策(タクシーの積極利用、自家用車なし)を維持して回避しないと。

年金未納問題が脳内で解決した

何となく、未納の人が増えると年金制度が破綻するのかと思っていました。まさに報道やマスコミに吹き込まれるがままに。

読後・・・恥ずかしい限り 号泣

新聞記事の前提となっている条件や数字、制度そのものへの理解が足りなかった。しっかり、報道の罠(意図的かどうかはわかりませんが)に捕らわれてましたよ。

■ 「国民年金」の「納付率」は65%である

上記の記述だけをみると不安になりますが、これって第1号被保険者の中での割合。第2号(会社員、公務員)、第3号(第2号の配偶者)を含めた公的年金加入者全体の中では、未納者(約300万人)というのは、全体7,000万人の5%に過ぎない。

つまり、5%程度の人達がちょっと増えても減っても、全体への影響は殆ど無い。さらに、未納者は将来に年金をもらうことができないので、将来の負担は実際は無い。

「少子高齢化」が進んでいる日本では若者は払い損になるという話もありますが、これとて、基本的に払い損にはならない設計となっているそうです。(厚生年金においては「保険料」よりも将来の「年金」が2.3倍以上になるとか)

注意すべきは現在の「保険料方式」を「税方式」に変えるべきという議論。これは間違いなく経団連が仕掛けている罠ですね。(理由は本読んで下さい)

「少子高齢化」が引き起こす財政的な危機とは、「年金」よりもむしろ「医療」「介護」。財源確保の為の消費税増税と、生活必需品への「軽減税率」の導入。

おかげさまで、何だか随分と脳内で関連事項が整理されました。ときには批判的に新聞なんかも読まないとなぁ・・あっさり騙されないように。。

年金制度が破綻しないという前提に立てば、将来の収支計画も変わるというもの。2月から開始した例の外貨貯蓄&個人年金の投資判断は正しかったかしら。

それにしても、細野真宏さんは凄い。受験のカリスマ講師の実力は知らないけど、モノゴトを捉える姿勢に真の頭の良さを感じる。

58/200冊