2022年のファミリー夏休み企画の日光詣で、日光江戸村の翌日は日光東照宮を参拝。
日光東照宮といえば、江戸幕府の初代将軍である徳川家康公を神格化し東照大権現として祀った、日本各地の東照宮の総本社。隣接する輪王寺、日光二荒山神社を含めて、日光の社寺として世界文化遺産に登録されています。
江戸時代を描く小説でもちょいちょい日光詣でが題材として取り上げられたりしますので、300年ほど昔の空気を想像して妄想。それにしても豪華な極彩色の建物群に多彩な木彫り達。
(有名なお猿さんたち)
Wikiによると、幼少期には悪事を見ない、言わない、聞かない方がいい、という教えが転じて、自分に不都合なことは見ない、言わない、聞かない方がいい・・という、妙に味のある教え。
(寝てる猫さん)
鳥獣に霊獣にとまるで万国動物園の様相。どんだけの職人達が投入されたのだろうかと考えると、家康公の威容に時を超え、おそれいってしまいます。
本殿では、徳川御三家や大大名しか座れなかった畳の上に家族で並び、現代でしか体験できないような機会に興奮しました。(きっとご先祖様は門の外からしかお参りを許されなかった階層)
陽明門の逆さ柱。満つれば欠ける・・敢えて完璧なものを避ける魔除けの意味だとか。徒然草あたりにも触れられている、不具なるこそよけれ、とかに繋がる考え方なんですね。
3時間ほどの見学でしたので駆け足でしたが、江戸の世に思いを馳せる貴重な機会となりました。楽しかった!