ハノイの路上で思ふ

気がつけば日中の暑さも湿度もぐんぐんと増してきたハノイです。日が落ちて少し涼しくなった夜、シャワーを浴びて一日の汗を流し、今日の晩飯は、住まいのそばのほったて路上飯屋にて。

お気に入りのチャーハン(コムザン)を口に運びつつ、道行く人々をウォッチング。なんていうか、いいんですよね~、素朴な笑顔が。

モノが溢れている訳でもなく、やっぱり貧しくて、ゴミゴミしてて、でも、若者が沢山いて、よくわからん勢いと熱気があるんですよ。

車が入れないような真っ暗闇の狭い路地に吸い込まれていく皆の行き先は、狭くて、暑苦しくて、折り重なるように沢山の家族が住んでて。。

日本の30~40年ぐらい前って実際こんな感じだったんでしょうし、タイの15年前ぐらいの発展状況と似ているとも聞いたりします。

今回のベトナム滞在での得がたい経験の一つとして、こぅ、まるでタイムマシンに乗って昔の日本を体験しているような気持ちを持てた事が挙げられるのかな、と考えたりしてました。

「美味しかったよ。ありがとね。」(ベトナム語)って席をたったところ、いつも12,000ドン(84円)だったチャーハンが、なぜか、

● 10,000ドン(70円)

に値引きされてました。とうとう正規の常連価格になったのかも。こうして少しずつ受け入れられてきたベトナムともそろそろお別れです。

ミッション

ミッション(MISSION)とは、使命、自分の人生の使命。

そんな感じに響くものがひとつの言葉としてカタチになりました。夢、とか目標とも定義できると言える気がしますが、これは、ミッション=使命、がしっくりくる感じがします。

それは、

● 「和」

もうすこし、言葉を紡ぐと

● 「和」の心を日本人として世界に発信すること

もぉ、この神田昌典さんの「お金と英語の非常識な関係(下)」の192ページの〆のお言葉が響いたのです。

(ちょっと要約引用させて頂くと)
日本の伝統や独自性、歴史を正当に評価して、そして積極的に発信していく。日本の伝統の「和」の心こそが、テロリズム、宗教紛争、階級間闘争が絶えない今の世界には必要であり、この「和」の心を世界に発信すること、それこそが、日本人の役割。 私(神田さん)は、心底そう思う。

もぉ、やられましたよ。この5年ぐらいのモヤモヤとした思いが、スッと晴れた気がしました。思えば、就職してからの7年間で、仕事を通して世界の色々なところで自分自身の体験、思いを積み上げてきました。

1999年にボスニアで、なぜ隣人同士が殺しあうことになったのかを、内戦の最大の激戦地と言われるモスタルの落ちた橋を見ながら考えました。

2001年の9.11に、崩れ落ちる貿易センタービルの画像を見つめながら、わずか1週間前まで、のべ100日以上を過ごしたイラクやヨルダンの友人の顔を思い浮かべ、憎悪の連鎖を恐れ、イスラム世界で生きる彼らの安全を願いました。

2002年からは2年間をキリスト教国家がひしめく欧州はドイツで過ごし、異なる文化、重厚な歴史、厳然たる階級社会、拡大するEUの熱気を肌で感じました。

そして今は、ベトナム・ハノイで、滞在5ヶ月目の長期出張生活。勢い溢れるアジアの熱気に包まれたベトナムライフ謳歌中。

国家、文化、民族、宗教・・違いを挙げればキリがない中で、お互いの違いを認め、尊重し、そして理解しようとする日々。。

世界って、どうしてこんなに違うんだろう?
日本って、日本人って、何ナノかな?
なんで、争ってる人達がいるんだろう?
自分は、何かできないのかな?

そんな「?」を抱えながら、色々と模索してきた自分に、今しっくりとする言葉が投げかけられました。

● 「和」の心を日本人として世界に発信すること

神田さんをはじめ、同じ思いをもっているであろう沢山の日本人と、少しでもこの世界に働きかけていきたいと思います。

ご機嫌な酔っ払いと花束

ベトナム人同僚の結婚披露宴に行って来ました。例によって、「モッ・ハイ・バー(1・2・3)ゾー!」の掛け声と共に、飲むわ、飲むわ。。

今回は体調もよかったせいか、45度のルアモイ(蒸留酒)をショットグラスで10数杯飲んだ割には、

● 泥酔 → 撃沈

することもなく、ご機嫌な千鳥足の酔っ払い、に変化。しかし、このように若干記憶が欠ける時が一番危ない私。一見、他人からは、見た目は酔ってるもののわりと普通に見えちゃったりするのですが、本人は

● 完全自動操縦

になっている場合が多々あり、要注意なのです。

この日、3月8日は「国際婦人の日」。何かにつけて女性に花を贈る(ことを強要される)機会のあるベトナムでも最大級の「義務」が男性に発生する日です。

道端には、にわか花売りが溢れかえり、花を吟味する男達の姿がなんとも微笑ましい光景を作り出しています。

ここは日本男児として、いや、

● 「銀座を歩く千鳥足のお父さん」代表として (ここはハノイですが)

このイベントに応えなくてはいけない、という強い使命感にかられ、バラ24本を中心とする巨大な花束をオーダー。

本日一番の大商いに花売りのお姉さん感激。(バラは高いので普通は1本ずつしか売れない)とっても真剣に大作の花束を作ってくれる田舎娘っ子の姿に胸をうたれ(まあ、酔っ払っているんで)

つい、「これで美味しいものでも食べてくれ」と大枚渡す。(どこの成金オヤジだ?)

外国人向けバーのなじみの24歳女子大生が花束を見てすごく大喜び。とりあえず、日本的酔っ払い冥利に尽きる晩でした。

翌日、財布から100ドル札が一枚減っていたので、遠い記憶で昨晩の会話を探ると、、

「今日は、携帯なんで持ってないの?」
「先週風邪引いて病院行ったんだけど、診察代が払えてなくて携帯をかわりにおいてきたの。。」
「・・・これで診察代払ってきなさい!(100ドル)」

楽しければ、何度でも騙されますよ、僕は!

間違い電話から始まる・・・

只今、「メル友プロジェクト2005 in ハノイ編」が進行しております。ことのおこりは、先週の携帯への一本の着信履歴。

折り返しの電話すると、なーんか、ベトナム語。ベトナム語で自分の名前と、「この携帯に電話しましたよね?」とここからは英語で伝えると・・

●「つぅーー、つぅーーー、つぅーー」(切られた音)

・・・ま、外国人慣れしていない国の人々はこんなもんですわ、と思ってすぐに忘れると。。一通のテキストメッセージが同じ番号から、、

そこにはベトナム語で「誰ですか?」

● それはこっちの台詞です

英語でメッセージを親切にも返すと、「ごめんなさい、番号間違えたみたいです。」(英語)の後に、、「What is your job, age ?」

● 職務質問か ???

まぁ、DVD見てて暇ではあったんで ポチポチと素直に返信することに。。だんだんと知りえた情報を総合すると、、

● 23歳、大学生、女性、ハノイ在住(家族同居)、英語少々

この手の話は、実際に会うまでが一番楽しいのは間違いのないところで、できれば会わないでひっぱるのが王道ですが、好奇心には勝てず、今週末にお茶する事にしました。

100分の5ぐらいの確立で、(ハノイ路上私的調査による)可愛い子が現れる事を期待して・・

● 逝ってきます

追記* お約束の95の方でした。

人生のマスタープラン

唐突ですが、手帳などに書いてるだけでは物足りず、ブログ上にも書いてみます。

大目標として、

■ 人生の達人(Master of Life)となること

そのために、

■ 自らの魂を磨き上げ、成長すること

そんな自分になることで、

■ 魅力溢れる人達と豊かな関係を築くこと

そして、

■ その過程(つまり人生)を楽しむこと

それこそが、自分にとっての、

■ 幸せな人生をおくること

>>

30歳となり年齢的にもなんとなく思うところあり、プライベートでもようやく谷底を越え、あいかわらず日々の人生に迷いつつも、最近、

■ 「自己実現オタク」化

がますます進んできました。ブログ上で、赤裸々な自分の現状、ウザイぐらいの溢れる思いを公開しつつ、少しでも前に進みたいと思います。

とりあえずは、大きなビジョンを掲げながらも、小さな初めの一歩から。

よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。