実家に帰省した際に、ふと書名にひかれて10数年ぶりに再読。
「おじいさんの台所」3部作。(既に普通に書店では売ってなさそう1作目は1984年の作品。)
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妻に先立たれた著者の父親が、83歳から一人暮らしに挑戦する実話。30年近く前の作品ですが、家族のもめごとや、老人の孤独などは現在も同じ。
初めて読んだ時はあまり自分には共感する方向には響かなかったでしょうが、今は子の立場どころか、おじいさん自身にも自分を重ねる歳になりました。
母も今は元気とはいえ65歳。(既に夫=私の父、に先立たれ田舎で一人暮らし)5年、10年、20年先は?・・どう暮らすことが幸せかと色々考えてしまいます。
自分自身のエンディングは勿論のこと、家族のことももっと良く考えないと・・そんなことに考えを巡らせ過ごした帰省の旅でした。(やはり想像力は普段から十分に働いておらず、対象が間近にいて初めて働くもの)
■ 145冊 (2013年)