おれは一万石シリーズに江戸暮らしを思ふ

図書館で出会った、おれは一万石シリーズ。

一万石という、一石でも欠けたら大名から旗本転落というギリギリ小大名な他家に婿入りした次男坊殿が奮闘するという、江戸後期を舞台にしたファンタジー。将軍は家斉の頃かな。

ファンタジーではあるんですが、最初の数冊は、ほぼほぼ商人向けなお使いクエストをこなし、内外の反対勢力に嫌がらせを受けては凌ぎ、凶作の中で一揆が起きて・・と、気が休まる暇がありません。チート感満載のご都合が良い異世界系とはやはり違うところが魅力。

既刊が20冊ほどあるようですが、現在は8冊目。段々と登場人物達に感情移入して勢い付いてきました。海外ドラマを続けて観てしまう感じと同じですね。

これまでも江戸の職人とかが主人公の人情小説や、剣豪小説などは定期的に読んできたのですが、曲がりなりにも小大名が主人公・・というのは実に新しいかも、です。

ツンデレの妻とか、浪費家の姑とか、が果たして更生するのか・・も大変気になるので、暫くはハイペースで既刊を追いかけることになりそうです。