豪州の旅のお供に選んだのは「守り人」シリーズの最終章となる3冊。10年かけ紡がれてきた世界とお別れするなんて寂しい限り。(僕はリアルタイムではなく1年ぐらいで読んできました)
天と地の守り人(第1部) |
(第1部~第3部の三冊)
短槍使いのバルサと、皇子チャグムのそれぞれの物語が最終話でまたひとつとなるこの仕掛け。壮大かつ緻密に設計された世界観もさることながら、憎らしいぐらいの複線の妙。
児童文学のカテゴリーをこえてあらゆる世代に評価されるべき、和製ファンタジーの代表作。日本人としては、世界のファンタジーを愛する全ての人々に読んで欲しいと思いました。
古くは「指輪物語」からはじまるファンタジー小説の世界。僕もナルニア国物語をはじめ、はてしない物語、英雄コナン、ドラゴンランスシリーズなどなど、
日本の作品でもロードス島戦記やグインサーガ、フォーチュンクエストからスレイヤーズまで色々と好きな作品を読みふけってきた訳ですが、間違いなく3本の指に入ります。
未読の方は是非!、全10巻の素晴らしい物語の世界を堪能下さい。(ただいま、妻に勧めたところあっという間に5冊目)
最終巻はアデレード→パース便の中で、だらだら感動の涙を流しながら読み終えたのですが、作者あとがきで、宮外を西豪州の原野をイメージして書いたという下りを読み、偶然にびっくり。
なんだか運命的なものを感じたのでした。あとは何と言っても・・ホイ(捨て荷)のエピソードに痺れました。早くこの話で盛り上がりたいので、妻が最終巻を読み終えるのが待ち遠しくてしょうがないです。
未読の方にはなんのこっちゃ・・・でスミマセン。
「守り人」(全10巻完結セット) |
132/200冊