老後の資金がありません〜垣谷美雨ワールド

久しぶりにツボにハマり過去著作を一気に追っかけることになりました、垣谷美雨(かきやみう)先生。

きっかけは新聞下段の広告で目が止まった此方。

少々気が早いですが、10〜20年後の生き方も少し意識しつつ現在の立ち位置を考えていこうと思索中です。本作、老後の資金需要という誰もが抱えそうな不安をジワジワと煽りつつ、しっかりと娯楽小説に仕立てられた良作。垣谷美雨先生の著作は初めてだったのですが、他の著作が気になり一気呵成の大人買い&読み。

次は何?と瞬く間にKindleで読める作品を全て制覇してしまいました。(まだハードカバーな新作はKindle化もしていないので)

なんでしょうね、垣谷美雨ワールドの魅力。ネットで見つけたインタビュー記事では、社会への怒り・・みたいなものが創作の原動力になっているとのコメントがありました。なるほどなぁ。

真面目にしっかりと生きていたはずなのに老後、介護に病気、高齢化、住宅ローンに教育資金、結婚・・夫と妻、家族に子供達、贅肉やモノが増えること・・・などなど身近ですが様々なままならぬことに着想を得られ、普通のような普通でないような物語を展開されています。

母親の子育ての影響からなのか、家計管理には格別な思い入れを抱える専業主夫的素養がある自分だけに、一作一作を読みながら人生の有り様を色々と考えさせられました。(注:得意技→大人買いですから、家計の節約が得意なわけではありません・・)

さて自分の家族の物語はどうなるやら(現在進行中)。

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