引き続いての欧州行脚の記録です。ノルウェーをあとにして向かったのはドイツのデュッセルドルフ。何と12年ぶりの訪問。
空港からタクシー(これが全てベンツでなんですよ)でオフィスに向かう道すがらでもまざまざと記憶が脳裏に蘇ります。
うわー、アハト。(注:アハトとは数字の8、8番地という意味)
2002年に生まれて初めて欧州に片道切符で降り立って、そこから2年間の短い海外生活(研修生の立場だったので)。到着したのが金曜夜でそのまま翌日から週末も会社で過ごして怒涛の仕事開始だったなぁ・・・。
(当時と同じ席に座り景色を眺めてみる)
当時とは大分とメンバーも入れ替わっているものの、懐かしい顔ぶれとの再会もあったり、いやはやなんとも言葉が出ません。よく仕事したし、遊んだなぁ。。
(入り口の思い出のカレンダー)
ドイツでは何と有給休暇が30日も取得可能で、年明けの初出社日に30日分の休暇予定の線をひいていく同僚に唖然としたことを思い出します。(風邪ひいたらどうするの?と聞いたら、それは病気の欠勤だから別枠だよ・・と。日本人的サラリーマンの価値観ではとうてい理解できず。)
(夜は私のたっての希望で串亭に)
まさにこの串亭が僕のデュッセルでの一食目。フランクフルト経由でバスで到着した自分を待っていてくれたN先輩が連れていってくれたのがこのお店。日本を出たのに、また日本的な店にいるという不思議。店長だったKさんはじめ、串亭関係者の皆様には沢山お世話になりました。
そしてもう一杯ということで、これも私の希望で近くのシューマッハに。
このシューマッハのアルト(ビール)が自分は幾つかあるアルトの醸造所の中で一番好き。上面発酵のエール特有の香りと苦味のバランスが抜群。外で立ち飲みしていると、椀子そばのように次がくるのを当時は楽しんだものでした。
締めは再び営業終了後の串亭に戻り友人のK君と一杯。当時は彼はケルンの寿司屋で働いており、いいマグロが入ったと聞けば仕事帰りに向かったり、彼の休日にデュッセルで共に飲んだり、楽しかったなぁ。今は串亭の店長です。
翌朝、出社前に向かったのはココ。
2年間を暮らしたシャーロッテンシュトラッセ、ジーベンウントアハツィッヒの前に佇む。20代最後の2年間は色々ままならいことばかりで、それは今も違う意味で一緒なんですけど、それでも12年間で前に進めた部分はあるかなぁと考えたり。
愛する妻がいて、愛する娘達がいて、友人達もいて、まずまず健康で、仕事もまだあって、何の文句が言えようかと。
わずか24時間も滞在出来なかったけど、さらばデュッセルドルフ、また次回来る日まで。アウフビーダゼーン、チューーース。