寿司好きな日本人の一人としてマグロの将来を憂いています。勿論、美味しくて安全なマグロをこの先も食べ続ける為にどうすれば良いか、という観点で。
■ 「TUNA TOURS」
南豪州ポートリンカンの湾でマグロと泳いできました。ずっと沖合で捕まえたマグロの幼魚を生簀の中で太らせてから出荷する畜養マグロ。殆どのマグロの出荷先は日本の築地だそうで。
・・いつもお世話になっております。
こんな肌寒い時期に水の中に入ろうとするお馬鹿さんは我々だけで。確かに他の高齢な参加者の皆さんは水に入った瞬間に心臓が止まりそうですし。
大きいモノになると55キロぐらいのマグロがびゅんびゅん泳ぐ水の中に漂う我々。水中で見るマグロは最初は結構怖かったのですが、、だんだん慣れてきて最後は追い回す側に。
マグロからするとよっぽど自分を追いかけてくる人間の方が怖いでしょうし。彼らのお肌は見た目通りツルツルでした。
畜養マグロは環境破壊、マグロ資源減少につながるという意見があります。確かに生簀の中のマグロは繁殖できないので、資源の効率的利用であっても減少にはなる。
オーストラリアは鯨は保護しろと叫びたて、犬(シー・シェパード)をけしたてる一方で、お金になるマグロの国際取引全面禁止には、日本らと同じ反対の立場に回ったりする訳で。
ま、いちいち大人げなく騒ぎませんけどね、、どれぐらい皆さん理解しているのかな、実際のところ。
「ヘーイ、僕は築地のそばに住んでいるから、このマグロ君達と一緒に空輸してくれよ!」
「アハハハ、なんてファニーな奴だ」 (脳天気なオージーズ)
豪州の旅のお供に選んだのは「守り人」シリーズの最終章となる3冊。10年かけ紡がれてきた世界とお別れするなんて寂しい限り。(僕はリアルタイムではなく1年ぐらいで読んできました)
天と地の守り人(第1部)
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(第1部~第3部の三冊)
短槍使いのバルサと、皇子チャグムのそれぞれの物語が最終話でまたひとつとなるこの仕掛け。壮大かつ緻密に設計された世界観もさることながら、憎らしいぐらいの複線の妙。
児童文学のカテゴリーをこえてあらゆる世代に評価されるべき、和製ファンタジーの代表作。日本人としては、世界のファンタジーを愛する全ての人々に読んで欲しいと思いました。
古くは「指輪物語」からはじまるファンタジー小説の世界。僕もナルニア国物語をはじめ、はてしない物語、英雄コナン、ドラゴンランスシリーズなどなど、
日本の作品でもロードス島戦記やグインサーガ、フォーチュンクエストからスレイヤーズまで色々と好きな作品を読みふけってきた訳ですが、間違いなく3本の指に入ります。
未読の方は是非!、全10巻の素晴らしい物語の世界を堪能下さい。(ただいま、妻に勧めたところあっという間に5冊目)
最終巻はアデレード→パース便の中で、だらだら感動の涙を流しながら読み終えたのですが、作者あとがきで、宮外を西豪州の原野をイメージして書いたという下りを読み、偶然にびっくり。
なんだか運命的なものを感じたのでした。あとは何と言っても・・ホイ(捨て荷)のエピソードに痺れました。早くこの話で盛り上がりたいので、妻が最終巻を読み終えるのが待ち遠しくてしょうがないです。
未読の方にはなんのこっちゃ・・・でスミマセン。
「守り人」(全10巻完結セット)
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132/200冊
今回の出張では全旅程をトレイニーとして豪州に赴任しているY君にとてもお世話になりました。爽やかな笑顔が似合う劇団ひとり似のナイスガイです。
トレイニーというのは若いうちに海外に2年間ほど赴任する会社の制度の呼び名なんですが、たいがいは下っ端働きでも忙しいのでドレイニーなどと裏で呼ばれたりも。
僕自身も20代だった02~04年はドイツにてドレイニーとして過ごしたのでした。なんとも懐かしい。。
Y君も例に漏れず、大量の業務に追われつつ雑事もたっぷり抱えたままの今回の国内出張。いきなり月曜の夜から事務所で徹夜してたのには驚きました。そのつけだとは思うんですけど・・
金曜の夜にはさすがに電池切れ。 (注:ホテルのエレベーター内) ワークもライフも充実した素晴らしい日々を彼が豪州で送れますように。。 頑張れ~。
TVシリーズよりも原作の方が好きです「大草原の小さな家」第1作は「大きな森の小さな家」なんで、最初は大草原には住んでいなかったんですよね。
福音館書店の品の良い日本語訳が好きだったので、後半5作品の岩波少年文庫を読んで「とうさん、かあさん」と「とうちゃん、かあちゃん」の違いに子供心にショックを受けました。
今回の豪州ではあちこちで農家訪問。
10,000haなんて・・・想像を絶する規模の敷地面積。。最初、聞き間違えたかと思いました。(だって10キロx10キロですよ)
とにかく広大な農地をつかって小麦、そして大麦、菜種などを栽培。休耕地には何千頭もの羊を放牧、羊達を四駆で追いまわしつつ移動させたり(牧羊犬がわり?)
特に記憶に残ったのが西豪州のJohnさん宅。お子様達はみな結婚して家を出て行ったというのですが、なんと5人姉妹。
まるで映画のワンシーンのような素敵な一枚。。来季の作付けの話、新しい品種の話、そして家族や孫達の話を嬉しそうに語る姿には、たくましい開拓者の魂を感じる訳で、道産子としてはつい共感してしまうのでした。
基本的には欧州の3大がっかり飯・・英独蘭の流れを汲む感じの豪州。でも、鼻さえ利かせれば美味しいモノたっぷり。
朝も昼もわりとパイだったりしたんですが、クリームソースベースのオイスターパイが美味。他にもカレー味とかも◎、意外と待ち受け広い自分に気付く。
今回のNo.1は「牡蠣の清蒸」、これって美味しんぼにも出てたなぁ!
No.2は「マッドクラブのペッパークラブ」
狂ってる蟹じゃなくて、泥蟹ですよ、多分。
そして、No.3は「フィッシュバーガー」
・・やばい、うまい。
もちろん、オージービーフのTボーンステーキもお約束として頂きました。ま、1回でいいな、1回で。
そこに新鮮で美味しい食材さえあれば、きっと美味しい料理が存在する。お店で見つからなければ、自分で作れば良いし。1週間ぐらいであれば日本食は全く恋しくない自分。
24時間、仕事優先で回るのが当たり前な海外にいる空気が新鮮です。日本で生活するのは本当に心地良いのだけど・・そろそろ僕も海外で働かせて欲しいです。(異動して半年なんで、数年は無さそうなんで寂しいです)
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。