「地球のさ迷い方」カテゴリーアーカイブ

玄界灘に立つ

はじける白波、目の前に広がるは玄界灘。

世界有数の漁場として名高い玄界灘は呼子港に早朝から仁王立ちし、34歳・・・思いっきり吐きました。

おぼろげな記憶をたどれば前夜、後輩ヒデと酒の強い長崎っ娘Mイコとわずか3人で、壱岐ゴールド(麦焼酎22度)を4本空けてしまい、朝から要介護状態。

昨晩のゴールドな宴の中で、土曜は佐賀の呼子を攻める事を決定。熊本在住の後輩Nッチ一家を召喚。1年ぶりにNッチに会った自分は涙目(吐いた直後)。

号泣 酒弱くてスミマセン・・ (前夜、夜行便で寝てなかったからかしら)

こちら呼子の名物は、イカの生き造り。

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まるで宝石のように透き通った、このイカ。 (昨晩のイカよりもさらに凄い!)

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もうゲソとか、動きまくって、吸盤ふっつきまくって、口の中で凄い事に。

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さらにうに丼にイカしゅうまい、刺身の残りはイカ天ぷらに。長崎から120キロ走った甲斐が。(ヒデが運転している横で完全に寝てただけですが)

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後輩Nッチ一家勢ぞろいで会うのは、それこそ昨年6月の某料亭での宴以来。2年前に熊本出張時に会った際は、まだこの息子はいなかったんだよなぁとしみじみ。

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良い家族っぷりに、なんだか安心しました。なにしろ奥さんのNオコがしっかりしてますからね、旦那のNッチも良い面構えになってきたし。

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昨晩一緒に飲んでいたMイコもガイド役で普通に一緒にいるのが長崎マジックでしょうか。 ヒデと飲んだのは昨晩が2回目だそうですが(笑)

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嬉野温泉の露天風呂で男3人語り合う至福の時。次回は熊本の温泉旅館に集合とかでも良いかなぁ。

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そうそう、ゼリーのタラミって、多良見という地名だってご存知でしたか!? 旅に出ると色々な知識が増えるものです。

夜は夜で、長崎市内のヒデお勧めの穴場店にて再び宴。

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玄界灘の炙りサバも絶品でしたが、こちらのお店のスペシャリテはコチラ。 こんな形でお店で食べたのは初めてです。

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モツ・・・魚のモツですよ! ぽっ

数が少ない希少な逸品ですが、勿論おかわりしちゃいました。(ウマすぎ) 本当に新鮮で、仕入れと下処理に自信がないとメニューには出せませんよね。

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今宵の美味しい魚介とお酒をご一緒頂くのは、勿論素敵な長崎女性達。 ピアノの先生とパン作りの先生のお二人と落ち着いた楽しい一時を過ごさせて頂きました。

もう至れり尽くせりデス 大笑い

今回、入念に週末プランを立てて待ち構えてくれた後輩ヒデには大感謝。長崎でも良き友人に恵まれているようで安心しました。

マーライオン王国

世界3大がっかり観光名所として高名なマーライオン像を探しにいくと・・

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あ、あれか・・・ちっさい・・・と思ったら、その後ろの彼でした。

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結構、格好いいじゃないか。。少なくとも故郷の時計台より上な気がします。

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この旅行唯一の自分写真をセルフでパチリ。おひとりさま4日目ですが、まだまだ元気。

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リトル・インディアにて人気だというフィッシュヘッドカレーを賞味。このお頭さんはスナッパーだそうです。

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綺麗に骨を外して食べたらインド人のおじさんにほめられました。サフランライスと付け合わせのナスのカレー、キャベツのカレーも美味しかった。

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ヒンズー教の寺院って、とってもにぎやか。神様達のエピソードもとっても人間臭い感じがしますし。

この旅ではマレーシアもシンガポールも複数の宗教と民族が寄り集まる多民族国家なのを実感。それこそ、日本人の自分が道を歩いていても全く違和感がないという事実。

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(日本を誇る美女達が地下鉄駅の広告に・・ちょっと嬉しい)

マレーシアでもシンガポールでも地元っぽい人や観光客に道を聞かれましたし、切符のリファンドの仕方で悩んでいた日本人母娘にやり方を教えてあげたら、

ぽっ 「センキュー」 と返される始末・・

(日本語を話すシンガポール人だと思ったのかしら)

アセアン10の中で、タイともインドネシアともフィリピンともベトナムとも違うこの2国。このタイミングで駆け足でも訪問出来て良かったです。

マイルを活用できたので、この4日間の一人旅のコストは7万円。好きなだけ飲み食いしたことを考えるとまずまず割安かなぁ。

勿論、百聞は一見に如かずの経験こそがプライスレス。次の休みはどこにいこうかしら。(その前に仕事に行け)

人生39カ国目はシンガポール

クアラルンプールから飛行機でわずか1時間。やってきましたよ、人生39カ国目となるシンガポール。

頭の中のナレーションはなぜか「あいのり」風。もちろんこれは地球一周無期限の旅でもなく、恋愛観察バラエティでもない、単なる男一人小旅行ですけど。

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さすがです、TDL並にゴミ一つなく磨き上げられた空港直結の駅。試しにゴミを落として逮捕されたり罰金刑になるかなんて実験、勿論しませんよ、うん。

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観光客に溢れる美しく磨き上げられたリー帝国に感嘆しながら、為政者が優秀であればの前提で、共和制よりも帝政の利点をあげた銀英伝を思い返す。

この規模の国を同族支配の世襲制にして、言論の自由まで実質的に規制しちゃうのは凄い。ここからの世代交代、国家発展の行く末も注目です。(その前に自分の国が・・ですが)

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などと、シンガポール駐在経験のある後輩カステラ君推薦のお店で舌鼓を打ちつつもの思ふ。2,000円弱する超高級なチキンライス、絶品です。

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39階から広がる街並には、大統領府も見えます。それにしても超高層ビルだらけの大都会、人口密度は確か世界2位。(第1位はモナコ公国) 市内でF1をやろうという発想もそのあたりからでしょうか。

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ハーバーの夜景を楽しみながら、生のタイガービールを久しぶりに堪能。ジョッキがきよた並に凍っているのに感心。

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そして、今回のタビイチ出ましたチリクラブ ぺろり

タイのプーパッポンカリーをこよなく愛する僕には鉄板の逸品です。カニの濃厚な味がチリソースと混然一体となって、まさに魅惑の味。ご飯とも合います。材料は時価というだけあってお会計は約5,000円でしたが大満足。

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本日のコテコテ観光男の〆はやはり定番のラッフルズ。白亜のコロニアル建築が美しい全室スイートの最高級ホテルです。

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こちらはカステラ君から、値段高い&サービス悪いと非推薦だったことを承知での来店。 シンガポールスリング発祥のロング・バーで一杯。

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殆ど全ての客がシンガポールスリングを頼んでおり、バーテンが10杯ぐらいずつ製造中。そのようなカクテルが美味しいはずがありません。

さらに、床には落花生のカラがアセアン的にばらまかれており謎空間。でも定番を自らの経験で押さえることは大事、これぞ百聞は一見に如かずです。

但し、シンガポールスリングの名誉の為に、今度銀座のらんぷで頼んでみよう。素敵だったはずのBARを観光地にしたのは、やっぱり観光客なのですから。

さて、これからマーライオンと札幌の時計台のどっちが凄いか確認してきます。

冷凍納豆指数

日本人が駐在しているような海外に行く機会が出張やプライベートであると、ついついその土地での日本食材の調達コスト(価格)や、本の調達可否が気になります。

クアラルンプールでもついつい私的投資環境調査を実行じてしまいました。ここに駐在する可能性はいまのところゼロですが。

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鯖やアジの干物からイカ塩辛まで相当なレベルで日本の加工食品が冷凍で入ってます。野菜や魚など、地の食材もかなり日本食に転用可能なものが多いように感じます。

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さらに、豆腐や豆乳、厚揚げまで現地生産されておりました。日本食材も十二分に調達可能、やや割高ですがバンコクなどと比べても遜色ない感じ。

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大好きな納豆(冷凍の輸入モノ)も何種類も売っておりました。

突然ですが、ビッグマック指数という指数があります。英国の「エコノミスト」により考案されたビッグマックの価格により各国の経済力を図る指数のこと。

世界でほぼ同一品質のものが販売される際に、原材料費や光熱費、賃金などが反映されるから、この指数を使えば総合的な購買力の比較に使えるんだそうです。

この指数にヒントを得て、密かに僕が提唱しているのが冷凍納豆指数です。納豆の値段を100とした時、100に指数が近い外国ほど日本的食生活環境が整うという仮説です。

デュッセルドルフ(ドイツ)も高めの指数を示しましたが、ブダペスト(ハンガリー)など大変。アセアンでもハノイ(ベトナム)などが比較的高い数字を叩き出しております。

クアラルンプールは、3パックで約180円程度なので、かなり住み心地もよいほうかと。そうそう、キノクニヤで書籍も約2倍ぐらいの値段で購入可能でしたし。

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土地の食べ物が美味しくて、日本食材も時には購入可能で、さらに活字も充填可能。なんだかマニラよりはずっとクアラルンプールの方が住み心地よさそう。

でもひとつだけウィークポイントを発見、これはジャカルタも一緒なんですが。物価に比べてかなり酒が高い しょんぼり

いくら緩めといっても、ここはイスラム国家。

本来ならイスラム教徒は誰も飲まないお酒ですから、結構な酒税が課されるのです。ビールですら安くないのですから、輸入モノのの日本酒や焼酎など軽く日本の2~3倍。まぁ、割高でも気軽にお酒が飲めるだけで有難いと思わなくては、なのかもですが。

さて、タイガーのドラフトが飲める店を探して飲みにいこっと。

ぶらり、クアラルンプール

本日は丸一日クアラルンプールで自由なんで、リュックに本を詰めてブラブラ。移動手段は勿論、徒歩中心で(イスカンダルとの関係もありますので)。

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まずは宿の近所のインド人街を南に向けて歩いてみます。サリーやらカーペットを売る店がごっちゃりある中を、インドの軽快な曲が流れてます。

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イギリス統治時代の名残を感じる、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル。現在は最高裁判所として使われてるそうです。

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2つの川の合流地点に立つ、市内最古のモスク、マスジッド・ジャメ。タマネギ形のドームやアーチはムーア時代の様式に影響をうけているそうな。

南国マレーシアに、イスラムとインドの雰囲気が流れているのがエキゾチック。それにしても道行く人も、中国系、マレー系、インド系、本当に様々な多民族国家。

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このあたりから中国人街に突入。世界のどこでも存在感のある中国人って本当に凄い人達です。

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関羽様が祭られている関帝廟。まさか関羽も、日本をはじめとする沢山の子供達にまで有名になるとは思わなかったはず。

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セントラル・マーケット内で面白そうなもの発見。これって例のお魚さんでは・・・10分135円ならやるっきゃないと、足をドボン。

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ギャハハ・・・信じられない勢いで魚達が足に群がります。僕のダンスや水虫で剥けた皮を貪る魚達を見ながら、軍隊蟻に襲われたらとかを想像。

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足もツルツルになったところで、2階に上がってランチ。ナシ・レマという庶民料理です。ココナツで炊いたライスをオカズが取り囲む感じ、これも美味しい。

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このお店は映画プロデューサーのオーナーが李香蘭をイメージして造り上げたとか(るるぶ調べ)中国アンティークの調度品が店内にはたっぷりつかわれております。

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続いて中国人街のはずれにあるチキンライスの人気店でランチをはしご。それにしても、どんな路地裏でも地図さえあれば辿りつける自分の感覚はたいしたものだと自賛。

こちらは、蒸し鶏もうまいんですが、蒸した際に出るスープと、そのスープで炊いたライスが絶品。お値段も、豚のローストを付けてもたったの270円、庶民派グルメ万歳。

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食後に2時間の足裏マッサージ休憩で体力回復した後は、モノレールを乗り継ぎタワーを目指す。ペトロナス・ツインタワー、大都会の象徴ですね。ケルンの大聖堂にそっくり。

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巨大なショッピングモールには思いつく限りの世界のブランドが揃ってます。もう、見るだけで僕なんかは購買欲が萎んでしまいました。

オープンスペースでピアノ生演奏を聴きながらビール片手に読書するという贅沢も満喫。いよいよ本日の最終目的地の新鮮魚介の有名店に突入。(結局、食べ物かい・・)

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オーストラリア産の活けロブスター、1尾でかるーく1万円以上・・却下。日本産の干し鮑、1個でかるーく1万円以上・・やっぱり却下。

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おぉ、タイガー大びん(not 魔法瓶)、久し振りだねぇ。(ベトナムでライセンス生産されていたので、僕にはおなじみのラベル)

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四角豆の炒めもの、大好き。(そういえばタイへ旅行した時に四角豆のサラダを食べたなぁとか覚えている自分が怖い)

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そしてお目当ての、花カニの炊き込みご飯(~800円ぐらい)。

カニの良い味が蒸し上げたお米(もち米おこわ系)にしみわたり、なんともトレビヤン。しょうしょう早いですが、ここで結論、クアラルンプール、いやマレーシアは旨い!

次回以降はボルネオ、ペナン、ランカウイ、マラッカなどを攻めたいものです、できれば誰かと一緒に。。(美味しいモノの感想をシェアしたいし、もっと種類を食べたい)

さて、今からチェックアウトしてシンガポールに移動しまーす。朝ご飯は空港で何食べよう、麺かなー、米かなー。