大好きなトメさんと池谷さんのコラボ本第二弾。遅ればせながら読みました。
かるく衝撃。
■ 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!
これは脳科学の観点からの池谷先生(脳科学者)の見解。解剖学的知見からは、脳の神経細胞の数は3歳以降ほぼ一定なのだとか。
つまり3歳の次女と僕(42歳)の脳は、神経細胞の数だけでいけば同じようなものなのか・・・
自分も、最近もの覚えが悪くなった・・年をとって記憶力が衰えた・・・というフレーズを恥ずかしながら好んでいたのですが、これは単なる社会の俗説を自分の事例に当ててはめて感じていた・・・単なる気のせい、思い込み、、だったということ。
このネガティブな自己暗示、かなり罪ですね。
まずは僕の例でいくと、人の名前がすぐに出てこない・・・これですが歳をとるほどに頭のデータベースの情報量が増えており、単純に覚えきれていないだけ。小学生の頃はそんなことがなかった?そりゃ、知り合いの数が段違いに少ないから当然。。。
次に、なかなか新しいことを覚えられない、昔(受験生ぐらい)はもっと覚えられたのに?・・・という例。これも、昔は覚えるためにもっともっと努力してましたよね、と言われると納得。今はどれだけ人の名前を覚える努力をしていますか、と(してません)。面談時と、そのあと名刺を登録するときぐらい。
あとは大人と子供の時間感覚の差も関係あるそうな。
そして一番に響いたのは・・・「物覚えが悪くなった」と感じるのは、すなわち・・好奇心自体が働かなくなっているとき、新鮮と感じられずなんでも「当たり前と片付ける」・・(そういう。こころのさまが問題)人生に慣れてしまっている、ということなんです(ビシッ)、、という部分。(ほぼ原文ママ)
そうか、人生に慣れている(有限なのに)、人生をなめてたのか・・
その後も、記憶の種類の違いや(長期記憶3兄弟)や、お得意のカイバ君(海馬)、シータ波の話など興味深い話題が続きますので、未読の方には、その他書籍と共に全力でお勧めします。
(全部読み返そうかな・・・)
人生においてワクワクドキドキが少ないとやっぱり記憶力は悪くなるのかも、ということも重要ですね。
年を重ねても好奇心をなくさないよう、生きたいもの。