久しぶりに大作小説の世界に身を委ねました。アレクサンドル・デュマ作の「モンテ・クリスト伯」です。
あらすじ的には、主人公エドモン・ダンテスが無実の罪で監獄に送られ、そこで長い年月を過ごしたのち、脱獄して巨万の富を手にし、モンテ・クリスト伯爵として自らを陥れた者たちに復讐いていく物語である・・・という感じなんですが、
3人の復讐の対象は、1人は死に、1人は狂い、そして最後の1人は許される。復讐って何とも甘美な響きがありますが、結局は本人も救われないもの。
そういう意味で、最後にエドモンはどこに向かうのかとハラハラいたしましたが・・・よかった。。
「待て、しかして希望せよ!」 この言葉にはしびれますね。
自分が14年間幽閉されていたら・・・それでも、希望なんてもてるかな。また再読しちゃうと思います。
☆☆☆☆☆ 文句なし。
85/200冊