渡英してから半年が経過したシリーズ。
イギリスに渡ってから開設した香港上海銀行のポンド口座。ゼロからスタートした残高が2万ポンドちょいとなりました。ただいま全財産が4百万円な感じです。
家賃や学校関連など最初の生活セットアップに一定量のポンド決済が必要な一方で、日本の円口座から英国のポンド口座には出来れば送金せずにやり繰りしたいと思っていたので、日本発行のクレジットカードを使って日々の生活費を賄ったりしてきました。
それも一区切りついて、次は車を購入するお金を貯めよう、家族で休暇に旅行に行くお金を貯めよう、というステージに。最初の一年(あと半年)は土台作りと決めておりましたので、もうひと頑張りです(多分)。
日本にも円資産を残し、凍結された証券口座には個別株式があったりもしますし、不動産投資の借り入れ残高がまだあって毎月引き落としがされていたりもするのですが、距離もあり、すっかり自分ごとじゃない感じ。
結果、手元のポンド口座残高だけが全財産な気分。ある意味、さっぱりします。考えることが限定されるとシンプルに。マネーは人生を豊かにするツールに過ぎないので、あまり脳のリソースは裂きたくないところ。
ウェストエンドでの観劇第三弾は往年の名作であり傑作、バック・トゥ・ザ・フューチャーでした。
家族全員で繰り出すのは初ミュージカル。妻娘達には1985年のオリジナル映画も事前鑑賞してもらい万全の体制でシアターへ。
今回、僕も青春時代の懐かし映画を見返してみて気が付いたのは、字幕だけではなく、英語を英語のままで理解する力が上がったので、会話がストレートに頭に入ってくるということ。
ミュージカル自体は、原作の話はこびに忠実で丁寧な作りに驚くと共に、デロリアンが疾走するシーンの舞台演出には度肝を抜かれました。まさにこれぞエンターテイメント。
今後も色々な映画やドラマが続々とミュージカルされていくのかもしれないな・・と思ったり。そういえば、大好きな海外ドラマであるスーパーナチュラルも、ある一話がミュージカル仕立てになっておりましたが、劇中の曲とかも良かったんですよね。(車が舞台中央に置かれたレイアウトでふと思い出しました)
本家の映画の方は、パート2、パート3とタイムトラベルの辻褄合わせがどんどん複雑になっていってパート1ほどの面白さは出ませんでしたので、ミュージカルも続きなしで良いとは思います。
日本でも劇団四季が2025年から演るそうで、これを機会に映画を初めて観る世代も出てきそう。(ただ、自分は感動した訳ではないので・・再鑑賞はないかな)
久しぶりの唐揚げ工房、先週末に開店。
ブログに記録が残るだけでも、過去2回ほどキロ単位の唐揚げを調理したことがありますので(→唐揚げ班長)、今回の3キロは割と簡単でした。
さらに、今回はあまり得意ではない鶏もも肉の骨抜き作業を妻が分担してくれたので、唐揚げサイズへのカットと下拵え、翌日の揚げ作業に集中出来ました。
前夜のうちに均等カットして塩胡椒。揚げる1時間前に醤油と同量の酒、ニンニクと生姜をたっぷり入れた漬け汁に。(これ以上漬けるとしょっぱくなりそう)
本日の粉は小麦粉。ひまわり油は170度を維持で、あとは無心になって揚げ続けました。揚げ時間は2分タイマーで、あとは揚がり具合を確認しながら微調整。二度揚げは今回はスキップです。
骨を抜いて揚げたので、2キロ相当ぐらいまで重量は目減ったかもです。さらに家族の朝食で幾つか揚げたてを頂きました。
今回は、長女が通う学校での週末フードイベントのための参加準備。焼きそば、唐揚げ、巻き寿司、みたらし団子の選択肢があったのですが、道産子としては迷わずザンギ(唐揚げ)一択。
唐揚げを用意した担当も何人もいて唐揚げが山積みとなったので、実際に自分が用意した唐揚げを食べた皆さんの反応は分かりませんでしたが・・・和のフライドチキンがお口にあったのであれば、嬉しいばかり。
来週から10月。2024年4月にロンドンに赴任。渡航から約半年が経過した後の生活セットアップ状況を定点観測です。
✔︎8月の家族到着前に新しい住まいを確保
✔︎娘達の学校編入が順調にスタート
まずは、最大の懸案だった大事な2点、家、学校が無事にクリアできましたので万々歳です。1ギガバイトの光回線を引くのに3ヶ月かかったのには悶絶しましたが、それ以外はスムーズでした。
住まいは、築数十年のお古いタウンハウスですので、入居後にもいくつか補修を入れたり、前の住人が詰まらせていた排水口掃除を2回入れたりはありましたが、立地が良い事に大満足。
事務手続き系では家族到着まで手をつけられなかった、eVisaへの切り替え、NHSかかりつけ医(GP)への登録をようやく9月に行えたので一安心。次は英国免許への書き換えです。
✔︎車を購入するか、買う場合はどんな車にするか
✔︎初めてのクリスマス休暇はどう過ごすか
✔︎次女の習い事をどうするか
✔︎自分の、趣味の社交ダンスは再開できそうか
などが今後の検討アクション。どれも懐具合と相談ですね。最後のやつはどちらかというと時間がボトルネック。
今宵もビッグベンがお綺麗です。
色々と手違いなどがあり遅くなりましたが、ようやく娘二人の教育費の大半の支払いを完了することが出来て、ホッと一息。
内訳と詳細は割愛させて頂きますが、約700万円相当もの巨額の送金時には何度もスマホで明細を確認しました。
これまで2人ともずっとダブル公立でやってきたところを、初めてのダブル私立、それもロンドンにて。落差に戦慄します。
自分の場合、幸いにも自己都合での海外暮らしではなく、会社の有難い教育費補助もありますので、全額が自費負担という訳では全くありません。(それは流石に無理)でも、おそらく普通に自身の家計から通わせている家も沢山あるはず。
これはグラマースクールやら、噂のパブリックスクールなどであればどれだけのお金がかかることやら。(想像もつきません)
この1年分の学費だけで、国公立しか通ったことのない私に発生した生涯授業料を超えたのではないかと思います。国庫からの支援には改めて感謝すると共に、祖国が教育制度がしっかりと機能する国であって欲しいと思います。
ロンドンでの暮らし、物価が高い高いと日々思いながらも、4つで90ペンスのドーナツも普通にスーパーでは売っているわけで、大きな振れ幅のある社会を実感します。
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。