鹿の王

もう既に巨匠の貫禄の上橋菜穂子先生の最新作。
2015年本屋大賞第1位おめでとうございます。

図書館で見かけたのですが、感謝の気持ちを込め著作を買いたくて一時帰国時まで引っ張りました。上下巻2冊で3,200円がお得と思わせてくれる本はそうありません。

私などがオススメせずとも既に100万部売れておりますので今更感もありますが、それでも、上橋菜穂子先生の、守り人シリーズ全10巻を読んでいる? 獣の奏者4巻+外伝を読んでいる? じゃあ、狐笛のかなたは? バルサの食卓は?(・・うるさい)と問いかけられ、当然YESと答える方ばかりでもないと思うので、自分の周囲の大事な人にオススメするのはやはり重要ではないかと思うのです。

守り人シリーズなんかは、北海道に住む大学時代の親友夫婦の子供向けに半ば押し付けるように全巻買って送ったし。

妻、母や弟、妻のご両親、本作をオススメしたい方が沢山頭に浮かびます。今回の鹿の王は医療小説的な要素もあるので獣医の義弟にも是非読んでもらいたいなぁ。(まだ未読だったら買って送ろう)

小説の書評って難しい気がしますが(結局読まなきゃわからないし、人によって受け取り方も違うし)・・

自分にとって響いたのは、一つの世界を徹底的に作り込んだ緻密なアプローチ、二人の主人公が抱える物語とその二人の人生が交錯するまでのストーリー展開、そして本を閉じた後も、きっとこの世界の物語は続いていくんだろうなという圧倒的な存在感と現実感。(どの作品にも共通するところですが。)

小学生の頃、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」が好きだったのですが、あの、これは別の物語、いつかまた、別の時にはなすことにしよう・・的な、今考えるとうっちゃり的な突き放し感とは又違う感じの継続感。

帯に「この面白さ世界水準!!」とありましたが、まさに世界中に誇りたい。

 

 

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