すべては「好き嫌い」から始まる

2020年のビジネス書初読みは楠木先生から。

講演を直接受けたことは1度しかありませんが、これまでの著作はほぼ読んでる好みの先生。適度な脱力感とエンターテナーぶりが好きです。嗜好的に似た部分が多い気がしますが、お酒も飲まれないというし、近くにいたところで親しくなる機会はなさそうですけど。

今年はこれまでサボっていた読後のアウトプット習慣の再インストールも意識して。

・「好き嫌い」⇔「良し悪し」≒普遍的な価値観
・好き嫌いに優劣や上下はない(ex. 蕎麦かうどんか)
・自由とは手元にあるオプションの豊かさ、というのは勘違い
・才能は特定分野のスキルを超えたところに
・インセンティブの限界(効果は時間と共に低減)
・努力の娯楽化(ex. 趣味の世界)
・好き嫌い>良し悪し / ネガティブな状況
・出たとこ勝負が好き
・考えることとは、具体と抽象の往復運動
・キャリアは川のようなもの、最後に海でイイ顔をしているか
・順列が違いをつくる(=戦略)

自らの好き嫌いについて理解度が深いほど、人間は快適かつ思い悩むこの少ない生活を送ることが出来る(楠木建)

良本でした。

無努力主義の仕事術、と銘打っていますが、十分色々されていると思いますが・・趣味だから努力じゃないんですよね。

どうせ働くならたっぷりやりたいし、プレッシャーや困難な課題も歓迎、という自らの仕事への思いやスタンスも再確認。