The BAND’S VISIT〜ミュージカル観劇メモ

先週のNY出張、1週間も出かけると1日ぐらい予定が入らない夜があったりします。当然ブロードウェイ直行。

当日の売れ残り券を叩き売るtktsに足を運ぶ時間は流石に残されていないだろうと思い、前日にネットで購入(正解)。

The BAND’S VISIT、2018年6月のトニー賞でベストミュージカルを含む10の賞を得た高評価の作品。もともと2007年のイスラエル映画を元にしており、2016年のオフブロードウェイで人気が出た作品なんだとか。(いつものWiki調べ)

あらすじはエジプトの警察音楽隊が公演の為に訪れたイスラエルで迷子になってしまい、間違えて訪れた田舎町で翌朝まで一晩を過ごすことに・・堅物の隊長、食堂の美しい女主人、エジプト人とイスラエル人がぎこちないながらも言葉、歴史の違いをこえ音楽が皆をつなぎ・・というような静かでほのぼのなストーリー。

気のせいか劇場には中近東からの観光客も多かったのではないかと思います。アラビア語にアラブの音楽が飛び出し皆さんノリノリでしたから。僕も15年以上前に出張先で耳にした懐かしいアラビア語の幾つかに耳が反応致しました。(アッサラームアレイコムとかハラス!とか色々、覚えているものですね)

NYのブロードウェイの地でこうしてアラビア語が飛び交い、皆が遠く中東の大地に思いを馳せる機会があるのは大事だなぁと。そして音楽や演劇には言葉が(あまり)いらないよな、ということも改めて実感。

トニー賞受賞の直後ということもあり、ほぼ満席。たまたま1席だけ残っていた柱が邪魔になり右袖が観れない売れ残り席を80ドルでゲットしました、ラッキー。商業的には大成功しないかもしれませんが・・多くの人に観てもらいたい良作品だと感じました。

(ヒロインにも、なんとも言えない魅力あり)

ミュージカル通の妻に報告すると「すごいの攻めたねー」と。妻が観劇した場合はどんな感想があるのか聞いてみたいです。

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