「英国に暮らす」カテゴリーアーカイブ

ロンドンへの片道切符

とうとう赴任当日。

結局、前日までしつこく出社して残務処理をしたり、会社のパソコンや携帯を返却手配したり、やること多めでした。でも、そんな直前進行の中でも、夕方に最後の社交ダンスレッスンを受けたり、夜は同期と飲んだりもしました。(欲張りさんの本領発揮)

朝6時に起床してタクシー召喚。今回は成田からではなく、羽田、それも第二ターミナルからの出発です。(ANA国際便、便利!)

預け荷物も最大6個までの枠は取っていたものの、道中の取り回しが不安でもあり(結果的にはあと2個あっても大丈夫でした)、スーツケース大2個に、小1個、ボストンバッグ1個という控え目路線でいくことにしました。カートにはジャストフィット。

片道切符で海外赴任するのは、ちょうど10年前の米国テキサス州ヒューストンに向かって以来。(→ヒューストンへの片道切符

往復の航空券を持って出かける出張や旅行とは少し違う気持ちになる、片道切符です。(人生初の片道切符は・・2002年にドイツに向かった時のこと。。懐かしい。)

空港ではCAに転職された元部下の嬉しいお見送りを受けたりして軽くテンション上がりながら、搭乗口の前にある免税店へ。ここは激混みすぎて軽く引きました。。(それでも、手土産は全てここで賄うつもりだったので買わないわけにはいかず。。)

ANAラウンジで、朝カレーの儀式。(昼でも夜でも食べるけど)

やはり以前の赴任時と心持ちが少し違うのは、ANAのSFC修行を経てラウンジに気軽に出入り出来る立場になれたこともあるのかも。それとも単に歳を取って、少しは旅慣れてきたからか。

この先の仕事や暮らしでは相当チャレンジする場面が多そうですが、まずは予定通り飛び立てることに軽く安堵です。

渡航準備〜さぁ引越荷物第一弾

気がつけば、あっ・・という間に引越荷物第一弾の引き取り日。

昨年9月に近所で近距離引越しを行った際も業者の皆さんにきて頂く前夜に絶望的な気持ちとなりましたが・・デジャブ感。

今回は全ての荷物をとにかく出すのではなく、手荷物として持っていくもの、航空便で出すもの(ただし50キロまで)、船便で出すもの(ただし6.5m3まで・・・って、ダンボール何箱分?)、第二弾に残すもの・・に選り分ける作業が必要。

まず着手したのが手荷物。赴任時の特典などを駆使して預け荷物を最大6つまで出来るようにしましたが、実際6つ持っていくのは難しいと判断して、4つに減らしました。(これが実際、正解)

航空便は赴任から半月後ぐらいに届く予定なので、その頃に受け取りたいものを。船便は3ヶ月後ぐらいに届く予定なので、家族の夏物なども入れたり・・と、少し工夫が必要。

そんなことをしていたら深夜に。

(妻とやけ酒・・ならぬ、とっておきのワイン抜栓)

ヤマト運輸の海外引越し担当の方が本当にプロフェッショナルで助かりました。(しっかりと心付けもはずみました)

なんとか第一弾は出すことが出来ましたが・・第二弾搬出の前に如何に不用品を処分するかなど、新たな課題が。これは赴任後にプランをよく練っていかないと、です。

渡航準備〜調味料爆買い

連日飲み続けながらも着実に続けています渡航準備。

赴任後はかなり懐事情が厳しいものになる予感もあるため、出来るだけポンドの目減りを防ぐため、誰かと食事の約束がない場合は基本自炊を励行しようと思います。妻子が合流する前の単身期間も含めまして。

ロンドンにも日本食材店が普通にあることは先日の出張時に確認をしておりますが、激しい海外仕様の値付けであることも確認済み。感覚的には日本の3〜4倍の感覚。

(品揃えが豊富なのは心強い点ですね)

キッコーマンの醤油を例に取りますと6ポンド超えですから、大体1,200円。日本のスーパー価格からすれば3倍。

というわけでスーツケース大の半面を潰すつもりで爆買いしてきましたよ、近所のイオンにて。

醤油2本に味醂、麺つゆ、マヨネーズに塩麹、ウェーバーからほんだしまで、おそらくロンドンでも手に入るけど日本定価で。

これで1万円ぐらいでしたので、ロンドンでは3〜4万円相当の価値がある日本の調味料です。こんな感じでチョコチョコと買い足してスーツケースをパンパンに育てています。

ANAの海外赴任時のサービスを利用して、預け荷物は最大で5個までいけるように枠を増やしているのですが、そもそもそんなにたくさん持っていくのも大変そうなので、4個までに押さえようかと思案中です。(それでも十分に1人では賄えない量です)

自炊によって、ポンドの目減りは防ぐ一方で、脂肪は目減りさせたい・・と、欲張りなプランも温めています。

渡航準備〜最低限のポンド確保

1週間ほど先に出発が迫る中、引き続きの渡航準備・・の時間が全然取れない現実。仕事の引き継ぎが大変(終わらない予感)。

それでも渡航フライト日時は変えられませんので、行った後の最低限の準備だけはしていかないと・・と、現在と未来を行ったり来たりの落ち着かない日々を過ごしています。

渡英後、どうも分からないのが当座の生活費や活動費をどう確保すべきか、という点です。現地通貨で給与が出るのは早くても5月になってからと思われるので、半月程度の生活費は必要なはず。

殆どはクレジットカードを使えばよいはずですが、直ぐに現地口座に紐付けたセットアップが出来るか分からないので最低限のポンドを予め確保しました。

トラベレックスの両替宅配サービスを利用したのですが、30万円を換金して1,450ポンド。手数料が1万5千円ほど掛かっています。

それにしても、1ポンド200円とは恐るべし。(現在は正確には190円ですが、まぁ、同じようなもの)円安が身に染み入る英国生活となりそうな予感が今からしてます。

渡航準備〜まずはビザと航空券、そして予防接種

さてと・・と、英国に向けての渡航準備開始です。

実際の時間軸では、2月半ばにコソッと内内示があって気持ちの準備がスタートして、3月半ばに正式に内示があって確定となり、4月1日に発表されたという流れ。(厳密には発表すらされなかったのですが、それは内輪の話にて、割愛です。。)

全体として2ヶ月ぐらいの渡航準備時間が与えられた感じです。

膨大とも思えるタスクの中で、まず、最初に取ったアクションが英国ビザを申請するための必要資料集め。母校の大学の卒業証明を英文で取り寄せる依頼を出したのが最初の具体的なアクション。届くのを待っている間に本籍の書類などを揃えていった感じです。勿論、赴任先に準備を頂く書類もあるので、正式にビザセンターでの申請に至ったのは4週間後。受付からは2週間ちょいで承認頂きました。(窓口では4週間〜と言われビビりましたが)

パスポートは有効期限が1年を切った際に更新をかけていたので、全体の準備時間をセーブできました。

あとは渡航までの最後のアクションであるフライト予約も早々にやっておきました。4月は赴任者も多いかもで、念の為。

意外にもギリギリだったのが予防接種。余裕を持って1ヶ月ちょい前にトラベルクリニックを訪れたのですが、幾つか推奨されているワクチンの中で、狂犬病が3回接種を必要で、接種スケジュールも厳密なために面食らいました。米国に赴任する際は一つも予防接種を受けなかったなぁ、、と。